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【Match Report】U-16日本代表地元ヨルダン代表に勝利し4連勝でAFC U17アジアカップ予選を突破
2022年10月10日
ヨルダンで開催されているAFC U17アジアカップ予選(FIFA U-17ワールドカップに向けたアジア1次予選)に参加しているU-16日本代表は10月9日(日)に最終戦、地元ヨルダン代表との試合に臨みました。
日本はすでに予選突破が決定している状況ですが、必ず勝利してこの予選を締めくくろうと試合に臨みます。
予選突破に向けて勝利するしかないヨルダン代表にロングボールから起点を作られると、最後はクロスバー直撃のシュートを放たれるなど、序盤は危険なシーンを作られます。日本も徐々に落ち着きを取り戻し、ボール保持率を上げて試合の手動権を握りますが、相手の固いブロックを作る守備にチャンスを作れません。
試合が動いたのは前半28でした。この日は左サイドバックに入った吉永夢希選手(神村学園高)が縦へ突破すると、グラウンダーのクロスにFWがゴール前に飛び込むと、最後は相手DFが触りオウンゴール。日本が先制点を挙げます。
さらに39分には右サイドバックの柴田翔太郎選手(川崎フロンターレU-18)が縦に抜け出し鋭いクロスを上げると、ニアサイドに飛び込んだ道脇豊選手(ロアッソ熊本ユース)が頭で合わせ追加点。両サイドバックのサイド攻撃から2得点を奪い前半を終了します。
後半は逆転を目指す相手が徐々に圧力を強め、ロングボールやセットプレーからピンチを迎えますが、前の試合に続きゴールマウスを守るGK後藤亘選手(FC東京U-18)を中心に得点を許さず、また前線や中盤のプレスを緩めず相手に主導権を譲りません。終盤は足が攣る選手が出るなど、両チーム疲れが見え始めますが、なんとか2点のリードを守り抜き、試合終了。地元ヨルダンとの厳しい試合を制し、4戦4勝のグループ首位で予選突破を決めました。
フィリピン、トルクメニスタン、シリア、ヨルダンという難敵が揃ったグループでしたが、振り返ると4勝15得点0失点と、良い結果で予選を終えました。
また新型コロナウイルスの影響もあり、海外経験が豊富とは言えないチームでしたが、中東のアウェーの地で試合を重ねるごとにたくましく成長する選手達の姿が印象的でした。チームは来年の春に行われるAFC U17アジアカップに出場し、FIFA U-17ワールドカップの出場権獲得を目指します。
選手コメント
DF #2 柴田翔太郎 選手(川崎フロンターレU-18)
今日の試合は予選突破が決まった中での試合でしたが、ヨルダンは勝てば一次予選突破という状況でしたし、試合前に森山監督から「最終予選(AFC U17アジアカップ本戦)で戦えるのは俺だ、ということをアピールしてほしい」という話があり、絶対にやってやるという想いで臨みました。アシストのシーンは自分の武器である一対一の仕掛けからクロスを上げられたので良かったです。また決めきってくれた道脇選手に感謝したいです。
チームとして全勝で一次予選を突破することができ、また無失点で終われたのは良かったと思います。個人としては後半にミスが増えたりと、ワールドカップで戦うには全く満足出来る結果では無いのでチームでも活躍し、アピールしたいと思います。
FW #9 道脇豊 選手(ロアッソ熊本ユース)
一次予選の最後の試合を2対0で勝つことができたのでよかったです。
個人として、得点できたのですが、まだ得点をするチャンスはあったので、そういった一つ一つのチャンスをものにできるように、ゴールへの執念や泥臭くゴールを目指す気持ちをさらに持ちプレーしていきたいです。
チームとして、4連勝、無失点でこの一次予選を終えることができ、チームとして成長することができたのでよかったです。
こういった国際大会での経験は自分の成長につながると思うので、この経験を生かしてこれからも頑張っていきたいです。
フルマッチ
YouTube(Jordan Football):Jordan vs Japan | AFC U17 Asia cup Qualifiers 2023
AFC U17アジアカップ2023予選
大会期間:2022年10月1日(土)~2022年10月9日(日)