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藤枝フットボールクラブが初優勝! JFA 第10回全日本O-40サッカー大会

2022年11月08日

藤枝フットボールクラブが初優勝! JFA 第10回全日本O-40サッカー大会

JFA 第10回全日本O-40サッカー大会は11月7日(月)、大会最終日が行われ、藤枝フットボールクラブ(開催地/静岡)が初優勝を果たしました。

準決勝は、2試合共に接戦となりました。藤枝と広島フォーティーズ(中国/広島)の対戦は、0-0でハーフタイムを迎えました。藤枝が押し気味に進めるものの広島も粘り強く守り、対抗します。それでも後半開始6分で藤枝が先制すると、それが決勝点となりました。もう一試合、SOL TODA(関東2/埼玉)は、いわきシニアFC(東北1/福島)を相手に1-0で試合を折り返すと、後半にも1点を追加。どちらにとっても初進出となる決勝には、SOL TODAが駒を進めました。

決勝も、緊張感あふれる一戦となりました。SOL TODAは突破力ある2トップにボールを入れるか、最終ラインの裏へと走らせることを狙います。対して藤枝は、パスワークを生かした攻略を目指しました。センターフォワードの杉山和弘選手に縦パスを入れることも多い藤枝は、このパターンから試合を動かします。下がってきた杉山選手が縦パスを受ける瞬間、入れ替わるように井口大輔選手が前方へダッシュ。するとセンターバックの間へと杉山選手からパスが出て、受けた井口選手が冷静にゴール右隅を射抜きました。

後半に入るにあたり、追うSOL TODAは3人を交代。2トップの下に選手を置く形に変更して、反撃を狙います。しかし、藤枝が動かすボールを奪うことができず、苦しい時間が続きました。SOL TODAは2人同時交代などさらにカードを切っていきますが、効果的な攻めにつながりません。藤枝も懸命にボールをつなぎ、最後まで走って体を張り、1点差で勝ち切りました。

選手コメント

杉山和弘 選手(藤枝フットボールクラブ)
この大会に懸けて1年間やってきたので、涙が込み上げてきてしまいました。毎年手応えはあるのですが、5試合勝ち抜くというのは難しいもので、まずは鬼門である準決勝で勝ち切れたのが良かったです。最後は気持ちの勝負ですし、相手も勝利を狙ってくるので、本当に紙一重の差です。厳しい試合もありましたが、総合力で勝ってきました。誰かの力ではなく、チームが一体になっての優勝だと思います。今日はゆっくりとおいしいお酒でも飲んで、連覇など次のことはまたそれから考えたいと思います。

井口大輔 選手(藤枝フットボールクラブ)
優勝を決める決勝点は、杉山さんからのパスが良かったので、僕は決めるだけでした。みんながつないでくれるパスがすべてだと思います。ここまでくると、気持ちの面が大きいと思います。最後の場面でも、ひっくり返されないようにボールをキープしようと思って懸命に走りました。自分で得点を取れていたので、体も動きました。僕は今回が初出場だったのですが、全国大会は雰囲気も違うし、優勝は良いものですね。

長瀬博一 選手(SOL TODA)
藤枝さんは良いサッカーをしていましたし、全国に来るとレベルがワンランク上がるので、決勝は大変な試合になりました。優勝を狙う流れに乗っていたのですが、負傷者が出たり、来られなかった選手もいて、どのチームも事情は一緒だと思うものの難しいところでした。関東予選も全国大会とほぼ変わらないレベルにあるので、あとは運と気持ち次第だと思います。来年またチャレンジして、今度は全国で一番を取れるように頑張りたいです。

政信博之 選手(広島フォーティーズ)
目標の決勝ラウンドに進めて、もう一つ上に行きたかったのですが、静岡のチームとの力の差を感じました。それでも持っている力は十分出せましたし、精いっぱいできたと思っています。私たちのチームは60代まであるので、何年も長く一緒にやろうという気持ちでやっています。こういう場所で結果を出せばみんなの目標になるし、来年から入ってくる若い選手たちも応援してくれていました。中国地方もレベルが上がっているので、シニアサッカーを盛り上げられればと思っています。

JFA 第10回全日本O-40サッカー大会

日程:2022/11/5(土)~2022/11/7(月)
会場:静岡県藤枝市/藤枝総合運動公園(サッカー場、陸上競技場、多目的広場)、藤枝市民グラウンドサッカー場

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