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SAMURAI BLUE、ドイツ代表戦へ向けて攻撃練習を中心に調整

2023年09月07日

SAMURAI BLUE、ドイツ代表戦へ向けて攻撃練習を中心に調整

SAMURAI BLUE(日本代表)は9月6日(水)、3日後の9日(土)に行われるドイツ代表との国際親善試合へ向けてドイツのヴォルフスブルクで練習を行いました。

雲一つない青空の下で午後の遅い時間でも肌を刺すような強い陽射しが降り注ぐなか、ドイツ合宿3日目となったこの日の練習では、チームは主に攻撃の練習に取り組みました。

ボール回しやスプリントなどで体をほぐした後、狭いエリアで5対5にフリーマン1人をつけた対人練習を実施。タッチ数に制限を付けて、素早い切り替えやサポートを意識しながらボールを追いました。

その後、ハーフコートで最終ラインからサイドへボールを出してシュートに持ち込む形をチェック。中盤での経由を変えてバリエーションを加えながら展開し、選手たちは繰り返しゴールネットを揺らしていました。

また、6対6にフリッカー役の選手2人をつけて、ゴールを背にして相手から奪ったボールを前へ運ぶことを意識して、シュートまで持ち込む形に取り組みました。フリッカー役の選手以外はポジションごとに3人を並べた選手の組み合わせを変えながら、動きの確認に時間を割きました。

一時間半ほどで全体練習を終えると、選手たちはそれぞれで個人練習に移行しました。

前田大然選手(セルティック)と鎌田大地選手(SSラツィオ)は会話しながらジョギング。板倉滉選手(ボルシアMG)や橋岡大樹選手(シントトロイデンVV)ら守備陣は、齊藤俊秀コーチのアドバイスを受けながら、サイドからのクロスボールをヘディングで跳ね返す動きをチェックしました。

また、攻撃陣は名波浩コーチと前田遼一コーチが見守る中、伊東純也選手(スタッド・ランス)や三笘薫選手(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC)らが左右から送ったクロスボールに合わせて浅野拓磨選手(VfLボーフム)や堂安律選手(SCフライブルク)らがゴールを狙うシュート練習を繰り返していました。

最後までピッチに残ったのは谷口彰悟選手(アルラヤンSC)、田中碧選手(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)と守田英正選手(スポルティングCP)でジョギングでこの日の練習を締めました。

カタールリーグでプレーする谷口選手は、「太陽が出ているうちにトレーニングできるのは久々なので気持ちいい」と笑顔を見せ、アウェイでドイツ代表と対戦できることに「これ以上ない機会。自分たちがどれぐらい成長しているかを図れる。しっかり準備して、良い形で臨みたい」と意気込んでいました。

チームは明日7日(木)、8日(金)と調整を続けてドイツ戦に備えます。試合は9日(土)にフォルクスワーゲン・アレーナで行われます。なお、日本代表はその後、ベルギーへ移動して12日(火)にキリンチャレンジカップ2023でトルコ代表と対戦します。

選手コメント

GK 大迫敬介 選手(サンフレッチェ広島)
前回久しぶりにフル代表としてエルサルバドル戦に出て、相手が一人少ない状況ではありましたけど結果を出すことができて、自分も自信を深められたので、またドイツの地に来て日本とは違う環境でやるのは全然違う試合だと思います。自分の経験値や成長につなげるためにも、チャンスがあれば結果で応えたい。短い期間ですが、一日一日練習で自分をアピールしていければと思っています。チームにはワールドカップを経験した選手も多いですし、相手は今、チームを作っている状態で新しい新加入の選手が多いというのも聞いていますが、ドイツ自体はレベルが高いですし、ワールドカップで僕たちが勝っている分、2回同じ相手に負けないように来ると思います。そういうところで日本代表としても負けないで、結果を出せればさらに評価が上がると思います。

DF 谷口彰悟 選手(アルラヤンSC/カタール)
ドイツと対戦するのに、これ以上ない機会です。僕らは受け身にならずに、いかに自分たちから主導権を握ってやっていけるかが一つのテーマになっています。主導権を握るといってもボールを持っているときだけがすべてではないですし、守備のときにも自分たち主導でどう追い込んでいくのか、どう網にかけてカウンターを発動していくのかというところは、非常に大きなポイントになると思うので、攻撃だけでなく守備のところも整えて、挑まないといけないと思っています。個人的には、前回出ていないので、自分がどれくらいできるか楽しみな部分があります。チャンスがもらえたら、臆することなく自分たちに自信を持って、積極的に臨みたい。いつ出てもいいような準備はこれまで通り、常にやるつもりです。

DF 森下龍矢 選手(名古屋グランパス)
今回も代表活動に参加できて、レベルが高い中でプレーできることを本当にうれしく思います。改めてJリーガーとして海外に来ることができるということがすごく刺激的ですし、こっちを本拠地にしてプレーしている選手ばかりなので、そこからどれだけいろんなものを盗めるかというのが僕の今回の合宿の大事なところになると思っています。練習に臨む準備も、本当に一流の選手たちなので全然違いますし、僕もそこに食らいついていくというか、新しい学びを得ながらやっていけているので、すごく充実しています。ドイツは手堅い、うまい、間違えない、それが高いレベルで表現されているなというような、そういう印象を受けます。ワールドカップのドイツ戦は、前半で得た課題をしっかり後半にアジャストしてプレーしている姿がすごく印象的だったので、今回、僕たちのやり方とか、相手の出方もありますが、やっぱりうまくいくことばかりじゃないと思うので、途中でどれだけチーム全体が出た課題に対してアジャストしていけるかは大事になると思います。

MF/FW 古橋亨梧 選手(セルティック/スコットランド)
自分のコンディションは悪くありません。いい準備はできていると思いますし、チームを助けられるよう、ゴールできるようにしたいと思っています。ワールドカップでのドイツ戦は純粋に勝ってほしいと、一サッカーファンとして応援していました。本当にいいものを見せてもらいましたし、僕の中ですごく刺激をもらったので、そこから一段階、僕は成長できたと思っています。それをしっかり試合で表現して、1点でも多くチームのために取れたらなと思いますし、得点だけでなく、守備からもチームを助けるように走って、チームのために勝つためにプレーできたらと思っています。まずは持ち味である背後の抜け出しを狙いながら、流れの中で相手の前でプレーすることも、ビルドアップに参加してみんなとつながって攻撃していくことも、チャンスで抜け出すこともあると思うので、どれにも対応できるようにいい準備をしたい。いい試合にできると思うので、見てくれる皆さんにいいものを届けられるように頑張りたいと思います。

MF/FW 堂安律 選手(SCフライブルク/ドイツ)
今回のドイツ戦は個人的にも楽しみですし、向こうはかなり焦りやプレッシャーがある中で、戦ってくると思います。(最近の試合で)彼らも勝てていないですし、プラス、対日本でかなり球際は押し込んで来るんじゃないかなと思います。立ち上がりの5分、10分で押されてしまうとやり返すのが難しい展開になるので、五分五分の入り方ができればかなり良い試合になると思います。僕らは3月、6月と積み上げてきたものもありますし、3月での反省を6月に生かして、いいものになってきたと思います。僕らのポゼッション率を5~6%上げていくことは必要ですが、点が取れるシンプルなやり方は忘れてはいけないと思っています。ワールドカップで何が通用したかは忘れずに、自分たちがボールを奪った後に前にボールをつけることは忘れてはいけないと思っています。

MF/FW 田中碧 選手(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ)
久々の怪我だったのでちゃんと治すことと、試合で痛みがなくやれることをやってきました。最初は少し試合の入りなど難しいところもありましたが、もう慣れてきています。今回のドイツ戦は、ワールドカップとはまた違う戦いをしたいと、みんな思ってると思います。自分たちが主導権を握って戦うことに、より重きをおいてトライしていきたいっていうのはあります。自分たちが勝った経験は、少なくともポジティブな経験にはなっていて、いろんな意味で自分たちの大きな力になると思うので、自信を持ってやれるものを出すだけかなと思います。世界的に見てドイツは強いチームですが、そういう結果を繰り返し出していくことが自分たち、日本が強い国になるための第一歩になると思います。継続できるかどうか。勝つことで得られた経験値はあると思うので、そういうのを通してより成長していくことが、日本として必要なことだと思います。

国際親善試合

2023年9月9日(土) 20:45 キックオフ予定(日本時間 9月10日(日) 3:45)vs ドイツ代表
会場:ヴォルフスブルク(ドイツ)/フォルクスワーゲン・アレーナ
大会情報はこちら

2023年9月12日(火) 14:20 キックオフ予定(日本時間 9月12日(火) 21:20)vs トルコ代表
会場:ゲンク(ベルギー)/セゲカ・アレーナ
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