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【Match Report】U-16日本女子代表 JFAアカデミー福島とトレーニングマッチを実施、年内の活動を終える
2023年11月04日
U-16日本女子代表は、トレーニングキャンプ4日目を迎え、11月2日(木)にJFAアカデミー福島EAST U-14と30分×3本のトレーニングマッチを実施しました。
15:30キックオフで始まったトレーニングマッチ第2戦。開始早々3分、セットプレーから先制点を許します。続く14分にもゴール前をワンツーで抜け出されシュート、0-2とされます。
2本目に入り42分には、3点目の失点を喫します。相手のスピード、寄せの速さに苦戦するも、徐々に慣れてきて、攻撃のチャンスを作り出します。45分、相手のパスをカットした伊勢はな選手がゴール前までドリブルで持ち込みシュートを放つも、ゴール上に外れます。続く47分、中盤で松浦芽育子選手からのパスを受けた佐藤マリー奈々美選手が相手DFからのプレッシャーを受けながらもシュートを放ちますが、これもゴール左に外れます。
3本目に入り、まずは1点を取りたい日本。チャンスを作り出しますが、なかなか点を決めることができません。試合終了間際の87分、中盤の榊愛花選手から古田麻子選手がパスを受けた際に相手のファールを受け、ゴール右でFKのチャンスを得ます。眞城美春選手があげたクロスは、一度は相手GKに阻まれるもこぼれたところを佐藤ももサロワンウエキ選手が詰めてシュート、1-3とします。試合はこのまま1-3のスコアで終了しました。
翌日3日(金)の午前は、リカバリー中心のメニューとなりました。6グループに分かれてサッカーバレーを行い、心身ともにリフレッシュし、この活動を終えました。2024年4月にインドネシアで行われるAFC U17女子アジアカップまで残り半年を切りました。年内最後の活動を終えた選手たちは、自分たちの所属チームに戻り、各種冬の全国大会を戦っていきます。
選手コメント
GK 足立楓 選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18)
初めに、このトレーニングキャンプに参加させていただき、感謝しています。質の高い練習ができたこと、技術力の高い選手たちとプレーできたことなど、たくさんの刺激を受けました。
トレーニングマッチでは、いつも準備・予測することを意識して取り組むことができました。しかし、相手のプレスが速かったため、全体的にビルドアップがうまくいかなかったり、試合の振り返りをしてみると、たくさんの課題が見つかりました。その課題をチームに持ち帰り、苦手を得意に変えていきたいと思います。
このキャンプを通して、自分の弱みや強みを知ることができたので、今後自分がどのような取り組みをするのかが大切だと思いました。また次も選んでいただけるようにもっと努力していきたいと思います。最後に、このキャンプに参加できたのは、たくさんの方々の支えがあったからこそなので、感謝の気持ちを忘れずにしていきたいです。
GK 瀬戸如紗 選手(マイナビ仙台レディースユース)
今回、初召集させていただきレベルの高い選手達と質の高い練習ができてとても感謝しています。
2日のトレーニングマッチは、3対1で敗北してしまいましたが、男子中学生相手に1点を決められたのは、良かったと思います。最初の方は、自陣でプレーすることが多かったですが、相手が疲れてきた時などでは、ビルドアップでボールをつなげて、ゴールに向かう回数が増えたのは良かったと思います。 そして、個人としての出場時間は短かったですが、ビルドアップや声かけでチームに貢献できたと思います。ですが、火曜日も今回も失点してしまったことがとても悔しかったです 。
この活動で学んだこと、経験したことを自チームでも継続して、さらに成長していきたいです。
FW 佐藤ももサロワンウエキ 選手(大商学園高校)
今回のキャンプでは、前回のキャンプに比べて、攻守において自分のプレーを出すだけではなく、味方の特徴や良さを考え、それを引き出せるように考えながらプレーすることを意識しました。アカデミー福島U‐14との試合では、3点のビハインドがある中での出場だったので、攻撃の選手を中心に守備ではハイプレス、攻撃ではゴールへ向かうプレーを増やせるように共通意識をもって挑みました。相手の強い球際やスピードに苦戦しましたが、少しの隙を突けるように背後への駆け引き、ボールを引き出すアクションを増やせたことで、前線で起点を作って攻撃に繋げることができ、ゴールに向かうシーンを作り出せたと思います。しかし、チャンスに比べてゴールが少ないところはチームとしての課題だと思うので改善していけるようにしたいです。個人的には、攻撃での判断の部分と質、そして攻守において連続的なスプリントが課題だと思うので日常からこれまで以上に意識してプレーしたいです。
今回のキャンプでは、前回よりできたことが多かったように感じていますが、それによって課題がもっと明確になったので、課題の部分について深く考え向き合っていきたいです。できたことはもっと高い基準で、世界に通用するものにできるようにしていきます。