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FC東京がアウェイで逆転勝利 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024第7節

2024年05月20日

FC東京がアウェイで逆転勝利 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024第7節

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024EASTは5月18日(土)、19日(日)に第7節を開催し、各地で熱戦が展開されました。19日の尚志高校第3グラウンド(人工芝)では、尚志高校(福島)とFC東京U-18(東京)が対戦。タフな攻防を繰り広げました。

ピックアップマッチ

尚志高校 1-2(前半1-0、後半0-2) FC東京U-18

共に前節勝ち切れず、絶対に落としたくないという気持ちで臨んだこの試合。先手を取ったのはホームの尚志でした。「今年のリーグ戦で一番良い試合の入り方ができた」と振り返ったのはFW長坂隼汰選手(#14)。開始5分、連続攻撃からDF市川京志郎選手(#22)のパスを受け、「思い切って強く振り切った」右足シュートで見事に先制点を奪います。

その後は一進一退の攻防の中から徐々にFC東京も巻き返しますが、ゴールを奪うことはできずに前半を折り返します。佐藤由紀彦監督は「初めて先発する選手もいる中で、最初はうまくいかない部分も多かった」と前半を振り返り、初先発となったMF二階堂凛太郎選手(#34)も「最初は緊張してしまった」と言います。

ただ、「前半は良い入りができなかったけれど、後半の入りは逆に良くできたことが大きかった」と二階堂選手が振り返り、尚志の仲村浩二監督が「あそこが本当に良くなかった」と言うように、後半の立ち上がりに明暗が分かれます。52分、FC東京は尚志の縦パスをインターセプトした流れからのカウンターで、最後は二階堂選手のパスを受けたMF田中希和選手(#38)が右足シュートを突き刺し、同点に追いつきます。

さらに64分には再びカウンターから二階堂選手の裏へのロングボールを受け取ったFW尾谷ディヴァインチネドゥ選手(#18)が抜け出して冷静に左足シュートを決め、2-1と逆転に成功しました。

その後は尚志が反撃を見せ、相手を押し込み続ける時間帯もつくりましたが、FC東京は「本当にみんなの気持ちが入っていた」とGK後藤亘選手(#1)が振り返ったように、体を張った粘り強い守りでこの時間もしのぎ切ります。「勝ちがなくなると、どうしても迷いが出てしまう。今日は絶対に勝ち点3が必要だった」(佐藤監督)というFC東京が粘りの勝利。アウェイで見事な逆転勝利を飾りました。

監督・選手コメント

仲村浩二 監督(尚志高校)
先制点を奪えたのは良かったと思います。ただ、そのせいで少し弱気になってしまった面もあったかもしれません。押し込まれる時間をつくられることは覚悟していましたが、悔しいですね。完敗という内容ではないだけに、余計に悔しい気持ちがあります。DFの選手が疲弊させられているのは分かっていたので、もっと早く交代の決断をするべきでした。自分のベンチワークも反省しないといけないと思っています。

FW #14 長坂隼汰 選手(尚志高校)
後半は足が止まったところで失点した上に、さらに連続失点してしまったのは本当に良くなかったと思います。自分のゴールの場面は、市川選手にボールが来たところをマイナスで待つ感覚で、ボールが来たあとはしっかり振り抜きました。自分がフリーなのも分かっていたので、落ち着いて蹴れたと思います。7試合目で初ゴールは本当に遅いと思っていますけど、これからどんどん爆発していけるようにもっと頑張っていきたいと思います。

佐藤由紀彦 監督(FC東京U-18)
勝ち点3にこだわる試合をしようと思っていました。どんなに内容が悪くないと言ったところで、勝ち点3獲得に優る薬はありません。選手たちは前向きに、積極的にやってくれていますし、前節も非常に良いプレーは出ていました。今回の一戦の立ち上がりの内容は正直に言って予想外の部分もありましたが、ハーフタイムには「この一週間、やってきたことを思い出そう」という話をして後半は選手たちが出してくれたと思います。

MF #34 二階堂凛太郎 選手(FC東京U-18)
初めてスタメンで出たので、最初は難しい部分もありました。(決勝点のアシストは)トラップがうまく決まって、尾谷選手が動き出すのも見えていたし、このグラウンドはボールが止まるのも分かっていたので、遠目のスペースに落とす感覚で出しました。アシストになって良かったです。苦しい時間もありましたが、絶対に勝つんだという気持ちをみんなが持っていたし、球際の部分で戦う気持ちも全員が持っていたと思います。

その他の試合結果

EAST
鹿島アントラーズユース 1-0(前半0-0、後半1-0) 昌平高校
流通経済大学付属柏高校 2-1(前半2-0、後半0-1) 川崎フロンターレU-18
横浜FCユース 2-1(前半0-1、後半2-0) 前橋育英高校
青森山田高校 0-0(前半0-0、後半0-0) 大宮アルディージャU18
市立船橋高校 0-2(前半0-1、後半0-1) 柏レイソルU-18

WEST
神村学園高等部 2-2(前半0-1、後半2-1) ヴィッセル神戸U-18
ファジアーノ岡山U-18 1-1(前半1-0、後半0-1) 鹿児島城西高校
帝京長岡高校 1-6(前半1-3、後半0-3) 大津高校
サンフレッチェ広島F.Cユース 3-2(前半1-1、後半2-1) 名古屋グランパスU-18
サガン鳥栖U-18 1-1(前半0-0、後半1-1) 静岡学園高校
米子北高校 3-2(前半0-1、後半3-1) 東福岡高校

高円宮杯 プレミアリーグ 大会公式X

大会期間:2024年4月6日(土)~2024年12月8日(日)
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