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U-16日本代表候補 国内トレーニングキャンプ活動レポート
2020年07月26日
7月22日(水)より活動を再開したU-16日本代表は、11月のAFC U-16選手権バーレーン2020に向けて37名の候補選手を招集し、千葉県千葉市に新設された高円宮記念JFA夢フィールドでトレーニングキャンプを実施しています。
5日目となる7月25日(土)は、当初、対外試合を実施する予定でしたが、新型コロナウイルスの拡大状況に鑑み、対外試合を急遽とりやめ、紅白戦を行いました。
午前中のミーティングでは、小粥智浩コンディショニングコーチから各選手のデータやフィジカル強化の重要性について、午後の紅白戦前のミーティングでは、昨年のU-17ワールドカップなどの試合映像を見ながら、チームとして目指すサッカーを改めて共有し、紅白戦に臨みました。紅白戦ではチームを3つに分け、30分1本の総当たり戦の形で行い、選手も実戦に近い熱気と緊張感を持ち、ゲームに臨みました。
関係者が見守る中、選手たちはメンバー入りに向け、積極的なプレーを見せます。ミーティングでも強調された攻守の素早い切り替えの部分を意識したゲームが続きます。またピッチ外でも選手同士積極的に話し合い、選手間で状況を打破、改善する姿勢が印象的でもあり、頼もしさも見られました。
11月に迫ったAFC U-16選手権バーレーン2020へ向け、候補選手のコンディションの把握や、チームとしての課題など多くの収穫のある活動となりました。
若き日本代表候補選手たちもAFC U-16選手権の最終メンバーに食い込むため、チーム内競争もこれからさらに加速していきます。
監督・選手コメント
森山佳郎 監督
昨日の紅白戦でも得点がたくさん入り、見応えがある一方、守備の緩さなどチームの課題も多く見つけることができました。
残念ながら2名の選手が怪我により離脱しましたが、コロナウイルスの懸念もある中で活動を終えることができました。
選手にも刺激を与えられたと思いますし、新しい選手も出てきて収穫のあるキャンプでした。
一方、チームとして今年は大会を経験できておらず、カウンター1発や1回のミスで負けてしまう怖さなど、大会でしか得にくい経験が不足しているのは懸念です。
またコンディションも選手によって差がある状況なので、11月の本番までに90分ゲームの体力が養えるように所属チームで出場機会を得てほしいと思います。
各選手が日常から意識高く取り組み、引き続き成長してくれることを期待します。
DF 池谷銀姿郎 選手(横浜FCユース)
様々な方のサポートにより合宿ができたこと、のびのびサッカーができることに感謝します。
その上で、僕は前回の活動(1月トルコ遠征)に招集されず日本にいました。その期間や、コロナウイルスの影響による自粛期間も、昨年末のスペイン遠征で出た自身の課題や現状の課題を修正し、トルコ遠征に呼ばれた選手との違いを見せてやる、「やっぱり銀だな」と思われるようにと、意識を変えて取り組んでいました。
そして今回のキャンプでは、強みのヘディング、声、ロングフィードなど多く表現することが出来ました。ただ、インターセプトの回数がまだ少なかったり、スライドの部分などを見ていくと、まだ世界と戦えません。
これらの課題を埋める為に、予選までの残り4ヶ月、成長した姿を仲間やスタッフ、様々な方に感じて貰い、そして、昨年のAFC U-16選手権予選のように左腕にキャプテンマークを巻き、チームを助けられるセンターバックになります。
DF 齋藤晴 選手(JFAアカデミー福島U18)
この状況の中サッカーを全力でプレー出来ていることに感謝しています。
今日は疲労が溜まってきている中での紅白戦でしたが、皆が疲れを感じさせない雰囲気でプレー出来ていました。今回の目標であるクオリティは良くなってきたと実感しましたが、もっともっと動いてインテンシティを上げていかないとアジアチャンピオンにはなれないと思いました。自分のチームに帰ったら自分の足りないところを埋めて、高いクオリティとインテンシティで日々の練習に取り組みたいです。
MF 大迫塁 選手(神村学園高)
今日は3チームに分かれて紅白戦を行いました。前々日に行った15分の紅白戦では、自分自身の課題というものがはっきりと把握することができました。今日は30分ハーフでの紅白戦でしたが、ボールへの関わりの部分や、守備の面でも、前回より改善することができたので良かったです。
11月の最終予選が4ヶ月後に迫っています。長い期間活動ができていなかったため、準備の面で簡単ではない状況になっていますが、チーム全体でよりレベルアップをして、最終予選に万全の状態で臨めるように、頑張っていきます。
MF 桒原陸人 選手(ガンバ大阪ユース)
今日は前回よりも長い30分×3本の紅白戦を行いました。
個人としては30分×2本に出場し、インテンシティとプレーのクオリティ、自分達がボールを支配する時間を長くするというところを意識してプレーしました。明日の最後のトレーニングでは、もっとゴールに直結するような決定的なプレーを増やしていきたいです。
チームとしては2本ともラストプレーで失点してしまった事が反省点で、状況に応じたプレーや高い集中力を最後まで保ち続けることが課題です。
このU-16日本代表でも絶対的な選手となりAFC U-16選手権を連覇し、アジアチャンピオンとして来年のFIFA U-17ワールドカップに出場したいです。
スケジュール
7月22日(水) | PM | トレーニング |
---|---|---|
7月23日(木) | AM/PM | トレーニング |
7月24日(金) | PM | トレーニング |
7月25日(土) | PM | トレーニング |
7月26日(日) | AM | トレーニング |
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
※全チームスタッフ、選手は集合時にPCR検査を実施します。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一般の方におかれましてはトレーニングの見学は一切できません。
※選手やスタッフによるサイン、握手、写真撮影、プレゼント受け渡し等の対応も自粛させていただきます。
皆さまのご理解とご協力を、よろしくお願いいたします。
AFC U-16選手権バーレーン2020
大会日程:2020年11月25日(水)~2020年12月12日(土)
グループステージ第1戦:11月27日(金) vs.U-16中国代表
グループステージ第2戦:11月30日(月) vs.U-16サウジアラビア代表
グループステージ第3戦:12月3日(木) vs.U-16インドネシア代表
準々決勝:12月6日(日) ※GroupCの1位または2位
準決勝:12月9日(水)
決勝:12月12日(土)
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