11月に開催予定のAFC U-16選手権バーレーン2020に向け、U-16日本代表が活動をスタートしました。

U-16日本代表は中国、サウジアラビア、インドネシアとグループステージで対戦が決定しており、大会上位4チームに与えられるFIFA U-17ワールドカップの出場権獲得を目指して活動を行っています。前回7月に実施したキャンプには37人が参加しましたが、今回は28人に人数を絞り、チーム作りや大会をより意識したトレーニングキャンプとなります。

新型コロナウイルス感染症対策として、集合時に全てのスタッフ、選手がSmartAmp法検査を実施し、全員の陰性を確認した上で8月19日(水)に活動を開始しました。オープニングミーティングでは森山佳郎監督からU-16日本代表の目標やチームコンセプトが共有され、AFC U-16選手権に向けチームとしての気持ちを高めその後のトレーニングに臨みました。

感染予防対策として、食事会場での会話制限や他の選手の部屋への出入り禁止など、選手間の交流がしにくい状況ですが、20日(木)に午前・午後の2部トレーニング、21日(金)は夜のトレーニングでゲーム形式のトレーニングを行うと、お互いに声をかけながら生き生きとプレーする選手たちの姿が見られました。22日(土)にトレーニングマッチを行うこともあり、守備やセットプレーの確認など、より実戦を意識したトレーニングが多く、選手たちは緊張感を持ってトレーニングに臨んでいます。

キャンプを行っている高円宮記念JFA夢フィールドでは、海外でプレーする日本代表選手たちが帰国中の個人トレーニングを行うことも多く、今回も長友佑都選手、権田修一選手、冨安健洋選手が隣のピッチで個人トレーニングを行っていました。サプライズゲストとしてU-16日本代表のトレーニングにも来てもらい、これまでの多くの経験や、この年代で重要なこと、何より意識を高く保つことの重要性など、様々なアドバイスが送られ、16歳の若い日本代表選手たちも良い刺激を受けている様でした。

トレーニングキャンプは22日(土)にトレーニングマッチを行い、23日(日)に最終日を迎えます。

選手コメント

DF 池谷銀姿郎 選手（横浜FCユース）
今回、新型コロナウイルスの影響で、キャンプを実施できるかどうかの瀬戸際で、このキャンプが実現できたこと、様々な方のサポートのもとでキャンプができていることに感謝します。その上で、前回の課題として出た守備のスライドに関しては、前回より意識的に取り組みました。紅白戦も通じて更なる修正をしてきました。そして今日の試合、まずは無失点の意識を強めて行きたいです。僕は対人には自信があるので、個人だけでなくチーム全体を助けていけたら良いと思います。そして僕の最大の武器であるヘディングで攻守ともに貢献していきたいです。また、今回怪我で参加できなかった選手の分まで体を張って行きたいです。

MF 桒原陸人 選手（ガンバ大阪ユース）
まずは新型コロナウイルスの影響で今回の合宿も中止になるかもしれないという中、たくさんの方々の協力で合宿をスタート出来たことに感謝しています。今回は鹿島アントラーズユース、柏レイソルU-18との試合に向け、一昨日の紅白戦からチームメンバーを固定し、積極的にコミュニケーションを取りながらトレーニングしてきました。特に昨日のセットプレーのトレーニングは全員が声を出して良い雰囲気で出来たと思います。今日の試合では、個人的には運動量をいかして攻守に関わり続けること、得点に関わること、1対1は絶対に負けないということを意識していきたいです。また、チームとしてはAFC U-16選手権での厳しい戦いを想定し、球際やゴール前の攻防の激しさでは絶対に負けないように強い気持ちを持って臨みたいです。

スケジュール

※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
※全チームスタッフ、選手は集合時にSmartAmp法検査を実施します。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一般の方におかれましてはトレーニングの見学は一切できません。
※選手やスタッフによるサイン、握手、写真撮影、プレゼント受け渡し等の対応も自粛させていただきます。
皆さまのご理解とご協力を、よろしくお願いいたします。

AFC U-16選手権バーレーン2020

グループステージ第1戦：11月27日(金) vs.U-16中国代表
グループステージ第2戦：11月30日(月) vs.U-16サウジアラビア代表
グループステージ第3戦：12月3日(木) vs.U-16インドネシア代表
準々決勝：12月6日(日) ※GroupCの1位または2位
準決勝：12月9日(水)
決勝：12月12日(土)

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