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U-19フットサル日本代表候補 新体制後初のトレーニングキャンプを立川・府中アスレティックFCとのトレーニングマッチで終える

2020年10月15日

U-19フットサル日本代表候補 新体制後初のトレーニングキャンプを立川・府中アスレティックFCとのトレーニングマッチで終える

10月12日(月)より始動したU-19フットサル日本代表候補は2日目に2部トレーニングを実施し、最終日となる3日目にはFリーグ所属の立川・府中アスレティックFCとトレーニングマッチを行い、3日間の充実したトレーニングキャンプを終えました。

2日目の2部トレーニングでは各セッションの冒頭はGK(ゴールキーパー)とFP(フィールドプレーヤー)が分かれてスタート。今回招集された3名のGK(成田宇弘選手・中野杏慈選手・物部呂敏選手)が内山GKコーチによるGKに特化した専門的なメニューに取り組みました。GKトレーニングを通して日本代表のGKとして求められる基準に到達できるよう3人で声を掛け合い一体となって精力的にハードなトレーニングに臨みました。その間、FPの選手は木暮監督が用意した映像を用いたビデオミーティングに参加してチーム戦術の理解を深め、初日にできている部分と課題となっている部分を頭に入れた上でトレーニングへ向かいました。

全体のトレーニングではウォーミングアップ終了後、事前に共有されたチーム戦術を実際にアリーナで実践していきます。木暮監督は時おりプレーを止めて1つ1つの戦術の狙いや上手く体現するための動き方や頭の使い方を選手全員に指導し、それを受けた選手は同じセットのメンバーで何度もコミュニケーションを取りながら試行錯誤して習得を目指しました。トレーニングを終えてホテルで夕食を取った後は世界のトップレベルでフットサルをプレーすることを念頭に、下地フィジカルコーチから身体を作るための食事の取り方や世界のトップレベルの選手たちの体格や体脂肪率について、招集された選手たちが初日に測定したデータと比較しながら説明を受けました。

最終日の3日目には現フットサル日本代表メンバーである皆本晃選手や内田隼太選手が所属する立川・府中アスレティックFCとのトレーニングマッチを行いました。試合前のチームミーティングでは木暮監督より「世界のトップレベルでプレーすることを目指すならば、仮にFリーグのトップチームが相手でも強い野心を持って勝利にこだわってプレーしてほしい」と伝えられ、今まで以上に真剣な顔付きで会場へ向かいました。トレーニングマッチはプレーイングタイム方式の1ピリオド20分で実施され、1stピリオドは相手の勢いに押され2点のビハインドから試合に入るも毛利元亮選手や黒田智暉選手のゴールが決まり、最終的に3-3のスコアで終えます。2ndピリオドも立ち上がりに2失点を許すものの、前日に19歳の誕生日を迎えた倉科亮佑選手とこの日2点目となる毛利選手がゴールを奪ってトータルスコアを合計5-5として40分を終えました。変則的に実施した最後の3rdピリオドでは立て続けにゴールを奪われてしまい、木暮監督は甲斐稜人選手にGKユニフォームを着せて5人全員で相手陣内に攻め込むパワープレーで巻き返しを図ります。5人で声を掛け合いながら数的優位な状況を作り、黒田選手のシュート性のボールを毛利選手がコースを変えてネットを揺らしてスコアを6-8として、その勢いのままに追加点を奪いたいU-19日本代表候補チームでしたが最後は相手の固い守備に引っかかり、無人のゴールへボールが吸い込まれパワープレー返しを受けて最終スコアを6-9でトレーニングマッチを終えました。

木暮監督は解散前の最後のミーティングで「世界の舞台でプレーするためにチームに戻っても今日のトレーニングマッチで上手くできた部分と何に課題が残ったかをよく考えてほしい。現在、Fリーグチームの下部組織に所属する選手は1日でも早くトップチームのトレーニングに参加できるように、既にトップチームに所属する選手は1分でも長いプレータイムを勝ち取れるように今日この瞬間から強い野心を持って日々取り組んでほしい。」と選手にメッセージを伝えて3日間のトレーニングキャンプを打ち上げ、選手たちは次回の活動での再会を誓って解散となりました。

監督・選手コメント

木暮賢一郎 監督
まずはこの状況下の中トレーニングキャンプを無事に終える事ができ、感謝の気持ちでいっぱいです。JFA夢フィールドという素晴らしい環境で、若い選手達が代表チームの歴史を感じながら活動出来たことは非常に良いスタートであると確信しています。また世界のTOPを目指すうえで、Fリーグの立川・府中アスレティックFCと試合を行えた事も非常に重要な機会となりました。シーズン中にも関わらず快諾して頂いた事にも感謝の気持ちをここで伝えたいです。キャンプで感じた事をクラブに戻っても忘れずに今以上に努力をし、ポジションを勝ち取ってプレータイムを伸ばして欲しいと強く願っています。

GK 成田宇弘 選手(ペスカドーラ町田アスピランチ)
このコロナ禍の中、無事U-19フットサル日本代表候補のトレーニングキャンプを終えられたことがまずとてもよかったです。このキャンプを終えるにあたって、携わっていただいた監督、スタッフ、夢フィールドのスタッフの方々に感謝します。初日は緊張もあり、普段のプレーができなかったり、コミュニケーションもうまく取れなかったですが、2日目に入ってからはみんなの硬さもとれて凄くいいトレーニングができたと思います。最終日は立川・府中アスレティックFCとの練習試合でした。序盤は緊張もあり思うようなプレーができず、そのせいですごく難しい試合になってしまいました。今回のキャンプで出た課題をチームに帰り、克服してまた次のキャンプに呼んでもらえるように頑張ります。

FP 井口凜太郎 選手(シュライカー大阪)
このコロナウイルスの影響がある厳しい状況下の中で、素晴らしい環境でフットサルに集中できる機会を設けていただいたことを嬉しく思います。
今回のメンバーは前回に比べてFリーグに出場したことがある選手が多く、僕はまだ出たことが無いのでこのトレーニングキャンプで成長するという気持ちで臨みました。
トレーニングマッチでは相手に強いピヴォや上手いパサーがいるチームだったので、特にディフェンスの面で通用したのはすごく自分の中で自信になりました。
活動を終えて僕自身は自信を持っていい部分と直さなければいけない課題も見つかったので自チームに帰ってからより一層練習を頑張ってアピールして一日も早くFリーグの試合に出られるようになろうと思います。

FP 金澤空 選手(立川・府中アスレティックFC)
今回、U-19フットサル日本代表候補のキャンプを開催するにあたって、協力してくださった関係者、スタッフの方々にとても感謝しています。
初めての候補キャンプということもあり、1日目の練習ではプレーの意図が合わない場面もありましたが、ミーティングを行ったり、トレーニング以外の時間では選手同士でプレーについて話しあうことで、最終日の立川・府中アスレティックFCとのトレーニングマッチでは、何度か狙い通りのプレーを出すことが出来ました。
個人では、自分の武器であるスピードを生かしたプレーやピヴォへのパスをどんどん出していくことを意識しました。今回のキャンプで吸収したことを全て自分の成長に繋げられるように、努力していきたいと思います。

FP 毛利元亮 選手(ペスカドーラ町田)
今回、コロナウイルスの影響がある中で沢山の方々の協力があって活動出来たことにとても感謝しています。この3日間で初めて一緒にプレーする選手がいて色々な考え方を共有することや、コミュニケーション取る事ができて最終日に近づくにつれてチームの状況がどんどん良くなるのを感じる事ができました。個人としてさらに成長して少しでも早くA代表(フットサル日本代表)に呼んでもらえるように、まずはチームに戻って毎日のトレーニングを全力で頑張りたいと思います。

スケジュール

10月12日(月) PM トレーニング
10月13日(火) AM/PM トレーニング
10月14日(水) 6-9 トレーニングマッチ vs 立川・府中アスレティックFC

※スケジュールは、チームのコンディション等により急きょ変更する場合があります。
※全チームスタッフ、選手は集合時にSmartAmp法での検査を実施します。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一般の方におかれましてはトレーニングの見学は一切できません。
※選手やスタッフによるサイン、握手、写真撮影、プレゼント受け渡し等の対応も自粛させていただきます。
皆さまのご理解とご協力を、よろしくお願いいたします。

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