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株式会社ポケモンとのJYDサポーター契約オンライン会見ならびにJFAキッズプログラム 巡回指導を実施
2020年11月14日
日本サッカー協会(JFA)は11月13日(金)に株式会社ポケモンと「JFA Youth & Development Programme(JYD)」サポーター契約を締結しました。それに伴い、オンライン会見を実施し、JFAの田嶋幸三会長、株式会社ポケモンの福永晋執行役員、そして北澤豪JYDアンバサダーが登壇しました。
JYDは選手育成をはじめ、生涯スポーツとしてのサッカーの普及や外遊びの推進、サッカー環境の充実など未来を創造するための事業で、それをパートナー企業と共に推進していく事業の総称です。
会見冒頭、田嶋会長は「『ポケモンを通して現実社会と仮想世界の両方を豊かにすること』を理念とする株式会社ポケモンと、『サッカーを通じ豊かなスポーツ文化を創造し、人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献すること』を理念とするJFAが手を組むことによって、次世代の新しいスポーツの楽しみ方が生まれるのではないか」と話すと、福永執行役員は、「エースバーンを見てサッカーを始めたというスタープレイヤーが出てくることを非常に楽しみにしている」と話し、互いに今回のパートナーシップ契約へ期待を寄せました。
両代表の挨拶に続き、JFAキッズアンバサダーに就任したストライカーポケモン「エースバーン」の紹介映像が初公開されました。映像内では華麗な足さばきでディフェンスを次々と抜き去り、最後はリフティングからの必殺技「かえんボール」でシュートを決めるエースバーンの姿が映し出されました。これを見た北澤JYDアンバサダーは「プレーを見る限り、これは憧れるでしょう。すごいプレーでしたね」と絶賛すると共に、「子どもたちがサッカーに触れるきっかけになってほしい」とJFAキッズアンバサダーの今後の活躍への期待感を示しました。
オンライン会見後には、高円宮記念JFA夢フィールドのメインピッチで「JFAキッズプログラム 巡回指導」が行われました。近隣の2つの保育園の園児たち約50名が参加、北澤JYDアンバサダーもスーツからジャージに着替えてコーチとして加わりました。
子どもたちはポケモンが大好きなようで、「エースバーン知っている人?」とコーチが尋ねると、ほとんどの子が手を挙げ、「サッカーめっちゃうまいんだよ!」などと答えます。そして、大きな声で一斉に名前を呼ぶと、エースバーンが登場。「カッコいい!」と歓声が上がり、子どもたちの目はさらに輝きました。
その後はボールを持っての追いかけっこやジグザグダッシュ、柔軟運動、ドリブルやボールタッチなど、ボールを使ったメニューに移ります。サッカーを習っている子も、普段あまりボールを蹴らない子も、みんな楽しそうに取り組んでいました。
飲水タイムを挟んだ後は、ピッチを広く取り、複数のボールを使ってのゲームを行いました。果敢にゴールを狙う子、懸命にドリブルする子、北澤アンバサダーからボールを奪おうと挑む子とさまざまです。日本代表も使用する天然芝のピッチを全力で走り回りました。
最後は全員で記念撮影。天候にも恵まれた中でエースバーンと触れ合いボールを蹴ったこの日のイベントは子どもたちにとって楽しい思い出になったようで、「大勢でサッカーができて楽しかった!」「エースバーンはカッコよかった!」「またやりたい!」といった感想を口にし、名残惜しそうに夢フィールドを後にしました。
登壇者コメント
田嶋幸三 公益財団法人日本サッカー協会 会長
ゲームやアニメの影響というのは絶大で、私もマンガの主人公に憧れてサッカーを始めました。将来、エースバーンを見てサッカーを始めた、代表選手になったという選手が生まれることを望んでいます。今までスポーツや外遊びをする機会がなかったお子さんたちがエースバーンとポケモンと一緒になって外で遊ぼうという機会がどんどん増えていけばありがたいと思います。ポケモンは世界的に大人気のキャラクターです。ポケモンとJFAとの協定は世界のサッカー界にも大きなインパクトを与えるのではないかと考えています。株式会社ポケモンとの関係は長いお付き合いになると思いますが、子どもたちの健全な成長、社会の発展のために共に手を携えていきたいと考えています。
福永晋 株式会社ポケモン 執行役員
ポケモンは世に出てから来年で25年を迎えます。当時の子どもが大人になり、親の世代になったことで、今は子どもから大人まで世界中で楽しんでいただける存在になっているというふうに思っています。株式会社ポケモンではポケモンが2世代、3世代、後世に渡って楽しんでいただける存在になってほしいということで「My First Pokémonプロジェクト」を立ち上げました。そして、子どもたちとポケモンの接点を多く持ちたいということで、さまざまな取り組みを行っています。今回、最新作のソフトから登場した、ストライカーポケモン「エースバーン」は、華麗な足さばき、テクニックを持ち、リフティングからのボレーシュートの必殺技「かえんボール」を得意としています。これが子どもたちの憧れの存在になるのではないかと思い、JFAに声を掛けさせていただきました。その結果、このような形で記者会見ができ、非常にうれしく思っています。
イベント参加者コメント
達恵美子 先生(みらい保育園)
子どもたちは来る前から楽しみにしていて、興奮して大騒ぎでした。いきいきと、笑顔で取り組んでくれたのですごく良かったです。普段の保育園の遊びでは、これだけ広い場所で体を動かすことはなかなかできないので、子どもたちもすごく喜んでいましたし、芝生で寝転がって「気持ちがいい」と言っていました。これぐらい体と頭を使って遊ぶのは大切なことだと思います。エースバーンのことは子どもたちには伝えていなかったので、驚いたと思います。北澤さんが参加してくださることも知らなかったので本当に驚きました。こういう場を設けていただいてありがとうございます。
参加園児(みらい保育園)
普段、サッカーはしているけど、今日は大勢でサッカーができて楽しかったです。こんなにきれいな芝生で遊んだのは初めてでした。ポケモンが大好きでエースバーンも好きなので、一緒にできてうれしかったです。
参加園児(みらい保育園)
ゲームが一番楽しかったです。ゴールも決めることができました。エースバーンはカッコよかったです。頑張ってサッカー選手になりたいです。
広瀬真純 先生(打瀬保育園)
子どもたちは皆ここに来ることを楽しみにしていて、前日から、中にはもっと前から待ち遠しい思いでこの日を迎えました。今日は本当にのびのびと気持ちよさそうに走っていましたし、自分も一緒になって楽しく体を動かすことができました。子どもたちの顔には笑顔も多く、初めての場所、初めての体験に興奮していた様子でした。このように広いところで、それも天然芝で走ったり寝転がったりすることができて、このコロナ禍でストレスを抱えている子どもも多い中ですが、発散できたと思います。ありがとうございました。
参加園児(打瀬保育園)
今日一日とても楽しかったです。ボールを蹴れたことが一番楽しかったのと、ゴールも決めることができました。芝生が気持ちよくて、エースバーンもかっこよかったし、もっとサッカーしたいという気持ちになりました。