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ブータンサッカー連盟の指導者が来日、日本での研修を実施

2023年04月06日

ブータンサッカー連盟の指導者が来日、日本での研修を実施

3月17日(金)から3月25日(土)までの9日間、ブータンサッカー連盟の指導者3名とJFA海外派遣指導者の高橋秀治氏による日本での研修がJヴィレッジと高円宮記念JFA夢フィールドで実施されました。

期間中は、Jヴィレッジで開催された「第5回J-VILLAGE CUP U-18」の大会視察や、JFAアカデミー福島U-15の施設見学及びJFAアカデミースタッフによる講義が実施されました。

その他にも、JFA夢フィールドにて日本サッカーのビジョンとユース育成についての講義を受けて、知識を深めました。

指導者コメント

高橋秀治 U-17ブータン代表監督・BFFアカデミーU-15/U-18監督兼アカデミーユースダイレクター
この日本研修は、私たちにとって素晴らしい感謝の旅でもありました。
私たちは、JヴィレッジとJFA夢フィールドで笑顔とリスペクトとオープンマインドを学びました。この2年間、私はブータンでこの3つをいつも言葉にして実践してきましたが、彼らには、何も言う必要がありませんでした。彼らは、日本のトップレベルの指導者に囲まれているだけで指導者として何が最も大切かを感じることができました。
南アジアでは、ルーズな環境の中での練習や試合が多いですが、日本代表の練習及び試合観戦、そして、Jヴィレッジカップで日本のトップレベルの試合を視察する中で、簡単には倒れない、最後まで諦めない精神や、コンパクトで攻守の切り替えが早い中での判断力や技術の発揮を学べました。
また、JFAアカデミー福島U-15の取り組みやJapan’s Wayの講習を受け、環境や未来を描くことの大切さも学びました。
日本研修を通じて、人として、また指導者として大きく成長した彼らがブータンフットボールの未来を素晴らしいものに変えてくれると信じております。
最後にご縁をいただいた日本の指導者の皆さまに心より感謝いたします。

Yeshi Wangchuk コーチ
Jヴィレッジでは、高校やクラブ、JFAアカデミーのハイレベルなコーチに会いました。彼らはとても親切で礼儀正しい人たちで、いつも笑顔で私たちを迎えてくれますが、トレーニングではコーチは非常に厳しく、コーチと選手が互いにリスペクトし合い、チームをまとめ上げている様子を見ることができました。
千葉のJFA夢フィールドでは、日本サッカー協会会長をはじめとして、多くのJFAのスタッフにお会いしました。彼らは皆笑顔で迎えてくださり、親切で、思いやりがあり、慈悲深い方々でした。ユース育成ダイレクターの影山さんはとても親切な人で、貴重な時間を割いてJapan’s Wayを私たちに教えてくれました。国立競技場では日本代表対ウルグアイ代表の試合を観戦し、日本のトップレベルを観て学ぶことができました。
日本での研修から私が学んだことは、人生で成功するためには、何よりもまず、コーチは親切で、敬意を払い、謙虚で、笑顔でなければならないということです。今回日本を訪問する機会を与えてくださった皆様に感謝いたします。

Sonam Dhendup コーチ
今回日本のサッカーの現場を見学し、多くの学びができたことを本当に嬉しく思います。日本人のサッカーに対する思いや献身的な行動は私たちにとって刺激的なものでした。
まず、日本人の規律の良さに感心しました。Jヴィレッジに到着して、初対面にも関わらず全員が笑顔で迎えてくれました。そして試合中での選手の試合に対する責任感、リスペクト、自制心は素晴らしいものでした。
次に、メンタリティです。日本人選手は世界的にフィジカルが強くないにも関わらず、自分自身で工夫してチームをまとめ、試合では強いメンタルを持っていました。Jヴィレッジカップで、試合中1対1のデュエルで100%の力を出し、相手も審判もリスペクトし、日本選手のサッカーに対する姿勢を見ることができました。
そして日本選手の技術の高さです。日本人の足元の技術の高さを使った組み立てるサッカー、ポジショニング、スピードアップするタイミングは本当に優れていました。
最後にこのような機会を本当にありがとうございました。

Tshering Dendup コーチ
日本での滞在を通して地下鉄、東京スカイツリー、日本の農地、伝統的な家屋、寺院など様々な日本文化に触れることができました。私たちは福島のJヴィレッジに4日間滞在し、滞在中は様々な日本食を体験しました。Jヴィレッジのインフラは充実しており、生活環境も整っていました。
Jヴィレッジカップを視察し、日本の高校の名門チーム、ブラジルのチームも参加し、ユース年代のトップレベルの試合を観ました。その後、千葉に4日間滞在し、寺院、美術館、ショッピングモールを訪れ日本の街並みを堪能しました。千葉ではJFA夢フィールドの施設を見学し、日本サッカーの哲学についてお話を聞き学びました。日本代表の森保一監督をはじめ、日本サッカーのトップレベルのコーチとお会いし話を聞くことができました。
日本代表対ウルグアイ代表のキリンチャレンジカップを国立競技場で観戦し、日本国民のサッカーへの熱を感じることができました。また日本の滞在の中で、文化、伝統、サッカー生活の違いを感じることができました。最後に、ブータンサッカー連盟、日本サッカー協会がこのような機会を与え、学ぶための支援をしてくれてとても嬉しく思います。ありがとうございました。

 

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