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Fリーグ ディビジョン1、ディビジョン2担当審判員研修を実施
2018年11月09日
2018年10月27日(土)、28日(日)の2日間でFリーグ担当審判員(ディビジョン1、ディビジョン2)対象の研修会を実施しました。ディビジョン1は第19節、ディビジョン2は第9節まで終えた中で審判として課題となっている、予測に基づくポジショニング、視野分担を含めた審判チームとしての協力をテーマにディスカッションとプラクティカルトレーニングを行いました。
Fリーグの試合中に起こった重要な事象に対しての振り返りを行い、映像を確認しながらどの様な事に気が付けば、どの様な対応をしていれば正しい判定に繋げられるかについてディスカッションを通して審判員の認識合わせを行いました。ポジショニングや判定する際の考慮点についても映像を確認しながらディスカッションを重ね、統一化を行いました。
審判員として試合でのより良いコントロールをするために、多くの情報を収集するための視野の確保や各自が任務を遂行した上での審判チームの協力について、どこに意識を持つのか、どの様な場面で、どの様な方法で実践すると効果的なのかを意見交換し、プラクティカルトレーニングにより体感しました。さらに良いコントロールを支えるフィジカル面の向上のため、フィジカルトレーニングの実施方法について講義と実践を行いました。
参加者コメント
池田幸弘 フットサル1級審判員
今回の研修会では「審判員の協力」というのをキーポイントにあげ、2日間かけてFリーグの振り返りやグループワーク、映像分析、プラクティカルトレーニングを通じて視野の確保・分担やコミュニケーションについてインストラクターの方々のご指導や審判員の方々と議論しました。今回学んだインストラクターの方々のご指導や他の審判員の方々の経験・気づきを試合で実践していき、自分がやるべきことを確実に行い、また審判員とのより良い協力を行っていき、判定の精度向上、強いては見ているお客さんに感動や喜びを与えることが出来るよう努めます。また、今回の研修では、櫻田フットサル1級インストラクターの方からウォーミングアップの目的や大切な要素、方法について学びました。ウォーミングアップをする際、心拍数・体温・筋温の上昇や筋肉・関節の柔軟性の向上を目的に行っておりましたが、それ以外にも動作の予行や反応時間の短縮も目的であることを学びました。審判員はボールや競技者の動きに対して速度変換や方向転換を行わないといけないため、ウォーミングアップのときから「考えて次になにをするのか」を行っておくことで試合のときにより早く反応できることを知りました。より良いパフォーマンスを試合中行うことができるように、今回学んだウォーミングアップや日々のプラクティカルトレーニングを取り入れ準備していきます。今回の研修会にてご準備頂いたFリーグ、日本サッカー協会審判部、関係者の皆さまに感謝申し上げます。ありがとうございました。
田畑隆之 フットサル1級審判員
今回の研修会では、今シーズンのFリーグで発生した事例を講義やディスカッションを通じて分析し、リーグ後半に向けた具体的な改善策を共有することができました。より高いパフォーマンスのために審判チームがどのように協力するべきかを議論し、プラクティカル研修で実践することによって、頭の中だけで理解するだけでなく、議論だけで気づかない難しさがわかり、内容をしっかりと身につけることができました。また、今回はフィジカル理論についても講義していただき、日々のトレ ーニングや試合前のコンディション調整をより効果的にするための方法を多く学ぶことができました。決められた動きを素早く行うだけでなく、物や人の動きに対応して素早く動く能力と技術は審判員として必須であり、今後のトレーニングの改善点を見つけることができました。2020年フットサルワールドカップの開催地も決まり、Fリーグ後半戦はより盛り上がっていくことが予想されます。「Fリーグをより魅力的にするために最大限のチャレンジをする」という目標達成に向け、私たちも審判チームの立場からできることを追求し続け、万全の準備をして臨んでまいります。