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2023年度全国審判委員長会議をJFAハウスにて開催
2023年06月02日
2023年度全国審判委員長会議が5月27日(土)と28日(日)、JFAハウスにて開催されました。
本会議は、9地域・47都道府県サッカー協会の審判委員長、RDO、JFA審判マネジャーらが一堂に会し、総勢84名の審判関係者で2日間にわたり実施されました。会の冒頭には、日本サッカー協会の田嶋幸三会長よりご挨拶があり、「この30年間の日本サッカーの発展は、世界のサッカー史上では全くなかったことであり、それは審判員や指導者の進歩にも大きく支えられた」と日本サッカー発展への感謝が示されるとともに、女子審判員の育成を含め、継続的な審判員のレベルアップの必要性が伝えられました。
初日の前半パートにおいて、2022年度の各事業の成果・課題の振り返りと、2023年度の体制方針の説明では事業トピックスとして、サッカー4級審判資格認定統一化や競技規則電子化などが紹介されました。その後、FIFAワールドカップカタールTSGやワールドカップレフェリーによるパネルディスカッションが行われ、初日を終えました。2日目は、指導者養成改革が主なテーマで進められ、指導者養成改革の目的や狙い、その内容について山崎裕彦審判マネジャーより説明がなされました。説明の後には、参加者によるグループディスカッションで指導者養成改革に関する活発な意見交換が行われました。
コメント
扇谷健司 委員長(日本サッカー協会 審判委員会)
5月27、28日に9地域、47都道府県の審判委員長を集めて全国審判委員長会議をJFAハウスで開催しました。
多くの皆さまにとっては、JFAハウスを訪れる最後の機会になったはずです。会の冒頭には田嶋会長にお越しいただき、ご挨拶をしていただきました。初日は昨年度のJFA審判委員会の取り組みの振り返りや意見交換会、競技規則WEB化の説明、カタールワールドカップのレフェリーTSG報告を行い、最後には山下良美レフェリーを招いて、佐藤隆治審判マネジャー、相樂亨審判委員会メンバーとともにワールドカップに関するパネルディスカッションを行いました。2日目は、来年度からの実施を目指して取り組んでいる指導者養成改革の説明およびディスカッションに多くの時間を割いていただき、今回の会議で参加者の皆さまから多くのご意見をいただくことができました。より良いJFA審判委員会になるためにはまだまだ多くの改善が必要ではありますが、地域・都道府県の皆さまのお力をお借りして一歩ずつ前進していきたいと思います。本会議へご参加いただきありがとうございました。
藤井陽一 委員長(北海道サッカー協会 審判委員会)
5月27日と28日の2日間、全国審判委員長会議に参加しました。1日目は田嶋会長と扇谷審判委員長の挨拶から始まり、JFA審判委員会の2022年度の振り返り、グループでの意見交換、ワールドカップカタールTSGの報告、ワールドカップレフェリーによるパネルディスカッションが行われました。2日目は審判指導者養成改革の説明と意見交換が行われました。
JFA審判委員会と審判部の皆さんが、会議に参加しやすい雰囲気をつくってくださり、意見交換のなかでも各FAの課題や取り組みについて聞くことができ、発表の場でも多くの建設的な意見や提案があり、非常に有意義な会議でした。今回得たJFAや各FAの取り組みを、今後地域で生かしていきたいと思います。最後に、今回はJFAハウスで開催され、私にとっても思い出深い場所にまた足を運ばせていただくことができ感謝しています。ありがとうございました。
羽石剛 委員長(栃木県サッカー協会 審判委員会)
新任の審判委員長として今回初めて参加いたしました。田嶋会長のあいさつの「カタールワールドカップの日本代表の活躍には審判のレベルアップもあったから」との言葉に密かに感銘を受け、扇谷委員長のあいさつでは、審判委員会の「ミッション」と「ビジョン2030」について再確認し、県内でのさらなる周知の必要性を認識しました。「FIFAワールドカップカタールTSG」では、分析データ紹介から判定時のポジションの大切さを再確認し、ワールドカップレフェリーによるパネルディスカッションでは、佐藤隆治さんのコメント「90分プラスαやり続けること」を今後指導の場でぜひ伝えたいと率直に感じました。2日目の「審判指導者養成改革」は、今後の指導者制度の変更に向けた説明だったこともあり、その後のグループディスカッションは大いに参考になる意見ばかりでした。今後、今回得た情報を県内で共有し、サッカーファミリーが「フェアで、安全・安心な試合」を楽しめるよう、本県審判育成に取り組んでまいりたいと思います。JFA審判委員会、審判部の皆さまには、2日間大変お世話になりました。ありがとうございました。