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SAMURAI BLUE、イラクとドローで3位以内確定 ~FIFAワールドカップ最終予選第8戦~
2017年06月14日
SAMURAI BLUE(日本代表)は6月13日(火)、2018年FIFAワールドカップアジア最終予選第8戦でイラク代表と中立地テヘランのPASスタジアムにて対戦し、FW大迫勇也選手(1.FCケルン)のゴールで先制も、後半失点を許して1-1で引き分けました。
この結果、日本は5勝2分1敗で勝点を17に伸ばし、勝点16で並ぶ2位サウジアラビアと3位オーストラリアに1差で、グループB首位をキープ。2試合を残してプレーオフ出場となる3位以内が確定しました。
肌を指すような強い陽射しと気温37℃を超える厳しい暑さの中、日本は先制をしたものの、負傷者が相次ぎ、苦しい展開になりました。
日本は4-2-3-1のフォーメーションを採用。センターバックには2戦連続でDF昌子源選手(鹿島アントラーズ)とDF吉田麻也選手(サウサンプトン)を配し、守備的中盤には代表戦初先発のMF井手口陽介選手(ガンバ大阪)とMF遠藤航選手(浦和レッズ)の初コンビ。トップ下にFW原口元気選手(ヘルタ・ベルリン)、右に5試合ぶり先発のFW本田圭佑選手(ACミラン)、左にFW久保裕也選手(KAAヘント)を起用する布陣で臨みました。
日本は、開始早々、先制点を奪う好スタートを切ります。7分に大迫選手がペナルティエリアに攻め込み、原口選手がこぼれ球を奪取してCKに。本田選手がそのCKをゴール前へ送ると、ニアサイドで大迫選手がヘディングで合わせて、先制しました。
すでに予選突破の可能性が断たれているイラクでしたが、若手主体のチームで臨み、厳しい暑さにも関わらず、激しいプレッシャーを仕掛けてボールを奪います。
日本は先制後に中盤が下がり気味になり、スペースが空いたところをMFマフディ・カミル選手に使われて、左サイドのDFアリ・アドナン・カディム選手や右MFアーメド・ヤシーン・ゲニ選手に繋がれます。しかし、日本は守備陣を中心に対応してゴールを守ります。
日本は27分に大迫選手がペナルティエリアに持ち込んでゴールに迫り、36分にはDF酒井宏樹選手(オリンピック・マルセイユ)の右クロスに久保選手が飛び込みますが、タイミングが合いません。
後半に入り、足が止まり始めた日本に対して、イラクは動きが落ちず、日本ゴールに迫ります。
日本は59分に怪我で井手口選手を失い、MF今野泰幸選手(ガンバ大阪)が代わりに入ります。さらに76分には足を痛めた酒井宏樹選手に代わってDF酒井高徳選手(ハンブルガーSV)が入ります。
65分には右クロスにニアで大迫が合わせ、1分後には右CKの流れから原口選手が本田選手のパスに左足でゴールを狙いますが、いずれも枠を捉えることができません。
追加点が欲しい日本は70分に原口選手に代えて倉田秋選手(ガンバ大阪)を投入しますが、足が止まりがちの日本に対して、イラクは攻め手を緩めません。72分、FWアラ・アブドゥルザフラ選手がペナルティエリアに攻め込み、吉田選手がこぼれ球をブロックしてGK川島選手に渡そうとします。しかし、走り込んだFWモハナド・アブドゥルラヒーン選手が猛然とプレスをかけると、こぼれたボールを逆サイドのカミル選手に同点ゴールを押し込まれました。
日本は後半アディショナルタイムに、倉田選手のパスに本田選手が左足で振り抜き、その4分後にも再び本田選手がゴールを狙いましたが、ゴールには至らず、1-1で試合を終えました。
最終予選は残り2試合。日本は次戦のオーストラリア(8月31日(木)、埼玉)に勝てば、サウジアラビアでの最終戦を待たずに6大会連続6度目のワールドカップ出場が決まります。
監督・選手コメント
ヴァイッド・ハリルホジッチ SAMURAI BLUE(日本代表)監督
我々はこの試合に勝つために来たので、結果には当然全く満足していません。ハーフタイムに「2点目を獲れば試合を終わらせることができる」と選手に話し、実際に追加点のチャンスもありましたが、獲れませんでした。両チームとも相当ハードに戦って疲れていました。最後の15分はスピードのあるFWを交代で入れる、全く違うゲームプランを用意していましたが、怪我人が出て、使えませんでした。選手たちはこのコンディションで最善を尽くしてくれたと思います。海外組はリーグ戦が終わってかなり疲労がたまっていましたし、国内組も疲労がたまっていました。
イラクは素晴らしい選手がたくさんいる素晴らしいチームで、テクニックもクオリティもあり、将来性もありますが、今日は、日本の方が勝ちに値する試合をしました。前半にはPKを貰ってもおかしくない場面もあり、勝敗はちょっとした細かいことが違いを生むものです。失点シーンは相手にプレゼントを与えたようなもので、GKとDFがイメージを共有していませんでした。次のオーストラリア戦が我々にとっての決勝戦になります。
FW #4 本田圭佑 選手(ACミラン)
今日は引き分けより、勝ちに行きたいと思っていました。悔しいけど仕方ありません。切り替えます。自分のプレーは落ち着かせるところは問題なかったと思いますが、もう少しチャンスを作りたかったです。次の試合に勝たないといけません。中途半端に引き分けでOKというより、(やるべきことが)クリアになって良いのかもしれません。ポジティブに捉えています。
FW #15 大迫勇也 選手(1.FCケルン)
いいボールが来たので、ニアで触ればいいだけでした。イメージ通りです。チームが1-0で終わろうという意識になった時に失点してしまいました。得点した後、少し後ろに重心がかかり過ぎました。暑さもありましたが、もう少し我慢して前へ留まるべきでした。次に勝てば決められます。チャンスと捉えて、チームとしていい方向に持って行きたいです。
GK #1 川島永嗣 選手(FCメス)
最後のところでもったいない失点になってしまいました。自分たちの置かれた状況に満足している選手はいません。自分たちが気持ちを切り替えて前を向いてやっていかなければいけないと思います。
DF #22 吉田麻也 選手(サウサンプトン)
シリア戦の反省を踏まえていいスタートを切れていたのですが、2点目を獲れず、もったいなかったです。後半は日本の方が動きが落ちて、前半イケイケになり過ぎて、ガス欠になりました。相手はこういう土地での戦い方に慣れていて、プレースピードや運び方に上手く余力を残しながらやっていました。
バシム・カシム イラク代表 監督
すでに予選突破の可能性が無いにもかかわらず、日本という素晴らしいチームに奮闘した選手の闘志を褒めたいと思います。イラクの名を挙げる、素晴らしい試合をしました。
スケジュール
5月28日(日) | 17:30 | トレーニング(フロンティアサッカーフィールド)【一般公開】 |
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5月29日(月) | 10:30/17:30 | トレーニング(フロンティアサッカーフィールド)【一般公開】 |
5月30日(火) | 10:30/17:30 | トレーニング(フロンティアサッカーフィールド)【一般公開】 |
5月31日(水) | 10:30/17:30 | トレーニング(稲毛海浜公園スポーツ施設球技場)【一般公開】 |
6月1日(木) | 10:30/17:30 | トレーニング(フロンティアサッカーフィールド)【一般公開】 |
6月2日(金) | 10:30/17:30 | トレーニング(フロンティアサッカーフィールド)【一般公開】 |
6月3日(土) | 10:30/17:30 | トレーニング(稲毛海浜公園スポーツ施設球技場)【一般公開】 |
6月4日(日) | 10:30 | トレーニング(稲毛海浜公園スポーツ施設球技場)【一般公開】 |
6月5日(月) | PM | トレーニング * |
6月6日(火) | 17:00 17:30 |
公式会見(東京スタジアム) 公式練習(東京スタジアム)* |
6月7日(水) | 1-1 | キリンチャレンジカップ2017 vs シリア代表(東京スタジアム) |
6月8日(木) | AM | トレーニング |
6月9日(金) | PM | トレーニング |
6月10日(土) | PM | トレーニング * |
6月11日(日) | PM | トレーニング * |
6月12日(月) | 未定 | 公式会見 公式練習(PAS Stadium)* |
6月13日(火) | 1-1 | アジア最終予選 vs イラク代表(PAS Stadium) |
※時間は全て現地時間です。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
※「*」は冒頭15分のみメディア公開となります。