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SAMURAI BLUE、西野監督体制で初の非公開練習
2018年05月29日
SAMURAI BLUE(日本代表)は5月28日(月)、2日後に行うキリンチャレンジカップ2018ガーナ代表戦へ向けて、千葉県内で西野朗監督就任後初の非公開で戦術練習を行いました。
報道陣に公開された冒頭15分の練習では、ボール回しやゴムテープを使った筋力トレーニングなどを行い、負傷回復の影響で前日は一部のみ全体練習に合流していた乾貴士選手(SDエイバル)も参加して、軽快な動きを見せていました。その後は、非公開として戦術の確認を入念に行いました。
約1時間半の練習後、乾選手はコンディションについて「すごくいい。ベストの状態に戻っている。ゲーム感覚もそんなに離れていないので問題ない」と話し、チームが西野監督の下で新たに取り組んでいる3バックについて、「いい受け方で前を向ければチャンスが増えると思う。攻撃はなんとかなるので、守備の決まりごとをはっきりしないと」と話していました。
柴崎岳選手(ヘタフェCF)は3バックでの取り組みを、「先週やった時よりも形になってきているかなという手応えはある。3バックのボランチはやったことがないので、楽しく新しい刺激」と話しています。
また、柴崎選手はこの日が26歳の誕生日。「もう26かという感じで時が流れるのが早い。これからも悔いのないように、自分らしくサッカー人生を歩んでいきたい」と語りました。
この日、ガーナ戦の背番号が発表になり、昨年10月以来の代表復帰となった香川真司選手(ボルシア・ドルトムント)は10番、岡崎慎司選手(レスター・シティ)は9番となり、27番の井手口選手までの番号が割り振られましたが、故障のために離脱を余儀なくされた青山敏弘選手(サンフレッチェ広島)が着ける予定だった6番は空き番号となりました。
ガーナ戦は日本が出場する2018 FIFAワールドカップロシアを前に、国内で行う最後の試合で、4月に就任した西野監督にとっては初陣になります。
本田選手は2010年大会の状況を例に、「あのときもじたばたしても仕方がない状況で、覚悟を決めて冷静に入ることだけに集中した。今回もそれに近い。落ち着き始めている」と話しています。
チームは、29日(火)にガーナ戦を行う横浜の日産スタジアムでの公式練習で最終調整を行います。
ガーナ代表は今回のワールドカップ出場は逃したものの、2006年から3大会連続で出場し、2010年南アフリカ大会ではベスト8入りしました。FIFAランクは日本の60位に対して50位です。対戦成績は日本の2勝1敗です。
選手コメント
DF #2 遠藤航 選手(浦和レッズ)
3バックで大事なのは、ワイドの選手のプレッシャーのかけ方とシャドーの選手だと思うので、いかにワイドの選手が行けるタイミングを作るかです。後ろの3枚のスライドが肝だと思います。真ん中の選手のスライドのスピードは大事になってきますし、常にボールサイドにポジションをとって、ストッパーと真ん中の選手の間に相手FWを走らせないようなポジショニングを、真ん中の選手がとらないとならないので、(練習では)コミュニケーションをとって気を付けながらやりました。ガーナ戦では、チームとして日本代表はやれるというところを見せたいです。
DF #3 昌子源 選手(鹿島アントラーズ)
ガンガン攻撃に行く3バックではないと思っていて、昨日も守備の確認をしました。守備が安定するチームは強いので、守備を安定させたいですし、いいトライをしていると思います。自分の中で整理もできていて、やりづらさは感じません。今3バックをトライして遅いと言われるかもしれないが、選手は思っていません。良い方向でチャレンジできていると思います。自信を持ってやるのが一番だと思います。
DF #5 長友佑都 選手(ガラタサライ)
選手が思っていることを口に出してコミュニケーションが取れていますし。西野さんもしっかり聞いてくださる。それを元に、どういう風に戦術を組んだり、どういう形で守備をしたりすればよいかにつなげてくれているので、選手としては、より一層チームに加われている。一緒にチームを作れていると感じています。
MF #4 本田圭佑 選手(CFパチューカ)
3バックはどこにスペースがあるとか、景色もあまり見慣れていない、新鮮な中で練習しています。3バックのサイドが普通のセンターバックよりも開き気味になるので、パスが入る位置にはちょっと工夫は必要かと思います。すり合わせはすごくできていて、今まで以上にみんなが積極的に話している印象です。試合では勝敗が求められます。今はネガティブなところは封印すべきですし、前に向いた中で何が議論できるのか、やれることはあると思っています。ワールドカップで結果を出さないといけない中で、こういう準備は僕にとっても初めてですが、ぶっつけ本番で結果を出してきたことはこれまでも何度もあります。選手は全員前を向いています。
MF #7 柴崎岳 選手(ヘタフェCF)
(3バックには)本当に柔軟に対応する必要があると思いますし、理解する必要がありますが、2つのオプションや戦い方があることは悪いことではないと思います。チャレンジしてみないと何事も分からないと思うので、やってみて課題を出して修正していくということを繰り返していった方がいいと思います。ボランチは守備が得意な選手と攻撃が得意な選手の組み方をしていて、なるべく僕が攻撃面での組み立てをしたいと思っていますし、中盤で僕らのところのスペースを奪われないようにする必要があると思っています。
MF #14 乾貴士 選手(SDエイバル)
自分はシャドーの位置だと思いますが、そこで良い受け方で前を向ければチャンスが増えると思います。そこは意識しないといけないですし、サイドのポジションをチームとしてうまく使っていえれば、すごくいい形が増えていくと思います。タイミングがすべてです。守備ではあまり下げすぎずに前からプレッシャーにいかないと、奪えるものも奪えないし、相手に余裕を持ってつながれます。チームとして狙っていく。みんなでしっかり合わせていかないといけないと思います。
スケジュール
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長友佑都 選手(ガラタサライSK/トルコ)インタビュー
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本田圭佑 選手(CFパチューカ/メキシコ)インタビュー
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柴崎岳 選手(ヘタフェCF/スペイン)インタビュー
2018年5月30日(水) 19:25キックオフ(予定)
神奈川/日産スタジアム
SAMURAI BLUE(日本代表)vs ガーナ代表
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