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SAMURAI BLUE森保監督、カタールとの決勝へ選手たちのプレーに自信~AFCアジアカップUAE2019(1/5~2/1)~
2019年02月01日
AFCアジアカップUAE 2019で大会史上初の5度目の優勝を目指すSAMURAI BLUE(日本代表)の森保一監督は1月31日(木)、カタールとの決勝を翌日に控えて試合会場であるアブダビのザイードスポーツシティスタジアムにて公式会見に臨み、「これまでやってきたことを決勝の舞台で思い切り出してほしい」と述べ、選手たちが見せてきた今大会のプレーに自信をみせました。
2大会ぶり5度目の決勝進出の日本と、今大会6試合で16得点無失点と快進撃を続けてきたカタールとの対戦を前に、国内外からの多くの記者で満員となった会見場にキャプテンのDF吉田麻也選手(サウサンプトン)とともに姿を見せた森保一監督は、いつもと変わらない表情で、これまでと変わらない姿勢で臨むことを強調しました。
「カタールは非常に力のあるチーム。16得点で失点ゼロということも知っている。しかし、相手がどこであろうと、選手には相手に敬意を払い、相手のことを知って、我々が持てる力をすべて出して戦ってほしい」と話しました。
さらに、「1試合1試合チームとしてステップアップしながら決勝にたどり着いた。これまでやってきたことを決勝の舞台で思い切り出してほしい」と語り、就任後初めて臨む公式大会でのチームのここまでの歩みに自信を見せました。
アジア制覇は森保監督自身も選手として経験しています。1992年広島で行われた大会で、決勝こそ出場停止で出られなかったものの、大会での日本の勝ち進みに貢献しました。今大会で優勝となれば、選手と監督でアジア制覇を遂げた初めてのケースになります。
しかし、日本指揮官は個人的なことには「関心がない。チームとして優勝を掴み取りたい」と語りました。
カタールはFIFAランキングでは日本の50位に対して93位です。FWアルモエズ・アリ選手は今大会最多の8ゴールをマークしています。MFアーメド・ファティ選手は負傷のため出場は見送られそうですが、DFアブドゥルラジズ・ハテム選手とDFハッサム・ヒシャム選手が累積による出場停止から復帰します。
アンダーカテゴリーから選手を指導してきたフェリックス・サンチェス監督は、「23人で戦える。試合中のオプションも増える」と話し、カタール史上初の優勝獲得を目前にして自信を漂わせていました。
吉田選手は監督とともに臨んだ公式会見で、「我々はアジアを代表している。明日両チームが100%の努力をしてフェアプレーでいいゲームをして、全世界に我々がいかに戦うかを見せたい。それが我々アジアサッカーをもう1段上に引き上げることになると思う」と話し、海外メディアを含めた出席者から拍手を浴びていました。
チームは夕方からアブダビ市内のグラウンドで練習。既に両チームともにグループステージで1試合を行っているため、試合会場で練習は行っていません。
練習では、日本チームは公開された冒頭15分の部分でランニングやストレッチ、ボール回しなどで体を動かしていました。その後は非公開にして戦術の確認に時間を割きました。なお、MF遠藤航選手(シントトロイデンVV)は、ホテルで静養となりました。
MF原口元気選手(ハノーファー96)は「去年ワールドカップで負けてから、アジアでは一番でなければいけないと思っている。必ず日本が一番となって新しいスタートを切らなくてはいけない」と語り、気持ちを引き締めていました。
試合は2月1日(金)18:00(日本時間23:00)キックオフの予定です。
監督・選手コメント
SAMURAI BLUE(日本代表)森保一 監督
明日の決勝戦カタール戦は、非常に厳しい試合になると思っています。試合も6試合やってきていますし、カタールも非常に力のあるチームですが、日本の方がもうひと踏ん張りできるように、いい準備をして、選手が思い切って力を出し切れればと思っています。試合の中で選手たちが流れを読み取りながら意思統一をして、チームで連係連動しながら試合を進めることができていますし、そこはこれまでの試合で全体的に良くなってきました。これまでの6試合の対戦相手との試合の流れや相手のスタイルに応じて、選手たちがボールを握って素早く攻めること、守備でプレッシャーをかけてボールを奪うこと、受け身になったときはしっかり我慢しながら守備をして自分たちに流れを持っていくことなど、いろいろな対戦相手との試合状況の中で、学びながらチームの力として、ここまで来ることができました。明日の試合でも、どういう試合の流れになっても、選手たちは対応力と修正力を持って、集中を切らさずに、継続力を持ってやってくれると思います。
DF #22 吉田麻也 選手(サウサンプトン)
ロシアでのワールドカップ、このアジアカップ、次のコパアメリカは日本サッカーにとって非常に大きな意味を成す時期です。ここで結果を出すかどうかで、日本サッカーのスポーツとしての人気にも成長にも大きく関わってきますし、僕らはその大きな責任を負ってプレーしていると自覚しています。個人的にも日本代表として、5度目のアジアカップをとりたいです。非常にいいチームで、このチームで勝ち取ることができれば、世代交代をしている日本代表にとって新たな一歩になると思いますし、前回のワールドカップで成し遂げることができなかった目標を次のワールドカップで達成できる一歩になるのではないかなと感じています。
MF #8 原口元気 選手(ハノーファー96)
いろいろな引き出しがあった方が強いと思いますし、それが体現できていると思っているので、この大会をみてもそうですし、明日どういう展開になったとしてもうまく対応できる自信はあります。
MF #9 南野拓実 選手(ザルツブルク)
いよいよ決勝ですが、ワクワクした気持ちとチームとして改めてやってやるぞという気持ちでいます。ピッチで若い選手が思いきりプレーできています。怖がらずにプレーできているのは、経験ある選手のおかげで相乗効果です。この大会で一戦一戦を通してチームとしても成長してきました。最後は優勝して終わりたいです。
MF #10 乾貴士 選手(デポルティボ・アラベス)
いつも通り、平常心でいます。優勝したい気持ちはすごくあります。プロになってから初のタイトルです。獲れるチャンスなので、ここで獲りたいです。カタールは個々の能力は高いですが、チームとしてそこまでまとまっている感じはしないので、隙はあると思います。そういうところを突いていければチャンスはあると思っています。めちゃめちゃ守備が固いわけではないと思うので、日本の攻撃陣ならチャンスはあると思います。
FW #15 大迫勇也 選手(ベルダー・ブレーメン)
大会前から簡単な試合はないと思っていましたし、チーム全体として7試合を考えて、監督もメンバーをいろいろと試しながら、個々がモチベーション高い中でプレーできたことが何より素晴らしいことだと思います。さらに素晴らしいことにするために、明日しっかり勝って大会を終えたいと思っています。
フェリックス・サンチェス カタール監督
ここまで来ることができてうれしく思います。日本は素晴らしい選手がいて、今大会で非常に高いレベルの戦いを見せて素晴らしい大会にしている。何度も優勝経験がある相手ですが、良いプレーをして我々が望むような結果を得たいと思います。我々のサッカー史上最も大きな出来事で、ここまでの歩みが正しかった証になります。決勝の結果に関わらず、選手たちをとても誇りに思っています。
スケジュール
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原口元気 選手(ハノーファー96/ドイツ)インタビュー
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大迫勇也 選手(ベルダー・ブレーメン/ドイツ)インタビュー
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南野拓実 選手(ザルツブルク/オーストリア)インタビュー
AFCアジアカップUAE2019
大会期間:2019/1/5(土)~2019/2/1(金)
ノックアウトステージ 決勝:
2019/2/1(金) 23:00キックオフ(日本時間)
vs カタール代表
地上波放送:テレビ朝日系列にて生中継 予定
BS放送:NHKBS1にて生中継 予定
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