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SAMURAI BLUE、ウルグアイとの第2戦に挑む~CONMEBOLコパアメリカブラジル2019~
2019年06月20日
CONMEBOLコパアメリカブラジル2019に出場している SAMURAI BLUE(日本代表)は6月19日(水)、ポルトアレグレ市内でウルグアイ代表とのグループステージ第2戦に向けたトレーニングを実施しました。練習の前には、約40年にわたって南米と日本のパイプ役になり、6月18日にお亡くなりになられた北山朝徳氏(JFA国際委員)への追悼の意を表し、チーム全員で黙とうをささげました。
トレーニングに先立ってArena do Gremioで行われた公式会見には、森保一監督と副キャプテンの冨安健洋選手(シントトロイデンVV)が出席しました。冨安選手は4失点を喫して敗れたチリとの第1戦について「振り返ってもまだまだやれたことがあったと思う。ウルグアイ戦へどう活かすかは僕たち次第」と語った上で、「チリ戦のような試合をしていてはウルグアイから勝点を取るのは難しい。サッカーの戦術の前にメンタル的に戦うこと、そのベースのところでいかにウルグアイより優位に立てるかを求めていきたい」と決意を語りました。
またルイス・スアレス選手(FCバルセロナ)、エディンソン・カバニ選手(パリ・サンジェルマン)と対峙することについても、「僕個人としても世界的なストライカーを抑えられるかどうかを求めたいと思って大会に臨んでいる。ビビってやっていたら勝てるものも勝てない。チリ戦よりも、より一つのチームになって戦うことで、勝利に結びつけられるように」と強調。戦術的な部分では「できるだけ(ディフェンスラインを)高い位置に保って、よりコンパクトに戦いたい」と語りました。
一方、森保監督は「コパアメリカを経験するだけの場だとは思っていない。チリ戦の結果を受けて、どれだけ勝ちにこだわってやれるか」をウルグアイ戦に向けた大きなテーマとして挙げました。今大会の日本は若手選手の多いフレッシュな編成ですが、それは勝利を諦めるということではありません。森保監督は「必ず勝機はある」としつつ、「球際の局面でウルグアイは激しく厳しく来るので、判断とサポートを速く、連係連動してウルグアイのプレッシャーを外し、ゴールへ向かっていけるようにしたい」と勝利への意欲を口にしました。
対するウルグアイは、エクアドルとの初戦に4-0で勝利し、中3日で日本戦を迎えます。オスカル・タバレス監督は「日本代表はスピードが速く、すごく体力がある。素早いリズムの試合になるだろう」と展望を語り、「日本のことはリスペクトしている。彼らとの試合は困難なものになるだろう」と、決して日本を侮っていないこと、翌日の試合に全力を尽くすことを重ねて強調しました。
初戦黒星となった日本にとって重要な意味を持つウルグアイとの第2戦は、6月20日(木)20時(日本時間21日8時)キックオフです。
監督・選手コメント
SAMURAI BLUE(日本代表)森保一 監督
中2日での試合ですので、何人かはメンバーを入れ替えるつもりですが、コンディションを見極めて最終的に判断します。ウルグアイは攻守ともに世界トップクラスの選手がいるチームです。まずは球際の攻防で選手たちには勇気を持って挑んでほしいと思います。その上で技術・戦術を発揮したい。判断やプレーのスピードを上げ、そのなかでプレーのクオリティを落とさないという点で、一試合目よりも成長を見せたいです。
GK #23 大迫敬介 選手(サンフレッチェ広島)
(スアレス選手とカバニ選手は)世界でもトップレベルでやっている選手たちなので、いろいろなところからシュートが飛んでくると思います。日本にはいないタイプの選手だと思うし、出場のチャンスがあれば対戦できるので、すごく楽しみにしています。(日本代表として大会に参加し)こういう素晴らしい環境の中でサッカーができていて、これ以上ない環境だと思っているので、そういう意味ではすごく充実しています。
DF #16 冨安健洋 選手(シントトロイデンVV)
どれだけ予測して先に先に対応できるかが(試合の)大事なポイントになってくると思います。スアレス選手らが相手の嫌がることや駆け引きをしてくるなかで、どれだけ主導権を渡さずにプレーできるかも意識したい。僕自身としてもチームとしても、まずメンタルの『戦うところ』でいかにウルグアイより優位に立てるかを求めていきたいです。
MF #11 三好康児 選手(横浜F・マリノス)
同じピッチに立てば国と国の勝負ですので、(相手選手を)意識することはありません。冷静に戦うことが大事だと思います。
MF #17 松本泰志 選手(サンフレッチェ広島)
チリ戦で4失点しているので守備を大事にしたいです。まず守備から入りたいと思いますし、球際の部分がポイントになると考えています。チリ戦ではボランチが二人とも落ちてしまって攻撃が単調になる時間帯もあったので、しっかり前で関わりながら、飛び出していけるようにしたいです。たとえ守備で体力を削られたとしても、そこからいかに前へ出ていけるかだと思います。
オスカル・タバレス ウルグアイ代表監督
われわれの試合に向けた準備は万端です。チームはとても良いコンディションですし、日本のことをリスペクトしています。ただ、試合の前というのはさまざまな不安が漂うものですし、どのように展開するかは予断を許しません。昨年、われわれが3-4のスコアで負けてしまった試合(キリンチャレンジカップ)について言えば、また今回とは違うチームだったんですね。日本は新しい世代の違うチームですが、私はすごくリスペクトしています。必ず勝てるということはありませんが、100%のプレーをしようと思っています。
スケジュール
CONMEBOLコパアメリカブラジル2019
大会期間:2019/6/14(金)~2019/7/7(日)
グループステージ:
2019/6/18(火) 8:00キックオフ(日本時間)
vs チリ代表
2019/6/21(金) 8:00キックオフ(日本時間)
vs ウルグアイ代表
2019/6/25(火) 8:00キックオフ(日本時間)
vs エクアドル代表
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