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イラク戦へ非公開練習 ~AFCアジアカップ 第2戦へ~
2015年01月15日
SAMURAI BLUE(日本代表)は1月14日、連覇を目指すAFCアジアカップ2015の第2戦イラク戦を2日後に控えて、試合会場のあるブリスベン市内のグラウンドで、冒頭15分以外を非公開にして練習しました。
日本は第1戦を終えてイラクと勝点3で並び、得失点差でグループ首位につけています。16日のイラク戦に勝ち、もう一方の試合でパレスチナがヨルダンに引き分け以上であれば、グループステージ最終戦を待たずにDグループ2位以内が確定し、準々決勝進出が決まります。
練習の冒頭で、フィールドプレーヤー20人は5人一組でパス回しやストレッチをし、GK3人はコーチを交えてキック&ランで体をほぐしました。その後、非公開として約1時間、チームはプレーの確認を入念に行いました。
この日のブリスベンは雲が多く、練習の前後にはにわか雨も降り、第1戦を戦ったニューカッスルとは違う蒸し暑さを感じる気候ですが、MF遠藤保仁選手(ガンバ大阪)は、「前にいたのが涼しいところだったので多少暑いですが、みんな中東などでこういう経験はしています。相手も同じ条件ですし、暑さは気になりません」と話しました。また、次戦へ向けて、「相手を走らすことができれば、かなり効いてくると思う」と指摘しています。
対戦相手のイラクは、ヨルダンに勝利した初戦を当地ブリスベンで戦っており、日本よりも試合会場に慣れた状況ですが、DF酒井高徳選手(シュツットガルト)は、「それを不利に思わずに、自分たちがやるべきことをやって、いち早くその環境に慣れることが大事ですが、チームはそういう対応力のある選手ばかりです」と話し、対応に自信を見せました。
なお、3月31日にキリンチャレンジカップ2015でウズベキスタンと対戦することが発表になり、霜田正浩日本サッカー協会強化担当技術委員長は、「6月からFIFAワールドカップ予選が始まりますが、予選の前にアジアの強い相手と対戦したいという監督のリクエストがありました」と、経緯と意義について説明しました。
コメント
MF 香川真司 選手(ボルシア・ドルトムント)
イラク戦はこの前とは全然違う、厳しい戦いになってくると思うので、最初からもっともっと厳しくいかないといけません。それをみんなで徹底してやっていきたいと思います。イラクはヨルダンにも勝っているので1勝した同士の対決で、この試合は大事になると思います。集中してやっていきたいです。ゴールは求められていますし、シュートへの意識は強くあります。
DF 吉田麻也 選手(サウサンプトン)
イラク戦でも基本的にやることはパレスチナ戦と変わりません。僕らがより多くのボールを保持して、より多くの攻撃パターンから得点を重ねて、守備ではリスクマネージメントをすることです。クロスの微調整や、セットプレーから何度か危ない場面もあったので、そういう点を修正して、次の試合でグループステージ突破を決めたいと思います。今はチームがしっかりと監督の求めているプレーを1試合1試合こなして、よりよくしていくこと、継続することが大事だと思います。
DF 酒井高徳 選手(シュツットガルト)
今度は初戦とは全然違った相手になる。まったく違うものとしてギアを入れていかなければいけないと思うし、それは今日の練習から始まっています。安易なミスはイラクぐらいになればしっかりものにしてくると思うので、イージーなミスを無くしたいですし、チームとしても個人としてもクロスの精度があまりにも良くなったので、もっと丁寧に上げたいと思っています。相手のカウンターにはリスクマネージメントが大事ですし、攻撃ではシュートやクロスで終ることは大事です。相手の出だしをしっかり見て、いろいろなパターンをやりたいです。
MF 遠藤保仁 選手(ガンバ大阪)
前の試合では、そこまで攻められなかったので守備の課題はあまり出なかったですけど、攻撃面では課題が少し出たので、少しずつクォリティを高めていきたいです。イラクも次の試合で勝って勝点6に伸ばしたいと思っていると思います。僕らは相手のストロングポイントを出させないのがひとつですし、試合が動かない時もあると思うので、慌てずにゲームを進められるかどうかです。出来る限り自分たちでボールを保持し、暑さもあるので、相手を走らすことができれば残りの20分ぐらいから、かなり効いてくると思うので、そういうことも考えながら90分間を通して、うまく時間を使いながらやっていければいいと思います。
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