SAMURAI BLUE（日本代表）は3月28日(土)、ヴァイッド・ハリルホジッチ新監督の初陣となったチュニジア戦での勝利から一夜明け、大分市内で練習しました。

快晴の春らしい日差しが降り注ぎ、約800人のファンが見守る中、前日の試合に先発したFW山口蛍選手（セレッソ大阪）らは、リラックスした雰囲気でランニングやストレッチなどの軽めの調整を行い、疲労回復に努めました。
一方、途中交代出場でハリルホジッチ新体制での初得点を決めたFW岡崎慎司選手（1.FSVマインツ）を含め、MF香川真司選手（ボルシア・ドルトムント）らほかの選手たちは、5人1組でボール2個を使ってスピードを意識したパス回しや、8対8の実戦形式などに取り組み、約1時間半汗を流しました。

また、体調不良のために練習を休んでいたFW乾貴士選手（アイントラハト・フランクフルト）もこの日の練習から参加して、精力的に体を動かしました。

乾選手は、「攻守で求められる自分の役割をしっかりやっていきたい」と話し、意気込みを新たにしていました。
練習後には、見学に訪れた小学生以下の子どもたち約200人を対象にサイン会を実施。FW武藤嘉紀選手（FC東京）らが多くの子どもたちに囲まれていました。ハリルホジッチ監督も集まったファンから声をかけられると、歩み寄って握手やサインに応じて、温かい声援に応えていました。

なお、チュニジア戦で右足を痛めたDF酒井宏樹選手はこの日の練習を休みました。市内の病院で検査を受けて、筋挫傷と診断されました。
チームは午後、大分を後にして東京へ移動。31日(火)に東京スタジアムでウズベキスタン戦に臨みます。

選手コメント

MF 香川真司 選手（ボルシア・ドルトムント）
（昨日の試合では）もっと自分のやりやすいように要求してやれば、チームももっと良くなると感じました。攻撃のところで自由にポジションチェンジをしながら、さらに強度や精度を上げてダイナミックさを増やしていけば、今までなかった日本の力強さが出ると思います。昨日は距離感など自分のイメージ通りにできましたが、後半相手の動きが落ちてスペースがあったので必然です。次のウズベキスタンは（昨日）韓国で試合をしていて、時差ボケなどもない状態で来るので、厳しい中でどれだけできるかだと思います。しっかり準備して臨みたいです。

DF 藤春廣輝 選手（ガンバ大阪）
試合前に本田選手から代表のデビュー戦は緊張するもので、あまりうまく出来なくても当たり前だと聞いていたので、試合には気持ちよく入れてシュートも打てて、Jリーグのデビュー戦よりも良かったと思います。自分の特長の攻撃面をもう少し出したかったと思っていますが、前へ上がった時にはいいタイミングでいいパスが出てくると分かりました。楽しめました。（最初キッカーを務めていた）FKやCKは緊張して途中で清武選手に代わってもらったのですが、次は自分で最後までやれるようにしたいです。

MF 柴崎岳 選手（鹿島アントラーズ）
（新体制になってチームで一緒に）練習する時間が短いので、（チームができるのには）時間がかかると思います。徐々にという感じですが、チームで意思統一してやることが大事です。相手の裏を狙う動きやパスはサッカーの普遍的な動きで、特別なものではありませんが、前線にそういうタイプの選手が増えたので、選手に合わせてパスを出していきたいと思っています。

DF 吉田麻也 選手（サウサンプトン）
監督は規律を守ることも要求していますが、自分たちで考えて判断することも求めています。監督の要求に応えながら、ピッチで自分たちで解決策を見つけることは日本人は苦手なので、良いことだと思います。守備では確認することが多いので、監督とも話をします。昨日の試合まで時間がなかったですし、次の試合もあまり時間がありません。FIFAワールドカップ予選が始まると勝たなくてはいけない試合が続きます。1つでもうやむやにしたままで入るのではなくて、意思の疎通を図って予選に入りたいと思います。

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スケジュール

JALチャレンジカップ2015

2015年3月31日(火)　SAMURAI BLUE(日本代表) 対 ウズベキスタン代表
東京スタジアム　19:25 キックオフ(予定)／16:25 開場(予定)
テレビ放送：日本テレビ系にて全国生中継
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