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SAMURAI BLUE 森保監督、オマーン戦へ選手に「存分に力を発揮してほしい」~AFCアジアカップUAE2019(1/5~2/1)~
2019年01月13日
SAMURAI BLUE(日本代表)の森保一監督は1月12日(土)、AFCアジアカップ2019 UAEグループステージ第2戦のオマーン代表戦を翌日に控えてアブダビ市内の試合会場で公式会見に臨み、厳しい戦いを想定しながらも「選手には存分に力を発揮してほしい」と述べました。
9日(水)の初戦でトルクメニスタンに苦戦しながらも3-2の逆転勝ちで勝点3を手にしてグループF首位に立った日本は、オマーン戦に勝てばウズベキスタンとの第3戦を待たずにグループステージ突破が決まります。引き分けた場合でも、日本は勝点4となり、6グループ中2グループの3位が日本より勝点で下回るため、日本が3位の上位4チーム内を確定し、16強進出が決まります。敗れた場合は、第3戦に持ち越しとなります。
「厳しい戦いを覚悟している」という森保監督は、「明日勝って決まればいいが、まずは突破することが大切。明日の試合をものにできるように、いい準備をしていきたい」と話しています。
オマーンは初戦でウズベキスタンに惜敗しており、ピム・ファーベーク監督は日本戦で勝点3を得るために「できることはなんでもする」と意気込んでいます。
ピム監督は、過去に大宮や京都で指揮を執ったほか、オーストラリア代表やモロッコ五輪代表などで日本代表とも対戦した経験があります。また、オマーン代表では2016年12月の就任以降、パスで組み立てるサッカーを確立しました。
FIFAランキングでは日本の50位に対してオマーンは82位。過去対戦成績は、2004年大会グループステージでの勝利(1-0)を含めて日本の8勝3分無敗ですが、決して侮れない相手です。
敵将ピム監督は、「ウズベキスタン戦は大きな自信になった。日本のようなプレータイプの相手は我々には好ましい。恐れはない」と話して自信を見せています。
森保監督はオマーンについて「速攻もできればボールを握って遅攻もできる。カウンター対策をしっかりするとともに、我慢しながら守備することもやっていかなければいけない」と警戒しています。
両チームはこの日、試合会場のザイードスポーツシティスタジアムにて公式練習に臨み、日本チームは冒頭15分を公開。選手たちはピッチの感触やスタジアムの雰囲気を確かめながら、ランニングやボール回し、アジリティを上げるステップワークやダッシュなどを繰り返し、その後は非公開にして戦術の最終チェックを行いました。
しかし、初戦で2得点をマークしたFW大迫勇也選手(ベルダー・ブレーメン)は以前痛めた右臀部に違和感を覚え、またGK東口順昭選手(ガンバ大阪)は腰を痛めて、ホテルで別調整でした。
森保監督は2人のオマーン戦出場は難しいという見解を示しましたが、「残った選手とスタッフで次の試合に勝ち切れるように、どんなアクシデントにも乗り越えてやっていきたい」と話し、チーム一丸で臨む姿勢を強調しました。
DF長友佑都選手(ガラタサライSK)は、「オマーンはカウンター攻撃にスピードがあって危険なチーム。ただ、僕らも本当にいいチームで選手個々のレベルは高い。勝てる自信はある」と言い切りました。
試合は1月13日(日)17:30(日本時間22:30)キックオフの予定です。
監督・選手コメント
SAMURAI BLUE(日本代表)森保一 監督
第1戦後からオマーン戦までの間に最善の準備ができたと思っています。選手には持てる力を存分に発揮してほしいです。チームとしての絵を合わせて、相手のDFラインを突破して、DFラインの背後にチャンスがあれば、それを逃さないようにしてきたいです。カウンター攻撃を受けても慌てず冷静に相手の攻撃の芽を摘めるように、チームとしてやっていきたい。初戦の前半から後半に選手たちが改善してくれたところを、スタートから使い分けて出してもらえればと思っています。東口選手と大迫選手は、明日はおそらく難しいと思いますが、順調に回復すれば早い段階でチームに合流できると思っています。乾選手、武藤選手、塩谷選手は初招集ですが、いつ試合に出てもチームにフィットして彼らの良さを出して貢献してくれる状態にあると思っています。明日、新たにFWに入る選手には得点を奪う、得点に絡むというFWとしての役割を結果として出してもらい、チームコンセプトの中で攻守に貢献してほしい。簡単な試合はありません。我慢強く厳しい試合になることを覚悟して準備したいと思います。
GK #12 権田修一 選手(サガン鳥栖)
初戦でこの大会は簡単ではないことが再確認できました。明日は東口選手と大迫選手は厳しそうですが、ここに選ばれている選手はみんな代表選手なので、誰か一人が怪我をしても、みんなで戦えると思います。
DF #5 長友佑都 選手(ガラタサライSK)
初戦は苦戦しましたが、チームとしてアジアカップを知ることができて良かったと思っています。それをオマーン戦に活かせるように、チーム一丸となって戦いたい。次の試合でしっかり勝って16強入りを決めることは大事ですが、自分としては2試合で決めても3試合で決めても変わりはなく、ノックアウトステージへ行くことが大事だと捉えています。1戦1戦気を引き締めて、自分たちがやれる準備をしっかりして、やれるプレーをしっかりして勝ちたいと思います。
DF #20 槙野智章 選手(浦和レッズ)
オマーンのサポーターがどれだけ入るか分かりませんが、競技場の雰囲気にのまれないように、自分たちのペースで自分たちらしくやらないといけません。大迫選手は相手にとっても怖い存在になっていましたが、代わりに入る選手には違うタイプの選手もいるので、FWの良さを引き出すのも中盤や後ろの選手の仕事だと思っています。
MF #9 南野拓実 選手(ザルツブルク)
僕のスペースは相手が常に警戒しているので、チームとしてどう戦うかがポイントです。前の試合では後半に良い形が増えました。前を向くことやゴールに向かっていくところは増やしていきたいですし、シュートをゴールやこぼれ球につなげていければと思っています。どれだけボールを受けられるか、自分がシュートを打つだけでなく味方を活かすためにも、ボックスの近くで危険な存在になりたいです。
MF #21 堂安律 選手(FCフローニンゲン)
オマーン戦では、僕を含めて初戦でできなかったことをしっかりと修正して臨みたいです。日本と対戦するときは相手もいろいろと変えてくると思うので、ピッチ内で改善策を見つける必要があります。まずはしっかりゲームに入ってしっかりシュートを打っていくのが大事です。こちらが押し込むことができれば、あまり相手の特長が出ないと思います。1対1で自分が勝てれば相手の組織を崩すことができます。個で相手を崩すのが僕ら前線の選手の特長だと思うので、それはできると感じています。
ピム・ファーベーク オマーン監督
日本には経験も個人の質もあり、今大会優勝候補の一つです。我々にとっては大きな挑戦です。我々自身が戦術でも守備でも最高のものを出さなければなりませんし、日本に弱点があるなら、それを突かなければなりません。ただ、我々にはいい選手がいますし、我々から得点を獲るのは簡単ではないでしょう。両チームともコンビネーションプレーをして、勝点を求めて戦うので、明日は興味深い試合になると思います。日本のことをリスペクトしていますが、恐れはありません。我々は勝点3を取るために、できることは全てやるつもりです。
スケジュール
AFCアジアカップUAE2019
大会期間:2019/1/5(土)~2019/2/1(金)
グループステージ:
2019/1/9(水) 20:00キックオフ(日本時間)
日本代表 3-2 トルクメニスタン代表
2019/1/13(日) 22:30キックオフ(日本時間)
vs オマーン代表
2019/1/17(木) 22:30キックオフ(日本時間)
vs ウズベキスタン代表
地上波放送:テレビ朝日系列にて生中継 予定
BS放送:NHKBS1にて生中継 予定
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