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【対戦国情報】能力高い選手をそろえるオマーンが日本戦連勝を狙う~アジア最終予選(Road to Qatar)
2021年11月13日
アジア最終予選(Road to Qatar)初戦でSAMURAI BLUE(日本代表)を1-0で破り、「歴史的な勝利」(オマーンのブランコ・イバンコビッチ監督)を挙げた。日本との13度目の対戦で初白星。しかも、FIFAワールドカップ6大会連続出場という相手のホームでもぎ取り、世界舞台未経験のチームにとっては大金星といえた。もちろん、その試合内容も見事なもので、クロアチア人のイバンコビッチ監督は「勝ちに値する試合をした」と胸を張った。
その後、サウジアラビアに0-1、オーストラリアに1-3と連敗。ベトナムを3-1で下した後、11月11日のマッチデー(MD)5では中国と1-1で引き分け、勝点7でグループBの3位から4位に後退している。
選手たちのほとんどは、国内のクラブに所属する。それも、AFCチャンピオンズリーグといったトップレベルの国際大会では名前を聞くことがほぼ皆無のクラブだ。ところが、9月の日本戦を見ても分かるように、選手個々はいずれも高い能力を備える。日本戦で貴重な決勝点をマークしたイサム・アブダラ・アルサビはMD4のベトナム戦で最終予選初先発。アクロバチックなオーバーヘッドキックで同点ゴールを決めて期待に応えた。日本戦で彼の得点をアシストしたサラー・サイド・アルヤヒアエイは、決定的なパスも出せる上、自ら突破もできるチャンスメーカー。9月の対戦ではベンチを温めたモフシン・アルハルディの左足のキックも、セットプレーなどで相手にとって脅威となる。
中盤ではハリブ・ジャミル・アルサーディがボール奪取に優れ、ディフェンスラインの防波堤となる。そして、激しく相手にチャレンジするアハメド・アルハミシ、カバーリングが的確なジュマ・マルフーン・アルハブシのセンターバックコンビが、ゴール前に堅固な壁を築く。こうした実力派をイバンコビッチ監督がまとめ上げ、チーム力を高めている。
オマーンと日本の対戦は、過去13度のうち2点以上の差がついたのは3度しかない。約2カ月前の一戦、そしてその後のスカウティングによって、両者はお互いの手の内を熟知しているはずだ。再び接戦の予感も漂う最終予選後半戦の初戦で、オマーンは勝点3をつかみ、3位奪還を狙う。
FIFAランキング:77位(アジア10位)※2021年10月21日発表
FIFAワールドカップ出場なし
対戦成績:日本の9勝3分1敗(得点20、失点5)
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