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ニュース

SAMURAI BLUE、パラグアイ戦へ非公開で調整

2018年06月11日

SAMURAI BLUE、パラグアイ戦へ非公開で調整

SAMURAI BLUE(日本代表)は6月10日(日)、スイス代表との国際親善試合後の短いオフをはさんで、2018 FIFAワールドカップロシアへの事前合宿を行っているオーストリアのゼーフェルトで練習を再開。2日後に控えるパラグアイ代表との、ロシア大会前最後の国際親善試合へ向けて非公開で調整を行いました。

快晴の空の下、ヨーロッパの夏らしいカラッとした空気と強い日差しの気候の中で、選手たちは公開された15分の練習では、ストレッチやサイドステップなどの動きを繰り返して体をほぐしました。

その後、非公開とされた練習では、スイス戦に先発した選手と、それ以外の選手とに分かれて調整。長友佑都選手(ガラタサライ)や本田圭佑選手(CFパチューカ)ら先発したメンバーは、コンディショニング中心のメニューをこなして、早めに練習場を後にしました。

一方、スイス戦で途中出場した柴崎岳選手(ヘタフェCF)ら先発以外のメンバーは、パラグアイ戦へ向けた戦術の確認などに取り組みました。西野朗監督は、スイス戦とパラグアイ戦の2試合で全選手を起用することを明言しています。

なお、大島僚太選手は、スイス戦の試合中に受けた腰への打撲のために、この日は大事をとってホテルでの調整でした。

パラグアイはFIFAランク32位(日本は61位)。ロシア大会へは南米予選最終戦でベネズエラに敗れて勝点で4位以内に届かず、7位で終了。2大会連続で出場を逃しましたが、ベスト8入りした2010年大会を含めて、これまでに8回出場しています。親善試合は今年に入って日本戦が2試合目で、3月にはアウェイでアメリカに0-1で敗れています。

西野監督体制で戦った5月30日(水)のガーナ戦(0-2)、2日前のスイス戦(0-2)を含めて、ワールドカップ最終予選突破後の昨年10月のニュージーランド戦を最後に、海外組を加えた戦ったその後の5試合で1分4敗と黒星が先行しています。

長友選手はスイス戦の内容に「相当、危機感持っている」と話し、この日の練習には「心機一転、雰囲気を変えたかった」として髪を金色に染めて登場。パラグアイ戦へ向けて「まず魂を持って戦えるか。そこを出したい。相手より走る、戦う。そこから見せたい」と熱く語りました。

チームは11日(月)にパラグアイ戦を行うチボリ・スタディオンで公式練習に臨みます。

選手コメント

GK #23 中村航輔 選手(柏レイソル)
チームと監督が代わればすべてが変わると思っていますが、大事なことは失点をしないことだと思います。どんな試合でも後ろはゼロで抑えることが一番です。結果がすべてだと思うので、そこに対するアプローチは個人で思うところとチームで思うところがあると思いますが、合わせていければいいと思います。

FP #4 本田圭佑 選手(CFパチューカ)
チームとしても試せるのは残り1試合ですし、精神的な準備も始めていかないとならないので、しっかりコミュニケーションを取ってやりたいと考えています。今は自信を過信に変えて行くフェーズだと思っています。ネガティブなこともいろいろと話して、シビアな対話と自信の融合が大事になります。ネガティブなことでも、1試合でひっくり返すのが19日(のコロンビア戦)です。19日がすべてだと思っています。脳の中にポジティブなワードを入れて行くことを増やしていきたいと思います。

FP #5 長友佑都 選手(ガラタサライ)
スイス戦後に選手で反省会もしたが、個人的にも試合を見直しました。戦えるからだがあって、走れる足があって、そこにプラスアルファで経験があって、やっとチームに貢献できる。もっとベテランと言われる選手がやらないと勝てません。「若手どうぞ」ということになるが、ワールドカップは甘くありません。僕は危機感を持っています。練習も引き締めるところをもっと引き締めていかないといけない。大事なところでスプリントするから、相手ゴール前で1対1にもなれる。もっと走る意識をみんながもたないと。

FP #7 柴崎岳 選手(ヘタフェCF)
スイス戦は守備でうまくいっていた部分もあったので、それを継続してやることと、ハマらずにいなされた時にどう対応するかを話し合いました。僕は奪った後の攻撃に課題があったと思っていましたし、ミーティングでも、もうちょっと攻撃のところのクオリティを上げていこうという話になりました。短い時間ですが、最大限やることをやって本大会に入っていかないといけないと感じています。みんな、危機感を感じていると思いますし、それは良い緊張を生み出すものでもあると思います。練習でやっていることしか出せないと思っていますし、100パーセント準備ができたとしても70パーセント出るかでないかという世界です。本当に良い準備をしてこそ、自分たちのアベレージ、それ以上のパフォーマンスができると思っているので、練習や準備がすべてだと思っています。

FP #10 香川真司 選手(ボルシア・ドルトムント)
攻撃での手ごたえを結果などで感じたいですし、スイス戦も攻撃の改善点はたくさんありました。自分もリスクを背負わないといけないと思いますが、一人ではできないので、チームとして崩す形を今日の練習でも確認したし、トライしたいです。この前の試合では、やり方が分かっていないところがあったので、連動やスイッチの入れどころが合わずにスピードも上がらなかったのですが、動き出し一つや共通意識で変わるところがあると思います。細かいところを直すだけで改善はみられると思います。そこから先は個人のクオリティと一人一人がチャレンジできるかです。僕はそういうところで起点になれればと思っています。

FP #16 山口蛍 選手(セレッソ大阪)
僕はまず失点をしないことを意識しないといけないと思います。できるだけ0-0で進めて、最後一番きつい15分ぐらいでは自分たちが相手を上回れると思うから、そこまでしっかり耐えるしかないと思います。はめ方の決め事、意思統一はもうちょっとしないといけないと思います。自陣からのロングカウンターよりは、まず相手の陣内でボールを獲って持って行くのが一番効果的で自分たちも消耗せずに済むと思いますし、しっかりシュートまで持って行くことができれば、自分たちも休める時間もあると思います。

  • 本田圭佑 選手(CFパチューカ/メキシコ)インタビュー

  • 長友佑都 選手(ガラタサライSK/トルコ)インタビュー

  • 香川真司 選手(ボルシア・ドルトムント/ドイツ)インタビュー

スケジュール

6月3日(日) PM トレーニング
6月4日(月) PM トレーニング
6月5日(火) PM トレーニング
6月6日(水) PM トレーニング
6月7日(木) PM 公式練習
6月8日(金) 0-2 国際親善試合 vs スイス代表(Stadium Cornaredo)
6月9日(土) PM トレーニング
6月10日(日) PM トレーニング
6月11日(月) PM 公式練習
6月12日(火) 15:05 国際親善試合 vs パラグアイ代表(Tivoli Stadion)
6月13日(水) AM トレーニング
6月14日(木) PM トレーニング
6月15日(金) PM トレーニング
6月16日(土) PM トレーニング
6月17日(日) AM トレーニング
6月18日(月) PM 公式会見・公式練習
2018 FIFA World Cup Russia
6月19日(火) 15:00 第1戦 vs コロンビア代表(Mordovia Arena)
6月20日(水) PM トレーニング
6月21日(木) PM トレーニング
6月22日(金) AM トレーニング
6月23日(土) PM 公式会見・公式練習
6月24日(日) 20:00 第2戦 vs セネガル代表(Ekaterinburg Arena)
6月25日(月) PM トレーニング
6月26日(火) AM トレーニング
6月27日(水) PM 公式会見・公式練習
6月28日(木) 17:00 第3戦 vs ポーランド代表(Volgograd Arena)

※時間はすべて現地時間。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

2018FIFAワールドカップロシア

大会期間:2018年6月14日(木)~2018年7月15日(日)
グループステージ
第1戦 6月19日(火) 21:00[日本時間] vs コロンビア代表
第2戦 6月25日(月) 0:00[日本時間] vs セネガル代表
第3戦 6月28日(木) 23:00[日本時間] vs ポーランド代表

大会情報はこちら

 

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