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ニュース

SAMURAI BLUE、セネガルと引き分けて16強進出へ前進~2018FIFAワールドカップロシア~

2018年06月25日

SAMURAI BLUE、セネガルと引き分けて16強進出へ前進~2018FIFAワールドカップロシア~

SAMURAI BLUE(日本代表)は6月24日(日)、2018 FIFAワールドカップロシアのグループステージ第2戦でセネガル代表とエカテリンブルク・アリーナで対戦し、2度のリードを許しながらも乾貴士選手(レアル・ベティス)と交代出場した本田圭佑選手(CFパチューカ)のゴールで2度追いつき、2-2で引き分けました。

日本とセネガルはともに勝点を4としてグループHで勝点と得失点差で並び、もう一つの試合でポーランドを3-0で下したコロンビアが勝点3で続き、2連敗のポーランドは大会敗退が決まりました。

この結果、日本はグループステージ最終戦(28日、ヴォルコグラード)でポーランドに勝つか引き分ければグループ2位以内が確定して、2010年大会以来となるノックアウトステージ進出が決まります。

互いに初戦を勝利して迎えた第2戦で、勝点3を手にした方がノックアウトステージ進出に大きく近づく一戦に、日本は初戦のコロンビア戦と同じ先発メンバーで臨み、セネガルも変更を一人にとどめて臨みました。

立ち上がり、日本は相手の攻撃に押され気味になり、続けてCKの機会を与えるなど、苦しい展開を迎えます。

前半11分、セネガルの右クロスを頭でクリアした原口元気選手(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)のクリアをユースフ・サバリ選手に拾われてシュートを打たれ、GK川島永嗣選手(FCメス)がパンチングで防ぎましたが、クリアボールをゴール前に詰めていたサディオ・マネ選手に押し込まれて、日本はセネガルに先制を許します。

日本は相手と激しく競り合う姿勢を見せますが、22分に日本のCKで相手にボールを奪われてカウンターに。イスマイラ・サール選手がシュートを放ちますが、GK川島選手が阻止しました。

1-0リードでブロックを敷いてしっかりと組織的に守るセネガルに対して、日本は焦れずにボールを回して相手の隙をうかがいます。

試合が動いたのは34分でした。柴崎岳選手(ヘタフェCF)が相手DFの裏へロングボールを送り、攻め上がった長友選手が受け、トラップが寄せてくる相手DF 2枚の間を抜けて乾選手に渡ります。乾選手はボール受けると右足を鋭く振って、同点ゴールネットを揺らしました。

セネガルは縦に速い攻めを見せ、39分にはマネ選手が日本ゴールに迫りますが、再び川島選手がブロック。前半を1-1で折り返します。

後半、同点ゴールで動きが活性化した日本は、50分に原口選手のヘディングを大迫勇也選手(ベルダー・ブレーメン)が頭で合わせてゴールを狙いますが、相手GKに阻まれます。

61分には、柴崎岳選手のクロスに大迫選手がゴール前に詰めますが、タイミングが合わず合わせることができません。攻撃にリズムの出た日本は65分、大迫選手のパスを受けた乾選手が左サイドからペナルティエリアに切り込んで右足を振り抜きますが、クロスバーを叩きます。

すると71分に、セネガルが左サイドから仕掛け、ペナルティエリアで粘ったサバリ選手からのボールをニアン選手がヒールでつなぎ、右サイドでフリーになったムッサ・ヴァゲ選手が得点し、再びリードを奪います。

日本は直後の72分に香川選手に変えて本田選手を投入。その2分後には原口選手に代えて岡崎慎司選手(レスター・シティ)を送り出して、再び流れを引き寄せます。

78分、大迫選手の右クロスを相手GKが触って左サイドに流しますが、乾選手がダイレクトでゴールに折り返すと、ゴール前に詰めた本田選手が左足で合わせてゴールネットを揺らしました。本田選手はワールドカップ通算4得点目で、2010年から3大会続けてのゴールです。

この後、セネガルはシェイク・エンドゥイエ選手とマメ・ジュフ選手を、日本は宇佐美貴史選手(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)投入し、最後まで勝点3を狙う姿勢を打ち出します。

しかし、両者ともに譲らずに得点は奪えないまま、2-2で終了。勝点1を手にしました。

監督・選手コメント

SAMURAI BLUE(日本代表)西野朗 監督
非常にタフな試合を想定していました、事実そういう内容、結果になりました。そう簡単ではない相手に2度追いついて、非常に粘り強く戦えました。先制されましたが、そのあとのゲーム展開は落ち着いて入れて、組み立てや中盤の構成では自分たちの狙いとするところが出て、同点に追いつくことができました。自分たちの時間をつくれたということで、選手たちはこのリズム、テンポ、戦い方を失点してから感じたと思います。ハーフタイムの選手たちは非常に自信に満ちていました。ボールをしっかり動かせて、その上でチャンスも作れていて、勝ち切りたいと考えていました。3人の交代もオフェンシブな選手で、自分の中ではベストな切り方だったと思っています。それで、宇佐美か押さえの選手を投入する選択があったのですが、勝ちに行く選択をしました。その上での勝点1なので、高く評価したいと思います。セネガルは本当にタフなチームで、結果に関しては次につながる内容、結果と受け止めないといけないと思っています。

FP #4 本田圭佑 選手(CFパチューカ)
2度追いついたのは良かったですが、失点もしているので緊張感は続きます。サッカー人生でサブに対してこれだけ前向きに考えられたのは、ワールドカップがそうさせてくれていると思います。1発目で決めないと、という緊張感のなかで準備をしているつもりです。

FP #14 乾貴士 選手(レアル・ベティス)
(得点場面は)長友選手がうまく裏に抜け出してくれました。自分の方にボールが来たときに最初スルーするか迷ったのですが、うまくゴール方向へ抜けたので得意のコースだし、思い切って打ってみた結果でした。ワールドカップ初ゴールはうれしかったですが、2点目を獲るチャンスもあったので、あの1点に満足はしていません。

FP #17 長谷部誠 選手(アイントラハト・フランクフルト)
勝てたゲームではありましたが、常に先行される展開になって2回追いついたのは、悪くない結果だと思います。自分たちが非常に落ち着いていて、先制されてもやることがはっきりしているので、誰が出ても全員で戦っている感覚があります。

アリウ・シセ セネガル代表監督
この結果はもちろん残念です。今日のプレーはポーランド戦ほどよいプレーはできず、最高とは言えません。2失点にはがっかりしています。日本は予想通り技術が高く、パスの質も良かった。序盤にプレッシャーをかけてミスを誘って得点しましたが、追いつかれてしまいました。後半もそうです。日本には5センチのスペースを与えると非常に危険でした。グループステージは3試合あるので、次のコロンビア戦へ向けてやっていかなくてはなりません。

スケジュール

2018 FIFA World Cup Russia
6月19日(火) 2-1 第1戦 vs コロンビア代表(Mordovia Arena)
6月20日(水) PM トレーニング
6月21日(木) PM トレーニング
6月22日(金) AM トレーニング
6月23日(土) PM 公式会見・公式練習
6月24日(日) 2-2 第2戦 vs セネガル代表(Ekaterinburg Arena)
6月25日(月) PM トレーニング
6月26日(火) AM トレーニング
6月27日(水) PM 公式会見・公式練習
6月28日(木) 17:00 第3戦 vs ポーランド代表(Volgograd Arena)

※時間はすべて現地時間。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

2018FIFAワールドカップロシア

大会期間:2018年6月14日(木)~2018年7月15日(日)
グループステージ
第1戦 6月19日(火) 21:00[日本時間] vs コロンビア代表
第2戦 6月25日(月) 0:00[日本時間] vs セネガル代表
第3戦 6月28日(木) 23:00[日本時間] vs ポーランド代表

大会情報はこちら

 

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