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ニュース

SAMURAI BLUE森保監督、「チームとして戦術理解を深めたい」~キリンチャレンジカップ2019パラグアイ代表戦~

2019年09月05日

SAMURAI BLUE森保監督、「チームとして戦術理解を深めたい」~キリンチャレンジカップ2019パラグアイ代表戦~

SAMURAI BLUE(日本代表)は9月4日(水)、キリンチャレンジカップ2019のパラグアイ代表戦を翌日に控えて、試合会場の茨城県立カシマサッカースタジアムで公式練習に臨み、森保一監督は「チームとしての戦術理解を、試合の中でより深めることを考えながら戦いたい」と語りました。
今月10日(火)にアウェーのヤンゴンで行われるFIFAワールドカップ2022アジア2次予選の初戦となるミャンマー戦を控えて、直前の強化の機会となります。
森保監督は、6月の代表活動から2ヵ月のブランクがあったことに触れて、「試合でお互いが力をより発揮できるように、イメージの共有をしてもらいたい」としています。
パラグアイはFIFAランキングでは日本の33位に対して39位ですが、日本も出場した6月のCONMEBOLコパアメリカブラジル2019では、グループステージでアルゼンチンと1-1で引き分け、準々決勝ではブラジルと0-0の末にPK戦で敗れて8強で終えたものの、力量の高さを印象づけました。
パラグアイは伝統的に堅守のチームとして知られ、5日後にアジア2次予選で対戦するミャンマーが守りを固めてくることを想定すると、日本にとっては相手の守備をこじ開けて得点を奪うことを試す良い機会と言えそうです。
日本とパラグアイとの対戦は、2018年6月のワールドカップロシア大会直前のインスブルックで日本が4-2で勝利して以来の顔合わせで、通算対戦成績は日本の3勝4分2敗です。
森保監督は、「パラグアイは強い相手。その相手にどれだけ力を発揮できるか」と語り、「我々がレベルアップすることが、よりアジアと世界で戦っていける。よりレベルアップすることを考えながら、明日の試合を戦いたい」と話しています。
この日公開された冒頭15分の練習では、選手たちはランニングやストレッチで体をほぐし、10人ずつ2グループに分かれてのボール回しでは、リラックスした様子でボールを追っていました。また、GKの3選手はクロスボールのセービングなどを繰り返し、動きを確かめていました。

前日の練習では右足に受けた打撲の影響で別調整だった伊東純也選手(KRCヘンク)もスパイクを履いて全体練習に参加し、所属クラブの日程の都合で合流が遅れていたMF遠藤航選手(VfBシュツットガルト)も加わり、汗を流していました。
DF吉田麻也選手(サウサンプトン)は、「明日の試合によっては雰囲気もガラっと変わる。ただの親善試合ではなくて予選に向けての大事な一戦。成長する過程での大事な一戦と捉えてやっていきたい」と話しています。
また、ヨーロッパへ移籍後初めて古巣のピッチに戻るDF安西幸輝選手(ポルティモネンセSC)は、「向こうですごく良い経験ができている。スピードのある、速い相手と日頃からやれて自信になっている。それを代表でもしっかり出せるように頑張りたい」と、意気込んでいました。

試合は5日(木)19:20キックオフの予定です。
なお、この試合で選手はユニフォームの袖にJFAのリスペクトキャンペーンの新ロゴ「RESPECT大切に思うこと」を付けて臨みます。

監督・選手コメント

SAMURAI BLUE(日本代表)森保一 監督
パラグアイ戦の後にはワールドカップアジア2次予選が続きますが、まずは目の前の試合に勝利できるように最善の準備をして臨み、応援してくださる皆さんに少しでも喜んでもらえる試合にしたいです。
同時に、明日はチームとしての戦術理解を試合の中でより深めることを考えながら戦いたい。我々の戦い方の戦術的なコンセプトを試合の中で選手たちに確認してもらい、個々の選手がお互いに同じ絵を描けるようにイメージの共有をしてほしいです。選手には得点を奪うこと、無失点、最少失点に抑えることにこだわってプレーしてほしい。まずは選手たちが持てる力を100%発揮してアグレッシブにプレーできるように、ピッチに送り出したいです。選手に今回の代表活動の中で少しでも良い状態を作ってもらいながら、クラブに戻った時に評価が上がるように、チームと選手のためを考えながら選手起用をしたいと考えています。

GK #12 権田修一 選手(ポルティモネンセSC)
長い予選では途中で出場停止やいろいろなことがあって、移動もあれば大変なことも増えてきます。全員で戦い抜かないといけない大会です。自分が試合に出て貢献するという気持ちを常に持ってやらなければなりません。自分自身は、試合に出たらどうプレーするか、何ができるかを常に整理して、チームのために戦いたいと思っています。

DF #3 安西幸輝 選手(ポルティモネンセSC)
鹿島という、自分にはすごく思い入れのあるピッチですが、平常心を保ちながら、チャンスが来たときに結果を出せるようにやりたいです。ポルトガルリーグにも南米選手が多いので、うまく対応できるのではと思っています。

DF #22 吉田麻也 選手(サウサンプトン)
久しぶりの代表で、改めて再スタートだと感じています。若い選手もたくさんいるので、より多くコミュニケーションを取って、良いスタートを切りたいですし、チームとしても1日1日ステップアップしていかなければなりません。予選をアウェーで始める難しさは大きいと思いますが、最初に良いスタートを切ることが何より重要です。ホームで勝ってアウェーで勝点を獲る。手堅くいきたいと思います。

MF #6 遠藤航 選手(VfBシュツットガルト)
戻ってこられてうれしいですし、ワールドカップ予選が始まるタイミングで、気持ちも新たに臨めます。予選のアウェーの難しさはある程度イメージしています。自分たちの求めるサッカーを求めつつ、うまく行かない時にどう判断できるかは、アジアだけでなく世界を相手でも求められるところです。チームだけでなく、個人がどれだけできるかが大事になると思います。

MF #7 柴崎岳 選手(デポルティーボ・ラ・コルーニャ)
パラグアイは良い強化試合の相手です。監督は試合に応じてベストな戦い方をしてくれることを望んでいるので、その意味ではフレキシブルな戦い方をしなければいけないですし、試合で判断するのは選手なので、良い判断をしていけば、それが試合の結果につながります。そこの精度、自分たちが判断を見誤らないようにすることが、上積みの一つかと思います。

MF #9 南野拓実 選手(ザルツブルク)
明日は自分たちがやってきたことを確認して、しっかり勝って次のミャンマー戦につなげたいです。レベルが高くなってくるほど、相手の隙を逃さないようにするのが重要になります。相手が間延びする部分があると思うので、そういうところをしっかり突いていきたいと思います。

FW #15 大迫勇也 選手(ヴェルダー・ブレーメン)
(予選を控えて)いよいよという感じですし、また始まるなと思います。いい緊張感の中で練習ができているので楽しみです。自分たちがやるべきことを整理して臨むだけです。中心としてずっとやってきているので、結果を出さないといけないという責任感もあります。そこは自分自身にプレッシャーをかけながらやるだけだと思います。

エドゥアルド・ベリッソ パラグアイ代表監督
明日は日本という手強い相手との対戦で、我々にとってとても良いテストになると思います。コパアメリカでの私の日本の出場についての発言は、運営についての話であって、サッカーのレベルについてではありません。日本はコパアメリカで南米のチームと対等に試合ができることを証明しました。あの大会でU-23年代の選手を加えて戦った日本を相手に、我々の来日後の調整時間は短いですが、明日はベストを尽くして戦いたいと思います。

スケジュール

SAMURAI BLUE(日本代表)のスケジュールはこちら

  • 森保一監督試合前日会見

  • パラグアイ代表公式練習・公式会見

  • 吉田麻也 選手(サウサンプトン/イングランド)インタビュー

  • 柴崎岳 選手(デポルティボ・ラ・コルーニャ/スペイン)インタビュー

  • 大迫勇也 選手(ヴェルダー・ブレーメン/ドイツ)インタビュー

SAMURAI BLUE(日本代表)対 パラグアイ代表
開催日時:2019年9月5日(木) 19:20キックオフ(予定)
会場:茨城/茨城県立カシマサッカースタジアム

大会情報はこちら

2022FIFAワールドカップカタールアジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選

ミャンマー代表 対 SAMURAI BLUE(日本代表)
開催日時:2019年9月10日(火) 18:50キックオフ(予定)
会場:ヤンゴン(ミャンマー)/ Thuwunna Stadium

大会情報はこちら

 

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