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反町技術委員長メッセージ~U-23日本代表とSAMURAI BLUEのスタッフ体制について
2020年07月10日
このたびの令和2年7月豪雨によって犠牲になられた方々にお悔やみ申し上げるとともに、被災された方々にお見舞い申し上げます。一日も早い復興を心から願っています。
本日は、昨日9日に行われた技術委員会、理事会で承認されたSAMURAI BLUE、U-23日本代表のコーチングスタッフ体制について、みなさんにご報告させてください。
新型コロナウイルスの影響で代表戦は延期が続いていますが、来年の東京オリンピック、FIFAワールドカップアジア最終予選に向けて、技術委員長に就任以降、小野剛副委員長や関塚隆ナショナルチームダイレクター、森保一監督、横内昭展コーチと幾度にわたって意見交換を交わしてきました。
選手、チームにとって何がベストなのか。これまでの活動で、世代の融合、ラージグループでの選手把握が進み、選手に統一意識や互いへの信頼、帰属意識が生まれている一方、U-23日本代表ではスタッフが活動によって入れ替わり、混乱が生まれた面もあるのではないか、といろんな側面から整理していきました。
結論から申し上げると、東京オリンピック直前までは、SAMURAI BLUE、U-23日本代表のスタッフ体制を完全に分け、オリンピック本番はその事前準備期間を含め、森保監督のみがチームに合流することを決定しました。オリンピック本大会の指揮は森保監督、横内コーチが執ります。SAMURAI BLUEはこれまで通りのスタッフとし、オリンピック代表は横内監督、栗原克志コーチ、川口能活GKコーチ、中馬健太郎フィジカルコーチが専任で一年間担当することを考えています。
SAMURAI BLUEの2020年スタッフ体制はこちら
U-23日本代表のスタッフ体制はこちら
東京オリンピックは、史上初めて「U-24日本代表」で戦います。U-24はもはやアンダー世代ではなく、SAMURAI BLUEの中心選手に入ってくることが想定されます。SAMURAI BLUEとU-24を「ワンチーム、ツーカテゴリー」というかたちで捉えなくてはいけない。来年、3月、6月は両チームの活動が重なりますが、オリンピックに向けてU-24日本代表でベストチームを作ることは現実的ではありません。むしろこの時期は、頭角をあらわしてくる選手をキャッチする大事な期間。北京オリンピックの長友佑都選手、吉田麻也選手がそうだったように、本番を見据えて、グループに入るために目の色を変えてくる選手たちをキャッチして力試しして、オリンピック、その後の日本サッカーにつなげるべく、横内監督にしっかり本腰を入れて見てほしいと考えています。
一方、これは個人的な予想ですけれども、最終予選ではSAMURAI BLUEにU-24の選手が多く招集され、最終的にオリンピックに関わる選手が7名、8名と出てくるのではないかと想像しています。これを森保監督が見ながら、オリンピックにつなげていく。大変な作業だとわかっていますが、本大会をいいかたちで迎えられるよう、最良の手段を取りました。森保監督と横内コーチには阿吽の呼吸があります。それぞれのカテゴリーに専念しながらも、どうコラボレーションしていくかはお二人に任せています。本大会で、この二人がベンチにいて、というのが心強いのは間違いありません。
我々はしっかりとこの体制をサポートしていきたいと思います。次の活動は、10月に再開されるSAMURAI BLUEのアジア二次予選。みなさんとスタジアムで一緒に戦える日を楽しみに、各所の準備をしっかりと進めていきます。
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