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森保一監督もサプライズ登場 サッカー日本代表 夏休み特別オンライン授業レポート(8月22日)
2020年08月23日
公益財団法人 日本サッカー協会は8月22日(土)に、「サッカー日本代表 夏休み特別オンライン授業」を実施しました。日本代表を応援してくれている企業の皆様とともに、からだや社会の仕組み、そしてサッカーに関わる仕事について学べるもので、初日となったこの日は3つの授業を行いました。日本全国、そして海外からもたくさんの小・中学生が参加し、授業にはサプライズゲストも登場しました。
①ファミリーマート「サステナブルゴール」に向けてファミマが今がんばっていること」(11:00-11:45)
最初の授業はファミリーマートによる「『サステナブルゴール』に向けてファミマが今がんばっていること」。西村正美さんと竹内シリモンコン絢美さんが、地球を守るためにそれぞれができることについて講義してくれました。
冒頭で、西村さんが「歯みがきをするときはコップを使っていますか?」「お買い物のときはマイバックを使っていますか?」「ゴミは分別していますか?」「ご飯は残さず全部食べていますか?」「寝るときは電気を消していますか?」という5つの質問をしました。
そして「5問すべてに『はい』と答えてくれた人は、未来の地球を救う救世主です」と続けます。地球では人口の増加や産業の発展によって資源やエネルギーの消費量が増え、自然災害や環境破壊が起こっていますが、上記の質問にある行動をすることが、地球を救うことにつながることを教えてくれました。
この講義には、なでしこジャパン(日本女子代表)の高倉麻子監督も参加しました。授業後には「ゴミを分けたり、食べ物を残さなかったり、そういうことが地球を守ることにつながるんだなと思いました。サッカーも同じで、小さいことからコツコツ頑張ることで大きなことができます。みんなで頑張っていきましょう」と語りかけました。
②adidas「サッカー日本代表 キットマネジャーの仕事」(13:00-13:45)
2時間目は高円宮記念JFA夢フィールドから、サッカー日本代表のキットマネジャーを務めるアディダス ジャパンの山根威信さんが「サッカー日本代表 キットマネジャーの仕事」というテーマで講義をしました。
山根さんは1999年から各年代の日本代表でキットマネジャーを務めています。FIFAワールドカップに約500個、総重量約5トンもの荷物を持っていくこと、試合の3時間前にスタジアムに入って準備をすることなどを、クイズを交えながら教えてくれました。
また、練習道具や練習着・ユニフォームの準備と管理、練習のサポートといったキットマネジャーの仕事を貴重な写真とともに紹介。選手がスパイクをケアする様子を紹介した際には「必ず土や芝生を落とし、紐を緩めて風通しの良い場所で干してください。そうすれば長持ちします」とアドバイスしてくれました。
終盤には日本代表の南野拓実選手がVTRで登場し、山根さんに対して「代表にとって大切なチームメート。これからもよろしくお願いします」と感謝を伝えました。また、日本代表の森保一監督もサプライズで姿を現し、「日本代表は山根さんをはじめとする多くの方々に支えられています。多くの方と気持ちを合わせて戦っていることを知ってもらえたらうれしいです」と語りました。
③JFA「サッカー選手に必要なフィジカルフィットネス ~ケガをしない体づくり~」(14:30-15:30)
初日最後の授業は「サッカー選手に必要なフィジカルフィットネス ~ケガをしない体づくり~」。JFAフィジカルフィットネスプロジェクト リーダーの菅野淳さんが、元サッカー日本代表の播戸竜二さんとともに、自宅でもできるストレッチや体幹トレーニングを紹介しました。
この授業では参加者たちも菅野さん、播戸さんと一緒に体を動かします。ゆっくり体をほぐすストレッチから始まり、負荷のかかる体幹トレーニングへと移行します。菅野さんはストレッチをする際の注意点を次のようにアドバイスしてくれました。
「ストレッチをするときは呼吸を止めないようにしてください。それから、伸ばした後はリラックスさせることも重要です。ストレッチは筋肉を柔らかくするためのものですが、伸ばす時は力が入っています。そこからリラックスさせた瞬間に柔らかくなります」
たっぷり30分以上、ストレッチや体幹トレーニングで体を動かしました。播戸さんは「子どもの頃はストレッチや体幹トレーニングが重要だとは言われず、プロになってから『小さい頃からやっておけばよかった』と思いました。今日はプロの方に教えてもらえて、みんなすごくラッキーだった。これからも続けてくださいね」と呼び掛けました。
また、日本代表の長友佑都選手がVTRで登場し、「フィジカルがないと技術が発揮できない。フィジカルトレーニングは一番、重要視しています。夢や目標をしっかり持ち、それを毎日、意識し続けてください。意識できていれば練習の質やモチベーションも変わってきます。それが夢をかなえる大きなポイントになります」と、参加者たちにメッセージを送りました。
講師コメント
西村正美 さん(株式会社ファミリーマート)
大規模なオンライン授業に講師として参加するのは初めてでした。
オンラインで繋がったお子さまはみんな、画面の向こうで真剣に耳を傾けてくれたこととても嬉しかったです。チャットに入力いただいた質問にすべて答えられなかった事が心残りですが、ぜひまた元気なみんなに会いたいと思います。全てのお子さまの記憶に【オンライン課外授業】が残ると信じています。
私自身も楽しみながら参加することができました。ありがとうございました。
竹内シリモンコン絢美 さん(株式会社ファミリーマート)
今回JFAさんと一緒に特別オンライン授業を実施する機会をいただき、ありがとうございました。初めて講師としてオンライン授業に参加させていただきましたので、最初は少し緊張していましたが、画面の向こうの皆さんが元気な声を出して積極的に質問に答えてくださったのが、とても印象的でした。ファミリーマートのSDGsの授業を通じて環境問題について改めて考える時間になったかと思います。またこのような機会があればぜひよろしくお願いいたします。
山根威信 さん(SAMURAI BLUEキットマネージャー/adidas)
今回はオンラインという形でしたが、たくさんの子どもたちが参加をしてくれて、とても楽しく授業をすることができました。今日参加してくれた皆さんの中には将来サッカー選手になるという夢をもって頑張っている人もいると思います。日々練習を頑張っているみんなの努力が日本代表チームを強くします。
まだまだ新型コロナウイルスの影響で思うようにサッカーをできない日が続いているかもしれませんが、負けずにサッカーを楽しみ、上手になってください。そして、サッカー日本代表の試合を応援してもらう時には「キットマネージャー」という日本代表選手を支えているスタッフがいることを思い出してくれると嬉しいです。次回はぜひ皆さんのお顔を見てお話ができるのを楽しみにしています。
菅野淳 さん(公益財団法人日本サッカー協会 フィジカルフィットネスプロジェクト リーダー)
オンラインでの夏休み特別授業は初めての試みでしたが、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
ゲストに播戸竜二さんをお迎えしましたが、独特のコメントや雰囲気で授業を盛り上げていただき、子供たちも大喜びでした。
参加者のほとんどが小学生でしたので、説明や実技内容をわかりやすくするところにポイントをおきましたが、画面を通じてみんな一生懸命取り組む姿を見ることができ、とてもよかったと思います。こちらからの問いかけに対しても、子供たちの反応が素晴らしく、オンラインながら一緒に取り組める喜びを体感することができました。今後もこのような取り組みを継続していきたいと思います。
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