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【3/8 女子サッカーデー特集】「やってみようという風土が大切」ファミリーマートの女性活躍推進への取り組み

2020年03月11日

【3/8 女子サッカーデー特集】「やってみようという風土が大切」ファミリーマートの女性活躍推進への取り組み

日本サッカー協会(JFA)は3月8日を「JFA 女子サッカーデー」に定め、女性が輝ける社会づくりを推進するための働きかけをしていきます。ここでは日本代表のサポーティングカンパニーである株式会社ファミリーマートが女性活躍推進にどのような取り組みを行っているのか、管理本部人事部ダイバーシティ推進グループの土濃塚友李さん、堀香織さん、商品・マーケティング本部販促・マーケティング部コミュニケーショングループの麻生浩弥さんに聞きました。

――ファミリーマートが行っている女性活躍推進の活動について教えてください。

土濃塚 2017年度にダイバーシティ推進室(現ダイバーシティ推進グループ)が発足し、まずは女性活躍に特化して、取り組みを始めました。社長の澤田を委員長としたダイバーシティ推進委員会を立ち上げ、女性社員および管理職比率を設定するKPIマネジメントを行なったり、女性社員自身や会社の成長と変革を目的としたボトムアップ活動として「FamilyMart Women Project(FMWP)」を実施しています。初年度は、女性社員が本社に集まり、約1ヶ月間の実証実験を通じて生産性向上に向けた提案を行う「FMWPカレッジ」を開催し、良い取り組みは「アワード」という形で全社員に共有しました。また、管理職育成に向けては、様々な外部研修への派遣やセミナー開催も行なっています。

 当時は正社員の女性社員数が1割しかいなかったのですが、それではチェーン本部として、お客様が本当に求めるコンビニエンスストアを生み出せていない!と、澤田の強いトップダウンがあり、初年度は女性に振り切って取り組みました。

――取り組みを始めてからどのような変化が出ましたか?

 開始時の2017年度に10.8%だった女性社員比率は、2019年度に16.8%まで上がりました。女性管理職比率も2.3%から、2019年12月1日時点で4.7%とまだまだ低いですが、3年間で倍になりました。また、2019年度に初めて女性の取締役が2名就任するなど、社内の雰囲気もだいぶ変わってきました。

土濃塚 営業職の場合、女性は結婚や出産などのライフイベントを迎えると、仕事を続けるのが難しいのではないか、という会社全体の思い込みがありました。取り組み後は時短勤務で営業職を続ける社員が誕生。上司側も状況を理解して応援するなど、意識の変化も感じられます。

――日本の女子サッカー界は中学生年代の受け皿不足や指導者不足、男子と比較しての格差など、さまざまな課題を抱えています。御社の女性活躍推進でも、その過程でさまざまな苦労があったと思います。

土濃塚 新たなアイデアを出した時に、まずは「それ面白いからやってみようよ」といった受け止めてくれるような雰囲気が必要なのかな、と思います。いきなり拒絶反応を示されると提案しづらくなりますし、「無理ならいいや」と思ってしまいますからね。

 以前は上位下達的な雰囲気もありましたが、ダイバーシティへの取り組みを始めてから、部下からの提案を管理職が一度受け止めて、チャレンジさせてくれる風土に変わってきました。チャレンジしたメンバーが成果を発揮した事例も多くあり、一人ひとりの成長に繋がっていると感じます。

――御社は2001年から日本代表をサポートし続けていますが、これまでどのようなことに取り組まれてきたのでしょうか。

麻生 我々は全国に店舗がありますので、より身近にサッカー日本代表を感じていただくように取り組んでいます。例えば試合日程をレジ画面に表示するほか、観戦チケットの先行発売を行っています。またスタジアム周辺の店舗では、大会ポスターやチラシを掲出して応援ムードを醸成しています。次は4月11日に宮城のユアテックスタジアム仙台でなでしこジャパン(日本女子代表)の試合があるので、チケット販売やスタジアム周辺店舗でのポスター展開などをして盛り上げていく予定です。

――サポートへの思い、なでしこジャパンに期待していることを教えてください。

麻生 男子のほうが注目されていますが、なでしこジャパンは女子ワールドカップで優勝し、日々成長を続けていて、我々も注目しています。今後、女子リーグのプロ化、2023年のFIFA女子ワールドカップ招致等もありますし、引き続き男子、女子ともに応援していきたいと思っています。

▼各プロジェクトやイベントの詳細につきましては、「JFA女子サッカーデー」の特設ページをご覧ください。

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