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今年度育成事業ではじめてとなる、ナショナルGKキャンプが無事終了

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2020年11月16日

今年度育成事業ではじめてとなる、ナショナルGKキャンプが無事終了

多くの皆様のご協力とご理解のもと11月13日より開始していた、今年度育成事業としては初めてのキャンプとなるナショナルGKキャンプが、11月15日(日)、計3日間のキャンプを無事終了しました。

このキャンプは、育成におけるポジション別指導・強化といったテーマのもと、将来の日本代表GK、世界基準のGKの育成を目的とし、年に3回実施を予定しているものでしたが、新型コロナウイルスの影響で今回が今年度初めてとなる実施となりました。
トレーニングは、U-13、U-14それぞれカテゴリーごとに分かれて行い、基本的に選手3~4人に対して、GKコーチが1名つく充実の体制で行われました。
具体的なテーマとして、シュートストップ、ブレイクアウェイ(フロントダイビング/ブロッキングのテクニックなど)、クロスの守備(ジャンピングキャッチ/パンチングのテクニック)、攻撃等についてトレーニングを行いました。
2日目のトレーニングの際は、U-13、U-14合同でフィジカルテスト(10mスプリント/立ち幅跳び/5段飛び)も行い自身の現在の数値についても確認しました。

ミーティングでは、このキャンプで取り組んだトレーニング映像から自分自身のプレーを見て、何が課題なのか、正しいテクニックを習得するためにはどうしたら良いのか、ひとつひとつ振り返りました。そして最終日、トレーニングの最後に行ったゲームでは、攻守におけるゴールキーパーの役割を意識しながら、このキャンプで学んだテクニックを発揮してくれました。

キャンプの締めくくりとなるクロージングでは、参加したすべてのスタッフからのコメントや、GKプロジェクト プロジェクトリーダーの川俣則幸コーチから「今後の日本のGKを担う存在になってほしい。日本がワールドカップで優勝するためには世界一のGKが必要になる」など、将来に向けての熱いメッセージが伝えられました。
また、新型コロナウイルスの影響のため、今回は来日が叶わなかったGKプロジェクトのテクニカルアドバイザーであるフランス・フック氏からもビデオメッセージが届き、選手たちは世界トップレベルを今も走っているフランス・フック氏からの言葉をかみしめて、日常の活動に戻りました。

GKプロジェクトは、2020年より新たなアクションプランをスタートしており、引き続き「世界一」という夢に向かって日本全国でGKの養成に取り組みます。

※例年GKキャンプには、多くの指導者の方に視察に来ていただいておりましたが、今年度は新型コロナウイルスの感染予防対策のため視察に来ていただけない状況です。
この度、より多くの方にGKキャンプ・GKプロジェクトをご理解いただくため、下記グーグルフォームにQ&Aコーナーを設けました。ご質問のある方は以下フォームよりご入力ください。
https://forms.gle/JUgs6n9NyErTpjTB7

コーチ・選手コメント

川俣則幸 GKコーチ(公益財団法人日本サッカー協会 ナショナルトレセンコーチ)
本日、全てのスケジュールを実施し無事にキャンプを終了することが出来ました。
2日目午前のトレーニングでは、10m走、立ち幅跳び、立ち五段跳びの測定を行った後、ブレイクアウェイ(1対1、スルーパスの)状況下でのフロントダイビングとブロッキングのテクニックを中心にトレーニングしました。午後のトレーニングでは、U-13は2回のトレーニングから出された課題を改善すること、U-14は2回のトレーニングの振り返りと、クロスの守備でのジャンプキャッチとパンチングのテクニックに取り組みました。夜のグループ別ミーティングでは、テクニカルスタッフが撮影した映像を使って、選手個々に課題や出来た事を担当のコーチと一緒に振り返りました。
3日目は主に攻撃に関わるテクニック、様々な種類のキック、コントロール、スローに取り組みました。選手は3日間、真剣に自らを高めることにチャレンジしてくれました。クロージングでは、スタッフ全員からのメッセージ、そしコロナの影響で来日がかなわなかったGKプロジェクトのテクニカルアドバイザーである、フランス・フック氏からもビデオメッセージを頂きました。
コロナ禍の中で、JFAとしての初めての育成事業。運営面で、これまでの活動とはまた違った難しさがある状況でしたが、参加していただいたスタッフの皆さん、Jヴィレッジの皆さんのご尽力とご協力により無事に全日程を終えられたことに感謝申し上げます。また選手を送り出して頂いた保護者、学校、所属チーム、そしてなによりも参加してくれた選手全員に感謝を申し上げます。皆さんが所属チームに戻ってGKのテクニックを更に磨き、成長してくれることを期待しています。

加埜星響 選手(セレッソ大阪西U-15)
僕がこの3日間で感じたことは、このコロナ禍の中、いろいろなところで支えてくださったコーチ、スタッフ、親、友達、宿舎のスタッフさん、まだ自分の見えないところで支えてくれている方に感謝を感じました。そしてこのキャンプは、日本代表を背負う、世界一のGKを育てるというテーマで、経験豊富なコーチが様々なアドバイスをしてくれて、本当に嬉しかったし刺激になりました。まだ自分が分かっていない細かいところ、長所、短所を教えてもらい、さらに世界を目指したくなりました。そしていつか自分のプレーで、支えてくれた人たちに笑顔になってもらいたいと思いました。
この3日間で1番意識したことは、初めて会う人やスタッフの方とコミュニケーションをとることと、前向きに過ごしていくことを意識しました。
なぜかと言うと、コミュニケーションをとっていると、自然と緊張がほぐれて自分が出したいプレーが出せたりするからです。もう1つのポジティブ、前向きに過ごしていくことの何に意味があるというと、みんなから信用される1人、みんなから頼られる1人になることができると思っています。
今後の目標としては自信をもってプレーすることを掲げたいと思いました。
僕は公式大会などで緊張などから、自信のないプレーをしてしまって、チームに負担をかけてしまった経験があります。これからはこのキャンプで得たテクニックを最大限生かし、自信をもってしっかりチームを勝利に導ける選手になり、次のナショナルGKキャンプに参加するためにも、絶対自信をもってプレーしていきたいと思います。

外村駿成 選手(AC長野パルセイロU-15)
今回、初めてナショナルGKキャンプに参加させて頂きました。
この3日間は、基礎から徹底的にトレーニングをしてきました。普段、何気なくしているプレーは、いつかは失点に絡んでくるというものが多々ありました。その事をしっかりと受け止めて短期間で改善できたことは今回の大きな成果だと思います。そして、今まで以上に基礎の大切さを学ぶことができました。僕はまだキーパーを始めたばかりなので、この大事な機会にキーパーに必要なことを教えて頂いたコーチ、仲間には感謝しています。ありがとうございました。
今回のキャンプは、キーパーの知識、テクニックを学んだキャンプでした。
今回手に入れたことはこれからも継続し、日々のトレーニングで意識したいと思います。そして、目標であるプロになること、日の丸を背負うことができるように頑張っていきます。
3日間、本当にありがとうございました。

仁昌寺弦汰 選手(ヴェルディサッカースクール岩手)
今回のキャンプは新型コロナウイルスの影響で、通常通りにはサッカーが出来る環境ではなかったと思います。
距離を保ちながらコミュニケーションを取るなど、仲間の選手との関係に関しても難しい部分がありましたが、普段以上に声を掛け合ったことで、このナショナルGKキャンプは、我々選手にとって良い刺激になりました。
そして全国から集まった素晴らしい同世代のGKと一緒にトレーニングをすることで、将来、自分自身も良い選手になれる位置にいることを再認識することが出来、大きな自信になりました。しかしながら、まだまだ自分自身、課題となる部分もたくさんあるので、世代でトップ、将来では日本、世界でナンバーワンのGKになれるように今回学んだ基礎的なテクニックの部分を再度日常のトレーニングでも意識しながら取り組みたいと思いました。
日頃お世話になっているコーチ、家族に感謝をしながら、将来良い選手になれるように努力をしていきたいと思います。

スケジュール

11月13日(金) PM トレーニング
11月14日(土) AM/PM トレーニング
11月15日(日) AM トレーニング

※全チームスタッフ、選手は集合時にSmartAmp法検査を実施します。
※第一回、第二回ナショナルGKキャンプの開催は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止となりました。

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