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今年度2回目のエリートプログラムU-14が千葉県でスタート
2021年10月19日
10月18日(月)から今年度2度目のエリートプログラムU-14が千葉県の東金市でスタートしました。
2003年からスタートしたエリートプログラムは「個の育成」を目標に掲げ、選手の自立を促す働きかけをし、将来の日本代表を育成する場のひとつです。4日間のキャンプではトレーニングの他にもミーティング、グループディスカッションなど様々なプログラムが予定されており、全国から選ばれたU-14年代27名の選手が集まりました。
キャンプ初日はSmartAmp法の検査を実施後、キャンプ地である千葉県の東金アリーナへ。はじめは少し緊張も見られましたが、最初のアイスブレイクを経て選手間でも和やかなコミュニケーションが取られるようになり、随所でエネルギッシュなプレーが見られました。トレーニングが後半に進むにつれて、自分のストロングポイントを最大限出すため、選手間での要求も高まっていき、インテンシティーの高いトレーニングが行われました。トレーニング後は中村祐介トレーナーから食事や睡眠、セルフケアなどに関するレクチャーを実施。また、エリートプログラムの先輩である日本代表の冨安健洋選手と堂安律選手からの参加選手に向けてのメッセージや、木村康彦監督からのエリートプログラムを行う目的、選手たちに目指してほしいゴールが改めて伝えられ、選手たちは翌日からのトレーニングに向けてより一層、モチベーションを高めました。
キャンプは10月21日(木)まで、トレーニングや紅白戦、オフザピッチプログラムが予定されています。
コーチ・選手コメント
奥野誠一郎 コーチ(JFAコーチ/一般社団法人福井県サッカー協会)
まずは、コロナ禍において、多くの関係者・選手所属チーム・所属学校・保護者の皆様のご協力とご理解のもと今年度2回目のキャンプとなるエリートプログラムU-14が開催されたこと、そして、この貴重な4日間のキャンプに帯同させていただけることに心より感謝申し上げます。
トレーニング初日の今日は、コンディションのチェックとコミュニケーションをテーマにトレーニングを行い、笑顔でスタートしたトレーニングも楽しさの中に徐々に真剣さを帯びていき、積極的にチャレンジするプレーが見られました。
明日以降も選手とともに楽しく・真剣に・ポジティブにトレーニングに取り組み、選手各々が自分を知り、仲間を知ることで多くの気づきや刺激を受けながら成長していけるように選手に寄り添ってサポートしていきたいと思います。
野村勇仁 選手(名古屋グランパスU-15)
今回のエリートプログラムに選出されたこと、とても嬉しく思います。新型コロナウイルスの影響で開催が難しいなか、最大限のサポートをしてくださっているJFA関係者、家族、学校関係者など全ての人の支えがあって行えているキャンプなので感謝の気持ちを忘れずにプレーしていきたいと思います。トレーニングでは選手一人一人のインテンシティーが高いのでとても刺激になっています。また、ミーティングで監督から自分達の目指すべき道を明確に教えてもらいました。
今の意識レベルでは目指すべき道・ゴールに進むことが難しいということを痛感し、自分の目指す将来の夢に到達するためには、普段から意識を変えて取り組む必要性があると感じました。
まず、直近のこのキャンプ、意識レベルを1段階、2段階でも向上できるようにしてきたいと思います。
残された日はもう少ないですが、1つでも多くのことを吸収できるように頑張ります。
荒木琉偉 選手(ガンバ大阪 ジュニアユース)
まず、サッカーが出来る環境が戻りつつある事がとても嬉しいです。そして、今回この様なとてもレベルの高い合宿に参加できた事は、自分の周りの方々のおかげだと思うので、少しでも成長してその方々に恩返しできる様に頑張りたいです。正直、緊急事態宣言でサッカーがプレーできず、学校にも登校できなかった時間は、凄くストレスを感じました。でも、そこで前に進む事を止めたら自分の夢である「いつか日の丸を付けてワールドカップで日本の力になれる選手になる」ことが実現出来なくなると思い、自主トレを続けてきました。それがこの様な形で出せる事はこれからのモチベーションにもなります。
まだ、この合宿も初日の練習を終えただけですが、想像していたよりも基本的なトレーニングが多くあり、基礎技術がしっかりしていないとトップレベルにはなれないと再認識しました。残り3日間も貴重な時間を少しでも自分の力に変える為に、オフザピッチも含め集中して過ごしたいと思います。
重松怜音 選手(アビスパ福岡 U-15)
まずは、このような状況下でエリートプログラムを開催できる環境を整えてくれた方々に感謝します。全国から集まったメンバーは、全員が所属チームの誇りを持って参加してきた選手達です。送り出してくれた所属チームの監督や仲間達に感謝するとともに、しっかりとした課題を持って挑む必要があると感じています。短い期間なので、全員が高い意識の中でトレーニングが出来るように、リーダーシップを取っていきたいと考えています。このエリートプログラムでまずは個のレベルを高め、そしてメンバー全員が、所属チームの仲間達へここで学んだ経験を還元するまでが自分達の役割です。この事をしっかりと頭に入れて、この4日間のトレーニングに励んでいきたいと思います。
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