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フットサルU-18タレントキャラバン九州地区を熊本県で開催
2019年08月21日
将来のフットサル日本代表選手を育成・強化する「フットサルU-18タレントキャラバン」を8月12日、熊本県・熊本国府高校で実施しました。
JFAでは、2018年度より日本代表コーチングスタッフによる9地域巡回指導を行っており、日本代表コンセプトの共有、トレーニング実践を通じて、育成年代選手の育成・強化に努めています。2019年度も8月12日の九州地区を皮切りに、全国9地域で実施します。
九州地区では、主に熊本国府高校とエンフレンテ熊本から19名の選手が参加しました。鈴木隆二U-20フットサル日本代表監督は、初優勝したAFC U-20フットサル選手権イラン2019でのエピソードも交えながら、「ファミリー=最後に帰ってこれる場所、シンクロ=同調するこの大切さ、常に前のめり」というチームフィロソフィーを紹介し、「今日という時間を積極的なものにしよう」と選手に伝えました。トレーニングでは、実際に日本代表やU-20日本代表が行っているトランジションの攻守のトレーニングを実践。最初こそ、遠慮がちな選手でしたが、時間が経つに連れ、質問も増え、選手同士の声がけも増えて、熱を帯びたトレーニングとなりました。
当日は指導者を対象としたリフレッシュ研修会も併催され、県内外からフットサルのみならずサッカーの指導者が受講しました。この研修会には選手も参加し、指導者がどういう考えで選手を指導しているのか、鈴木監督の話に熱心に聞き入っていました。鈴木監督は「勝利を呼び込むチーム」というテーマで、AFC U-20フットサル選手権などの映像を用いながら、大会までの道のりや本大会でのエピソードを紹介しました。
参加選手コメント
満田啓太 選手(熊本国府高校)
練習を通して自分の強みである声出しの部分はいつもと変わらずできたので良かったと思います。監督の言っていることを理解し、戦術メモリーを増やして、色々なタイプの監督でもスタメンでプレーできるようにしていきたいです。
橋戸雄哉 選手(エンフレンテ熊本)
今日は、2対1と3対2の守り方、相手コーナーからの素早いカウンターを重点的に教えてもらいました。日本代表のコーチングスタッフに教えてもらう機会はなかなか無いので、今日学んだことを活かしながら今後の練習や試合に取組んでいきたいです。
指導者コメント
錦戸蓮 先生(熊本国府高校)
今回、フットサルU-18タレントキャラバンを熊本国府高校で開催いただき、また、当校から10選手がトレーニングメンバーとして参加させていただきありがとうございました。チームとしては遠征を終えたばかりで、課題も見え、目標を一つにして、みんなで同じ方向を向いて頑張っていこう!というタイミングでした。このような機会に触れ、選手としても勉強になり、やる気や向上心がさらに生まれたのではないかと思います。
一指導者としては、トランジションという失点の多い場面での守備のトレーニングを行っていただき、今まで大まかにしか守り方を教えられていなかったのが、今回のトレーニングでどのように守れば良いのかの一つのスタイルを知ることができ本当に良い勉強の機会になりました。チームの指導に戻ってもチームで一つの形を作るために生かしていきたいと思います。これからも指導者として、チームの一人として学び続けたいと思います。
與那城朝將 コーチ(エンフレンテ熊本)
リフレッシュ研修会では、U-20日本代表が活動に十分な時間を取れない中でも結果を出さなければならない、そのためにどう取組んだのかを聞けて良い機会となりました。どんなチームにしていきたいのかを最初に明確に伝え、ピッチ内外でも選手自身が自ら動き、考えさせることが試合にもつながり、大事だと改めて知ることができました。