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JFA ガールズ・エイト U-12(四国)トレセンプログラムを開催
2023年03月16日
3月11日(土)、12日(日)の2日間、愛媛県の愛媛県総合運動公園において、「JFA ガールズ・エイト U-12(四国)トレセンプログラム」を開催しました。この事業は、昨年まで「JFA地域ガールズ・エイト(U-12)サッカー大会」として実施していましたが、なでしこジャパン(日本女子代表)を目指す女子選手の育成の機会とすべく、2022年度より育成(トレセン)事業に移行して実施しています。
今回は、四国各県からU-12の女子選手61名、指導者11名、帯同審判員3名が参加。初日はJFAのスタッフによるトレーニングと2試合の交流戦、夜には選手向けのレクチャーを行いました。2日目も、トレーニングと2試合の交流戦を行いました。今回の交流戦では、試合時間内で試合が決した場合も、1日目は3名ずつ、2日目は4名ずつのPK戦を行い、全選手が必ず一度はキッカーを経験する機会を作りました。
JFAコーチコメント
鈴木香菜 JFAコーチ
3年振りにガールズ・エイトU-12(四国)が開催されました。天候にも恵まれ暑い中での実施でしたが、選手たちが最後まで生き生きと楽しそうにプレーしていました。
1試合目で出た課題をトレーニングで意識づけをすることにより、2試合目では1試合目よりも選手たちがトレーニングで行ったことを積極的にチャレンジしている姿や、各FAスタッフもトレーニングで行ったことを交流戦の中で働きかけをし、ポジティブな声掛けにより選手たちの動きが更に良くなっていく姿が見られ、改めてM-T-M(Match-Training-Match)の大切さを感じられました。また、交流戦の最後には勝敗に関係なくPK戦を行うことで、PKを蹴らない選手、あるいは待っている選手たちからも蹴った選手に対しての声掛けがあるとても良い雰囲気となり、選手たちにとって非常に良い経験になったのではないかと思います2日間という短い期間でしたが、選手たちは多くのことを学び、そして我々スタッフも多くのことを学ぶ機会となりました。
最後に、選手の引率や指導に関わっていただいた地域指導者の皆様、会場設営や運営にかかわっていただいた愛媛県サッカー協会4種委員会の皆様、素晴らしい施設をご提供いただいた愛媛県総合運動公園様に感謝申し上げます。
指導者コメント
柴垣英明 さん(愛媛県)
コロナ禍の影響を最大に受けてしまった世代を対象としたガールズ・エイトとなり、選手間、指導者間、選手・指導者間のコミュニケーション等に不安を抱えながら当日を迎えました。しかしながら、会場に集まった時点で、その不安が無駄だったとわかるほど、選手たちは明るくコミュニケーションを取り、2日間という限られた時間の中でも、逞しく成長する姿を見せてくれました。試合の合間に取り組んだトレーニングの影響もあり、参加した全ての選手に共通の改善点が見られ、改めて日常のトレーニングの重要性を感じる機会にもなりました。また、夕食後のレクチャーの中で、オフザピッチでも自ら判断することでオンザピッチの判断が変わってくることを教わり、試合に向けての準備や、選手同士の声掛けの質にも改善が見られました。今回、参加したことで得られた反省点を持ち帰り、来年度のガールズ・エイトでは、更なる高みを目指せる選手を育成できるよう、県下のトレセンスタッフと一致団結して精進したいと思います。最後に、選手たちにこのような素晴らしい環境を与えるためご尽力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。
参加選手コメント
濱田咲月 選手(城東SC/徳島県)
私たち徳島県は、ガールズ・エイトに参加しすごく成長したと思います。なぜなら、1試合目の愛媛戦の時、あまりみんなが思ったように動けなくて負けてしまったけれど、そこから、トレーニングやレクチャー、コミュニケーションを取り、勝てたからです。トレーニングでは、私たちができていない部分、不足している部分をコーチの方々に指導していただきました。レクチャーでは、サッカーにおいて大事なことを教えていただきました。そのおかげもあり、みんなが学んだことを生かせました。ガールズ・エイトに参加し、四国の強いチームと対戦し、すごく良い経験ができました。ガールズ・エイトで学んだことを生かし、これからも成長していきたいです。
米田萌音 選手(ジョイナスたどつFC/香川県)
2日間のガールズ・エイトの中で四国のたくさんの人たちと一緒にプレーし、相手のプレーを見てたくさん学べて、また色々なコーチからも学んで、楽しくサッカーができました。それに「なでしこらしさ」というものが何かということを知れて良かったです。これからも学んだことをプレーに出して、楽しむことを忘れずにサッカーをしていきたいです。
帯同審判員コメント
掛水朝陽 さん(高知県)
私は6年前にこの大会に選手として参加し、今回は審判として参加させていただけてうれしく思います。この2日間、選手のプレーを一番近いところから見ていく中で、私たちの頃よりレベルが上がっていたことに驚いています。普段、なかなか味わうことのできないPK戦を試合の終わりに行うことで、すごく良い経験になっているなと思いました。