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アカデミー今治 JFAプログラム 労作作業の紹介 ~JFAアカデミー今治 スタッフ通信Vol.9
2019年09月17日
JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。
JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。今回JFAアカデミー今治のレポートを担当するのは植村公亮コーチです。
はじめに
JFAアカデミー今治9回目のスタッフ通信を担当させていただきます、コーチの植村公亮です。JFAアカデミー今治に在籍して4年目になります。今回はJFAプログラムとして行っている労作作業での芝生管理について紹介します。
2016年にJFAグリーンプロジェクトでのポット苗方式による芝生化事業で、寮の敷地内にあるグランドにおよそ1万4000株のポット苗を提供いただき、アカデミー生だけでなく地元の朝倉地域の方々、子どもたちが通う中学校の先生方など多くの方に協力していただき植え込みの作業を行いました。
当時は1,2期生で植え込みの作業を行い、現在は当時を知る選手はいません。この芝生管理を行う上で、アカデミー今治の象徴となる場を自らで管理し、地域の方に活用できる場を作り出し後輩たちへ受け継いでいくことを1つの目的として行っています。
今年の取り組み
年を重ねるごとに芝生は厚みを増し強くなっていきます。しかし芝生の植え込みから3年が経過し、劣化も少しずつ出てきました。後輩たちへ受け継いでいくことはもちろんですが、芝生の成長を自らの成長と合わせ3年間継続して過程を体感していきます。
5月には実際にピッチに育成している芝生を利用して補修に必要な約3000株のポット苗の作成から始めました。植え込みができるようなポット苗に成長するまでにおよそ1カ月、その期間も観察日記をつけながら管理を行い、6月にはポット苗の植え込みを行いました。
劣化し穴が開いてしまった場所に植え込み補修すること、そして自分たちの手でさらに芝生の育成面積を広げ、より素晴らしいピッチにすると全員で共有し植え込み後の過程を観察しました。
日常での配水や、肥料の散布などはスタッフも一緒に作業を行い、選手をサポートしますが、このピッチに愛着を持ち管理していくのは選手自らです。ちょっとした時間に雑草を抜いている姿やこのピッチで思い切りボールを蹴っている姿も見かけるようになり、この芝生がアカデミー生たちの象徴だとさらに感じることができるよう手助けができるように取り組んでいきます。
最後に
週末帰省型のJFAアカデミー今治では夏休み期間中も、それぞれ地元で活動しています。この期間中はスタッフで芝の管理をサポートしましたが、夏休みが明けるとピッチを使う回数も増加します。普段多くの方々の支援を受けながら活動させていただいていますが、選手たちがその感謝の気持ちを表現し伝えることがなかなかできていません。これからこのピッチを使って朝倉地域の保育園の運動会やグランドゴルフ、指導者養成などが予定されており、みなさんが気持ちよく笑顔で芝生を踏みしめてもらえるようアカデミー生全員で作りあげていきます。
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