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JFAアカデミー熊本宇城9期生 鹿児島に遠征
2020年02月18日
JFAアカデミー熊本宇城9期生(中3)は2月11日(火・祝)、鹿児島遠征を実施しました。午前中は知覧特攻平和会館を訪問し、午後から神村学園高等部との練習試合を行いました。
JFAアカデミーは世界基準で活躍する選手を育成する取り組みとして、サッカーはもちろん、人間的な面の教育も重視し、社会をリードしていける真の世界基準の人材の育成を目指しています。
アカデミー生コメント
知覧特攻平和会館について
木場海斗 選手(9期生:中3/鹿児島ユナイテッドFC U-15 日置)
知覧特攻平和会館を見学して感じたことは、特攻隊員の気持ちです。写真のなかの特攻隊員は笑顔で、特攻する直前とは思えない表情でした。しかし遺書を見ると、一文字一文字に悲しい気持ちや本音の気持ちが書かれていました。その時代は自分のこと以外に命を犠牲にする人たちが多くいたことに驚きました。
田代遥暉 選手(9期生:中3/筑後サザンFC)
僕は、戦争が起こっていた時代の命とはどんなものだったのかと考えていました。語り部さんから、人間魚雷など死ぬことが当たり前だったという話があり、人間の命が一つの兵器として思われていたのだと知りました。死ぬと分かっていて笑顔でいることができていたのは、大切な家族との思い出や支えがあったからだと思いました。この経験から感じたことを忘れることなく、また人の支えになることができる人間になりたいです。
神村学園とのトレーニングマッチについて
濱内健輝 選手(9期生:中3/IBUKI北九州)
練習試合の攻撃面では、ゴールに向かうプレーができた場面もあり、仲間と目を合わせながら裏を狙ったり、動き出しのタイミングなどを意識してプレーしました。味方の動きに合わせて自分のプレーを変えることができたので前日のトレーニング成果が出たと思います。守備は、前から徐々にプレスをかけ、相手のパススピードが遅かったり、ボールが浮いたら積極的に奪うことを意識することで上手くできたときがありました。しかし、攻守の切り替えは遅れてしまいました。攻撃でボールを失った場面では、ボールが自分の目の前にあったのに観ているだけだったので改善したいです。他にも、前方のスペースでボールを受けた際、後方から相手のプレッシャーがあるとボールを失ってしまいました。ボールに寄る、相手を観ることを意識し、テクニックももっともっと練習したいと思います。
安逹秀都 選手(9期生:中3/ソレッソ熊本)
試合では自分の力のなさを痛感しました。僕はボランチで80分間プレーしました。攻撃ではスペースを意図的に作り出すことができず、ビルドアップではボールホルダーに近すぎて、相手にとって嫌な位置でボールを受けることができませんでした。中盤でタッチ数が多くなり、コントロールやパスミスでボールを失うことが多かったです。特にワンタッチパスは課題になりました。守備では、前線から連動することができましたが、ボールを奪うことができず相手に逃げられてしまいました。後半に運動量が落ちてしまい、プレスバックや相手に制限を掛けることができなくなりました。この課題を改善するために、攻撃ではシンプルにプレーするための状況把握を向上すること、守備では味方と連携するためのコミュニケーションを取ることを目指します。
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