高円宮杯U-18プレミアリーグは8月24日（日）にEAST第10節を開催します。

コンサドーレ札幌U-18（北海道）は、ホームで清水エスパルスユース（静岡）との一戦に臨みます。札幌はここ4試合で2勝2分けと好調。粘り強い守りから、現在得点ランキング1位タイの平川元樹選手が仕留める戦術が機能しています。対する清水は、平岡宏章新監督の下で戦う最初の試合で、普段通りの攻撃的なサッカーを実践できるかに注目です。
青森山田高校（青森）は、流通経済大学付属柏高校（千葉）と対戦。第5節以来、勝ち星から遠ざかっているものの、先の全国高校総合体育大会（インターハイ）では4強に進出するなど結果を残しました。インターハイ出場を逃した流経大柏は、「練習で実戦不足をカバーする」（水野皓太選手）とこの夏は技術と体力の強化に努めてきました。今回の一戦で成長した姿を見せるのはどちらのチームでしょうか。

首位・柏レイソルU-18（千葉）は、日立柏サッカー場に鹿島アントラーズユース（茨城）を迎えます。柏はここまで5得点を挙げている大島康樹選手、一方の鹿島は4得点の平戸太貴選手と、それぞれ頼れるストライカーを擁しています。2人とも厳しいマークを受けることが予想される中で、どちらが結果を出すか。勝敗を分けるポイントになりそうです。
現在7位の東京ヴェルディユースは、同じ東京勢で9位の三菱養和ユースと対戦。「試合の入り方が課題」と中野雅臣選手が話す通り、東京Vは攻め急がずに中盤で試合を落ち着かせるなど、マイボールを大事にしたいところです。対戦相手の三菱養和は、守備で試合のリズムをつくって自分たちの流れに持ち込めば勝機が見えてきます。

［EAST第9節の注目試合］
JFAアカデミー福島 vs 市立船橋高校

2011年の東日本大震災以来、静岡に拠点を置くJFAアカデミー福島が、かつての本拠地・福島で市立船橋高校（千葉）との一戦を迎えます。アカデミー福島はスタートで出遅れたものの、6月以降、徐々に持ち直してきました。第6節で初勝利を収めると、第8節には強豪・流経大柏に攻め勝つなど調子は上向きです。一方の市立船橋は、堅い守りをベースにしたサッカーで現在4位と奮闘しています。第8節には首位を走っていた清水（現在2位）を完封。「相手の力を認め、割り切って戦ったときの選手たちは強い」と朝岡隆蔵監督は語ります。調子を上げている両チームの一戦は、どのような展開になるでしょうか。

■JFAアカデミー福島 vs 市立船橋高校
日時：8月24日（日）10：00キックオフ
会場：鏡石町鳥見山陸上競技場
アクセス：東北本線「鏡石駅」下車、タクシーで約6分

なお、上記試合に加えて、柏レイソルU-18 vs 鹿島アントラーズユースの試合の来場者先着300名様に大会オリジナルのネックストラップをプレゼント！
ぜひ、会場へいらしてください。

■柏レイソルU-18 vs 鹿島アントラーズユース
日時：2014年8月24日16:00キックオフ
会場：日立柏サッカー場
アクセス：JR常磐線、東武野田線「柏」駅東口より徒歩20分。
「柏」駅東口1番乗り場より東武バス（名戸ヶ谷行）で「緑ヶ丘」または「日立柏サッカー場前」下車徒歩1分。

チーム紹介

高円宮杯U-18プレミアリーグに参加する全チームの普段の練習模様を取材し、掲載していきます。 今回は青森山田高校と名古屋グランパスＵ１８、ガンバ大阪ユースを掲載。

　青森山田高校 『厳しい日常の中から、青森山田の強さが生まれる』

　名古屋グランパスU18 『 好調・名古屋U18の、“叱らない”指揮官と意識の高い選手たち』

　ガンバ大阪ユース 『今季のG大阪ユースに共存する"明るさと厳しさ" 』

前回までに紹介したチーム

高円宮杯U-18プレミアリーグに参加する全チームの普段の練習模様を取材。

　コンサドーレ札幌 『 これぞ育成の札幌。未来を見据えたチーム作り 』
　流通経済大学付属柏高校 『 個性と個性がせめぎ合う場所 』
　京都サンガF.C.U-18 『 サッカーも学校生活も、常に全力で打ち込む日々 』
　柏レイソルU-18 『 刺激的な環境で、たくましさを育むポゼッション集団 』
　富山第一高校 『 自主性を重んじ、互いに刺激し合うのが富一流 』
　東山高校 『“怖い”指揮官が慕われる理由』
　市立船橋高校 『 グラスポの日常に、強さの真髄を見る 』
　JFAアカデミー福島 『 環境に感謝しながら、サッカーに打ち込む日々 』
　ヴィッセル神戸U-18 『悩み、戦い、そして帰る憩の我が家へ』
　東京ヴェルディユース 『 ヴェルディをヴェルディたらしめる成長サイクル 』
　京都橘高校 『 京都橘を“大人”に変える大事な日常 』
　セレッソ大阪U-18 『 “走るセレッソ”が見据える、世界基準という未来 』