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アカデミー福島 寮生活とサッカー ~JFAアカデミー福島男子 スタッフ通信Vol.4
2018年09月13日
JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。
JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。
今回JFAアカデミー福島男子のレポートを担当するのは、加藤好男コーチです
JFAアカデミー福島の統括GKコーチを担当している加藤好男です。今年で4年目。昨年まではジュニアユースを担当し、今年よりジュニアユース、ユース全体のGKを指導しています。
JFAアカデミー福島の選手は、寝食を共にすることでサッカー活動においても強い絆が生まれ助け合いや良き相談者としてもお互いを支えあっています。学業はもちろんのこと寮生活においても共同生活を送ることで共通のルールを自ら作り、お互いを尊重して過ごすことを学びます。
この生活はサッカー活動においても大いに役立ちます。サッカーとは、チームスポーツであり、自分を知り、仲間を知ってプレーしなければなりません。そして、「ゴール」という目標に向かってルールを順守して共に協力しあってゴールを目指します。
試合においては、審判、相手チーム、観戦に訪れた両チームの親御さんや関係者などチームの仲間、スタッフ同様に尊敬の念を持ち目標である「ゴール」へ向かって心を一つに戦います。
攻撃は、相手が必死に守るゴールに対して勇敢に攻め込みます。誰かが更に汗をかき守備者の背後へ走り込みます。自分が直接ゴールを目指すのが最善か、走り込んだ味方にパスをする方が最善か、瞬時の判断でゴールの確率を増やすプレーを選択します。
守備は、この攻撃を行うためにどの様に相手ボールを奪うのか、相手が必死にゴールを目指す中で自陣ゴールを守り、相手攻撃を寸断させるのか。味方との連携、協力で守備を成功させます。
これがサッカー用語でいう「チャレンジとカバー」です。このチャレンジとカバーは、学校生活、寮生活の中でも共通しています。オフ・ザ・ピッチにおいても誰かが新しい事に挑戦することを周りの皆が応援、サポートします。もしそのチャレンジが間違った方向へ向かっていたら、皆が助言して方向の修正を掛けます。チームプレーは、周りの者を尊重することで成立します。個の特徴あるプレーはチームの中で生かされなければなりません。つまりチームメイトからの尊重を受けないプレーは自己満足なプレーであり、チームとして受け入れられないプレーとなってしまうのです。
親元を離れた選手たちは日常の共同生活からサッカーを通じて多くのことを学びます。そして頼れるのがチームメイトであり、先輩であり、スタッフであります。共に同じ目標へ向かい、お互いの考えを知り、お互いを尊重しあって「感謝」を忘れずサッカー生活を送ることが出来れば楽しく、幸福感ある充実したアカデミー生活を、忘れられない中・高校生時代に過ごせるでしょう。
私たちスタッフも同じ目標に向かって選手たちを見守り、ある時は兄貴分、ある時は大人として彼らと向き合い、「選手の将来に触れている」ことを自覚して日々指導していく所存です。
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