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アカデミー福島男子 ユースのリーグ戦活動 ~JFAアカデミー福島男子 スタッフ通信Vol.9
2019年01月16日
JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。
JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。今回JFAアカデミー福島男子のレポートを担当するのは、山尾光則コーチです。
2018年を終えて
JFAアカデミー福島男子U-18の監督の山尾光則です。ユースを担当して3年目のシーズンを終えました。JFAアカデミー福島U-18は、二つの大きな大会に参加しています。一つは高円宮杯JFAU-18サッカープレミアリーグへの昇降格があるプリンスリーグ東海。もう一つは、日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会です。大会に参加するにあたって、二つの目標を掲げています。プリンスリーグ東海では、上位2チームとなりプレミアリーグ参入戦に参加して、その参入戦で勝ち上がってプレミアリーグに復帰すること。日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会では、熾烈な東海予選を勝ち抜き、全国大会への出場権を獲得することです。
昨年、プリンスリーグ東海においては、14勝1分3敗の成績で2位となり、プレミアリーグ参入戦に参加することができました。しかし力及ばず、目標であるプレミアリーグへの復帰は果たすことができませんでした。また、日本クラブユースサッカー選手権東海予選では、全国大会に参加した3チームと拮抗した試合をすることができましたが、わずかな勝ち点の差で全国大会出場の目標は達成できませんでした。掲げた目標はいずれも達成できませんでしたが、拮抗したプリンスリーグ、緊張感のあるプレミアリーグ参入戦、クラブユースサッカー選手権東海予選を戦うことにより、選手たちの成長を随所に感じることができました。
選手の成長
選手たちの成長の一つに、選手たち自身が相手のシステムや戦術、試合状況、ピッチ状況などを考慮して、自分たちの戦術、システム、判断を変化させ勝利を手繰り寄せることができるようになったことです。そのことを裏付けるように、プリンスリーグ前半戦は5勝1分3敗の結果でしたが、後半戦は9勝全勝の結果を収めることができました。もちろん、テクニック、フィジカル、個人戦術等の積み上げも大いにありましたが、試合に勝利するために自分に与えられた役割をどう遂行するか、また集団としてどのようにプレーしたら良いかを判断できるようになったことに、選手の成長を感じました。
さらなる成長のために
成長を感じた部分もありましたが、さらに成長しなければいけない部分も多々あります。主には、テクニックを挙げることができます。二つの拮抗した大会でも、一つのシュートの質、一つのパスの質がもっと高ければ得点することができたというシーンは多く見受けられました。よりスペースも時間も少なくなってきている現代サッカーにおいては、質の高いテクニックを発揮することができなければ、自分たちの目指すサッカーをすることができません。選手の将来を考えると、より質の高いテクニックの獲得は必須であると思いますので、今後も引き続き練習に取り組んでいきます。
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