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JFAアカデミー堺 JFA簡易救命講習会 「JFA+PUSHコース」を受講
2019年07月23日
7月16日(火)、JFAアカデミー堺では、選手、スタッフ合わせて41名がJFA簡易救命講習会 「JFA+PUSHコース」を受講しました。
講習会ではまず、脳振盪と熱中症について、実際のサッカーの試合で起きた事例の映像を見ながら、その危険性と正しい対応方法について学びました。
その後、CPR(心肺蘇生法)とAED(自動体外式除細動器)の使用に関する実技講習が行われ、専用のキットを用いて実際の動作を練習しました。中でも、心臓に見立てたクッションを1分間に100回の速さを保って、途切れることなく両手で強く押し続ける胸骨圧迫(心臓マッサージ)の実技練習では、選手達が声をかけながら懸命に実践している姿が見られました。
JFAアカデミーでは、現在2020年度入校生を募集中です。
詳細はこちらをご確認いただき、各締め切り日までにお手続きください。
アカデミー生コメント
正木美里 選手(中3:6期生/Atletico FeminA)
私は初めてPUSH講習を受講しました。はじめに熱中症について予防や対処法を学びました。夏休み中は暑い中で試合をすることが多くなります。熱中症を防ぐためには、水分をこまめに摂ることや、身体を冷やすこと以外に、しっかりと睡眠をとることとご飯をしっかり食べることも大切だと学びました。サッカーのプレー中は何が起こるかわかりません。ボールが強く胸に当たることで心肺停止する事故もあると知りました。そのようなときのために、AEDの使い方と、心臓マッサージの方法を練習しました。実際に練習してみると、思った以上に力が要るし、1分間に100回の速さで胸骨を圧迫し続けるのはかなり大変だとわかりました。練習では30回くらいで交代しましたが、実際には救急隊員の人が到着するまで続けなければなりません。いつ何が起こるかわからないので、もし周りの人が倒れた場合には、講義で学んだことを活かして命を助けたいです。
石田萌華 選手(中2:7期生/pazduro)
私はこの講習で、脳振盪の怖さを知りました。私は今まで脳振盪になったことがなく、あまりよく知りませんでした。頭を打って脳振盪の症状が出ると、そのあとで急性硬膜下血腫や脳振盪後症候群になる場合があって、そうなるとすぐには回復できないそうです。脳振盪になった後は意識をすぐに取り戻すことが多いけれど、軽い病気ではなく、甘くみてはいけないとわかりました。もしもサッカーの練習中や試合中に誰かがピッチに倒れた場合には、「気づく、知らせる、プレーをやめさせる」ことが大切だと教えてもらったので、何かあったときにはそれを思い出して、少しでも人を助けられるようになりたいと思いました。
塩見尚子 選手(中1:8期生/バニーズ京都SC flaps U-15)
私はPUSH講習を受講して、周りで人が倒れたときにどのようにして命を助けるのかということを学びました。日本で、心臓が急に止まって倒れる人は1年間で約7万人もいると知りました。身近で起こることもあり得るので、命を救う方法を知ることは大切なことです。もしも心臓が止まって倒れてしまった人がいたら、救急車が到着するまで、胸骨圧迫をし続けることが大切だと学びました。さらに、大きな声で周りの人に伝えることも大切だと知りました。簡単なことでも、行動に移すことで命を守ることができるかもしれないので、しっかり覚えておこうと思いました。もう一つ、脳振盪について学びました。脳振盪のままプレーを続けると、とても危険なので、もしも試合中に選手が倒れたら、それが相手チームの選手であっても気づいたらすぐにプレーをやめさせて周りに知らせるなど、健康を守るために行動していこうと思いました。
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