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地域を知る活動 ~JFAアカデミー今治 スタッフ通信Vol.10
2019年11月13日
JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。
JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。今回JFAアカデミー今治のレポートを担当するのは総務の松宮美里さんです。
新造船竣工量において国内トップの今治造船を見学!
JFAアカデミー今治で総務を担当している松宮美里です。JFAアカデミー今治は、愛媛県今治市を拠点に、四国・中国地域および、九州の一部を範囲として、女子サッカーの今後の発展に期待し、2015年4月に開校しました。現在30名の選手が在籍し、多くの選手が今治市外出身の選手です。今回は「今治市を知る」というテーマで、これまで行ってきたプログラムを紹介したいと思います。
昨年の5月に、開校当初よりサポートしていただいている株式会社今治造船今治工場を見学させていただきました。愛媛県今治市は、海事産業が集積する「日本最大の海事都市」と呼ばれており、造船業では全国一の集積を誇る14事業所を有しています。
今治工場に到着すると、まず初めに今治造船で船が出来上がるまでの過程や、どんな種類の船があるのかなど、船に関するビデオを見て学びました。選手たちは普段、船とはほとんど縁がない生活を送っており初めて知ることばかりだったようで、とても興味深げにビデオを見ていました。
船について学習したあとは、実際に船を製造している工程を間近で見学させていただきました。想像していた以上に船の部品1つ1つがとても大きく、選手たちは終始圧倒されている様子でした。
最後の質疑応答の時間には見学を通して疑問に思ったことを積極的に質問し、とても有意義な時間となりました。
全国の山祇神社、三島神社の総本社、大山祇神社を参拝
今年の5月に3、4期生(中2、3)の22名で今治市の大三島にある鎮座する大山祇神社へ行きました。境内には推定樹齢2600年の大楠があります。その楠木の周りを息を止めたまま3周あるくことができれば願い事が叶うという言い伝えがあり、選手とスタッフも早速挑戦してみましたが1人も成功することはできませんでした。
次に、大山祇神社について深く知るために、グループに分かれてスタッフが事前に用意した大山祇神社にまつわるクイズに挑戦しました。難しい問題は神社で働いている方にヒントをもらいながら解き進め、全問正解することができました。
最後には、天然記念物である生樹の御門を見に行きました。生樹の御門は樹齢約3000年と言われ、根回り約30cmの楠木の幹の根元には自然に空いた空洞があり、選手たちは楠木からのエネルギーを感じながら空洞へと続く石段を登りました。
しまなみ海道(多々羅大橋)をウォーキング!
大山祇神社を参拝したあとに、瀬戸内しまなみ海道(多々良大橋)をウォーキングしました。しまなみ海道は、瀬戸内海に浮かぶ芸予諸島の島々を橋で結んでおり、自転車や歩行者専用の道路が整備されています。多々羅大橋の支柱の真下で大きく手を叩くと、真上の支柱に反響して音が響く「多々羅鳴き龍」を体験することができます。選手たちは、思い思いに手を叩いてみたり、その場に用意されているバチを叩いてみたりと楽しんでいました。
この日は天気も良く、潮風に吹かれながら気持ちよくウォーキングすることができました。
これからも、普段のアカデミーでの生活だけでは学べないことや、体験することができないことを選手たちには多く経験してもらい、今治という地をより深く知ってもらいたいと思います。そして、選手たちにとって今治という地が第二の故郷と思える場所になり、色々な場所で今治のことを発信していってもらいたいです。
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