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JFAアカデミー堺(女子) 今年度初の紅白戦を実施
2020年07月20日
7月9日(木)、JFAアカデミー堺の7期生(中3・女子)と8期生(中2・女子)がトレーニングの一環として今年度初の紅白戦を実施しました。
5月末まで続いていた中学校の休校措置に伴ってJFAアカデミー堺の活動も一時休止していたため、6月に活動を再開してからも負荷量を調整しながらトレーニングを行ってきました。
この日は梅雨時期特有の蒸し暑い曇天でしたが、活動再開からおよそ6週間が経過し、久しぶりに実戦形式のトレーニングに取り組んだ選手たちは、日頃の練習の成果を試すべく集中して試合に臨んでいました。
JFAアカデミーでは、2021年度入校生を募集します。
詳細はこちらをご確認いただき、各締め切り日までにお手続きください。
コーチコメント
込山友 コーチ
長期間活動自粛、自宅待機となり例年とは違った新年度のスタートになりました。ゲーム形式のトレーニングを実施するまでに、約6週間を4つのフェーズに分けて徐々に運動強度を上げていきました。
フェーズ1では、ランニング(有酸素)・コアストレングス・ボール操作の個人トレーニング、フェーズ2ではスモールグループで距離を取りながらパス&コントロールなどのボールを使ったトレーニング、フェーズ3からは運動強度を上げてポゼッションや対人プレーを開始しました。フェーズ4では、強度を上げて紅白戦ができるまでになりました。
各トレーニングに目標心拍数を設定して運動直後の心拍数をチェックし、選手の状態を確認して進めていきました。
段階を追ってトレーニングしたことで、コンディションが整いインテンシティが高いゲームができたと思います。しかし、相手がいる中で安定したテクニックを発揮することはまだまだ課題です。これからも感染予防に注意を払いながらトレーニングしていきたいと思います。
アカデミー生コメント
藤田祐穂 選手(中3:7期生/長岡京SCレディース)
自粛期間が明けてから初めて紅白戦をしました。活動が再開した直後は、ボールを使ったトレーニングはすぐに始めずに、5分間走や体幹トレーニングなど、体力を戻すトレーニングに取り組みました。体力がかなり落ちていたので走るのがとてもしんどく、正直に言うと6月初めのころは練習前少し憂鬱になっていましたが毎日続けていると少しずつ体力が戻ってきました。しかし今回試合をすると、まだ体が少し重たくて、完全には体力が戻っていないと気づきました。反対に、体幹は強くなっているように感じました。
試合中には、パスを受けるときにコントロールが大きすぎて相手にボールを奪われることがありました。次のプレーがしやすい場所にボールをしっかり置ける技術を上げることが課題です。また、自分で前を向いて強いシュートを打つための体の向きを考えることなど、周りの状況を把握できる力もつけないといけないと思いました。
たくさん課題が見つかりましたが、久しぶりに試合ができて楽しかったです。これから、一つ一つの練習でしっかり自分を追い込んで体力を上げていきたいです。
村田梨帆 選手(中2:8期生/FC BASARA甲賀レディース)
久しぶりに試合形式のトレーニングができました。自粛期間が明けてからは初めての試合だったので、試合ができて楽しかったという気持ちが大きかったです。改めてサッカーができることはありがたいことだなと感じました。
試合を通して、成果と課題が見つかりました。練習の成果が表れたと思えたのはオフザボールの時の動きです。素早く判断して裏に抜け出したり、味方のいる場所を確認してポジションをとりなおしてチャンスにつなげることができました。しかし最初は何回も繰り返して動くことができましたが、時間が経つにつれて動き出しの継続ができていなかったので、運動量を上げられるようにトレーニングしていきたいです。
課題は、ボールを持った時の判断のスピードです。ボールをもらってから次のプレーを選択して判断が遅くなることが多かったので、ボールを受ける前から周りをよく見て情報を集めて、一瞬で相手を置き去りにするプレーができるようになりたいです。これからの練習では判断のスピードを上げることを意識して頑張っていきます。