新型コロナウィルス感染拡大の影響で、3月からアカデミー活動は休止され、選手たちは自宅待機となりました。本来その期間で行われるはずだったアカデミーの行事はこれまでとは形を変えて行われました。3月13日に行われた6期生の卒校式に7・8期生は参加することができませんでした。

新入生である9期生は3月29日の入寮後、入校式と中学校の入学式だけを終えて自宅待機に。7・8期生は9期生の入校式にも参加することができませんでした。今考えれば、形を変えてでも卒校式と入校式が行えたことを良かったと言うべきでしょう。

大阪でも感染拡大の勢いが止まらず、緊急事態宣言が延長されるなど不安な日々が続きました。

しかし、5月24日ついに帰寮することができました。選手も保護者の皆さんも待ちに待ったアカデミー活動の再開です。再開を実現するまでには様々な調整が必要でした。スタッフ一同、緊張感を持ってその日を迎えましたが、24日の夜、アカデミーの寮に全員が元気に顔を揃えたこことでスタッフの疲労感は吹き飛びました。

 2ヶ月遅れでスタートした新年度ですが、新型コロナ感染防止対策として新たな寮生活のルールができました。コロナから自分を守り、仲間を守るため、自分以外の人に対し様々な配慮をしなくてはなりません。しかし、これまで当たり前だったものが当たり前でなく、みんなでサッカーができることに感謝をする気持ちが強くなったことで、何事にもポジティブな態度で取り組んでくれています。

 早速5月25日からトレーニングを再開しましたが、少人数のグループに分けて、ボールも使わないランニングや体操を中心としたものからスタートさせました。自宅待機中も高い意識で生活していたことで、コンディションが悪い選手はいませんでした。

今週、再開から6週目に入りました。徐々にトレーニングの負荷を高め、時間を長くし、高強度での対人プレーや紅白戦ができるレベルにまでたどり着きました。

〜トレーニング風景〜

梅雨の晴れ間を見計らって恒例の集合写真の撮影を行いました。

やっと新しいユニフォームを着ることができました。

みんないい顔しています。

学年ごとの撮影もしました。

まずは3年生。すっかり頼もしさが加わりました！

続いて2年生。しっかりと自立し、新入生の良い手本となって！

最後に1年生。初々しいですね！

日常に戻ったような感覚になる時もありますが、有効な治療薬やワクチンが開発されるまでは、コロナ以前と同じ日常に戻ることはないと思っています。新しい生活様式に慣れてきたことで緊張感を無くさないようにしながら、元気にアカデミー生活を続けていきたいと思います。

そして何よりも、この難しい状況の中でアカデミー活動を継続するために、J-GREEN堺、DREAM CAMPの多くの人たちのサポートに支えられていることを決して忘れてはいけません。