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卒業生が堺に集結 ~JFAアカデミー堺ダイアリー~
2022年01月14日
新年あけましておめでとうございます。
束の間の冬休みを過ごしたアカデミー生たちは、気持ち新たに寮に帰ってきました。短いけれども一年の集大成となる大切な三学期を迎え、元気に学校生活を再開しています。
夕方には気温がぐっと下がり、J-Greenの冬の風物詩ともいえる強風が例年通り吹き荒れ、さらには時折雪がちらつく日もありますが、それでも選手たちは寒さに負けることなくトレーニングに励んでいます。
さて、J-Green堺では、1月10日から「JFA指導者養成講習会女性コース」が開催されています。これは、サッカー協会が取り組む女子サッカー改革のうち、女性指導者を重点的に育成しその数を増やしていく目的で設立された女性限定のコースです。
今回開催されているのはB級とC級の2つで、B級は後期の5日間、C級は全8日間。文字通り朝から晩まで、講義に、実技に、試験にと、みっちりのスケジュールです。
そして、今回その中に、何人かのアカデミー堺卒業生が、受講生、補助学生、そして補助プレーヤーと、様々な形で参加しています。
(左)2期生 井上沙季 関西大学3年(B級補助学生兼補助プレーヤー)
(右)3期生 樋口梨陽 武庫川女子大学2年(B級補助プレーヤー)
B級のピッチにはこの2人。
井上さんは現在商学部でゼミ長を務め、文武両道の充実した大学生活を送っています。今回こちらに参加したことで、将来は一般企業で働いた後にサッカー界で働いてみるのもいいな、と新たな選択肢が増えたそうです。
樋口さんはこれからいよいよ大学サッカー後半戦。「今まで良い指導者に恵まれてきたおかげで今の自分があります!」と振り返ります。
(左)3期生 三宅紗優 東洋大学2年(C級受講生)
(中)3期生 恒石亜弓 帝塚山学院大学2年(C級受講生)
(右)3期生 山本天珠 社会人2年目(C級補助学生)
C級にはこの3人。
三宅さんは関東の強豪大学でプレー。「寮生活は8年目!慣れたものです。」と逞しいコメント。将来は指導者になりたいという目標があるそうです。
恒石さんは地元堺の新設大学チームで一期生として活動中。今回受講した理由は、「監督が行って来いと・・」とは言ってませんでしたが、やはり中学時代・現大学の両方で指導を受けている帝塚山学院大学の大監督の存在は大きいのでしょう。
山本さんは、現在、医療系の専門学校の一般事務として勤務しており、東南アジアから来る留学生との交流がとても楽しいとのこと。今回久しぶりにサッカーの現場に身を置いてみて、「新たな人との繋がりもできるし、良い気分転換になっています。」と語っていました。
5人とも、講習の空き時間にはアカデミー寮に顔を出してくれて、それぞれの近況報告やアカデミー在校時代を振り返ったりと、たくさんの話に花が咲きました。
また、わずかな時間ながらも現役生とも交流し、現役生にとっては、同じ場所で育った先輩たちから刺激を受けるだけでなく、将来の進路を思い描くためのよい時間になったのではないでしょうか。
また来年も、こうして卒業生が帰ってきてくれると嬉しいですし、そういった行事に限らず、いつでも遊びに来てくれるのを、スタッフ、現役生とも楽しみに待っています。
10年目を迎えたアカデミー堺。縦のつながりがこれからさらに濃く色々な形で築かれていくと思うと、なんだかワクワクしますね。
本年も、JFAアカデミー堺、そしてアカデミーダイアリーを、どうぞよろしくお願いいたします。
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