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10期生USA CAMP(その5)~JFAアカデミー堺ダイアリー~
2023年02月07日
USA CAMP5日目は最終戦、初めてのデイゲームです。今日もホストファミリーに送ってもらい、会場に集まりました。
3試合の中で一番良いグラウンドだよと聞いていた通り、Skyline Collegeのサッカー場は綺麗な人工芝で電光掲示板や観客席もありました。PDP(Player Development Program)は、毎年対戦してもらっているサンフランシスコ北部の選抜チームで、初戦と2戦目の対戦チームからも何人か選抜されています。強豪を相手に、10期生はどんな戦いができるでしょうか。
今日は、30分3本を正真正銘11人で戦い抜きます。アップ前にケンさんも一緒に円陣。
ゲーム前は、日頃から取り組んできたプレッシングを連動性を持って発揮すること。そして1人ひとりが球際で負けないこと。攻撃では、圧力に屈して縦に慌てるのではなく、関わりを増やし良い距離感を作ってゴールに向かうことを確認しました。
試合前のセレモニー。今日のキャプテンは、柳田です。
最後だから出し切ろう、自分達を信じて戦おうというポジティブな声が交わされ、ピッチに入る瞬間は、昨日とは一味違う雰囲気を一人ひとりから感じることができました。
午前11時半にキックオフ。
1本目は風下、且つ相手のプレスの迫力もありなかなか前進することができない苦しいスタート。コーナーキックやシュートを立て続けに受け、うまく攻撃の時間を作れません。迎えた9分、右サイドからようやく相手陣内に侵入し少し相手を押し下げたと思ったのも束の間、奪われた瞬間に中盤経由で逆サイドのウィングが背後に抜け出し、そのまま突破され失点。
その後は自分たちからコンタクトを怖がらずに行けるようになり、五分五分の展開になりますが、終了間際の28分にはクロスを合わせられ2失点目。0-2で1本目を終えます。
ハーフタイムも、自分達ならできる、もっとこうしようと、こうしたい、と様々な選手が声を上げ、全員でベクトルを合わせて2本目に向かうことができました。
2本目は風上に立ち、勇敢なプレッシングが徐々にはまり始めます。4分には前プレから奪ってすぐにゴール前へ。GKがこぼしたところを酒井が押し込みトータル1-2とします。
追加点が欲しいところでしたが、逆に13分、15分と立て続けに失点を許し、1-4に差が開きます。ポゼッションで相手プレスを無力化して良い組み立てからゴールに迫った後に受けたカウンター。あそこで打ちきれていれば..。それでも昨日とは異なり、多くの選手が上手くいかなくなった目の前の状況に向き合い、どうにか修正しようと奮起し気持ちを出して戦います。
最後のブレイク
なんとか一矢報いたい3本目でしたが、思いとは裏腹に3連戦の疲労が細部に現れ、わずかな一歩やちょっとしたエラーが引き金となって3失点。合計1-7で最終戦を終えました。
試合後はPDPがアカデミー堺の健闘を讃えて花道を作ってくれました。
こちらもお返しして感謝を伝えます。
最後はスタッフも入って、全員で記念撮影を行いました。
試合の後は、PDPがオーガナイズしてくれたピザパーティー。両チームの選手が互い違いに座って、交流しながらのランチタイム。
最後にPDPの選手から個人個人にプレゼントが。
自分が所属チームのキャップやTシャツ、ぬいぐるみなど色とりどりのプレンゼントを用意してくれました。
そうこうしている間に、ダンス対決が始まり...
関西人も負けじと入っていきます。良い交流ができました!
楽しい時間はあっという間。そろそろホストファミリーのお迎えの時間です。
今夜はホームステイ先での最後の夜。素敵な時間を過ごしてくださいね!
瓜生燦
現地時間2月5日、私たちは今日、この遠征のラストゲームを行いました。1本目、負けはしたものの立ち上がり良い雰囲気を作り、激しく球際で戦うことができました。2本目、丁寧なビルドアップで相手を無力化し、こちらの流れを作り出す場面が増えました。3本目それらを利用するため、ビルドアップを主としたプレースタイルに全体で変更し、そこで私のテクニックの低さが目立ちました。
スムーズな流れが自分のちょっとしたコントロールの置き所の悪さで若干詰まったりなんでもないフリーの状況でのパスが少しずれたり、スペースがあるばかりにわざわざ難しそうなコースを選んだり、ビルドアップのことばかり考えているとペナルティエリア内に侵入してきたボールに突っ込んで股を通してしまったり、高いレベルの中自分達で作っていくゲームだったからこそいつも以上に露わになった課題だと思いました。誤魔化しの効かない環境を知ることができたので、これまで以上に高い基準で日頃のTRにとりくもうと思います。
黒田乃愛
今日はUSA CAMPの最後のサッカーする日でした。なので、このCAMPでチャレンジしてきた、前向きでプレーをし、得点につながるプレーをすることを意識しました。今日はボランチとトップで出場しました。最初の方は、相手のプレッシャーに圧倒され、ビルドアップがまともにできず、前向きでプレーすることがほとんどできませんでした。そのため、次の2本目から工夫して、ボールを受けてからターンを心掛けたことで、ビルドアップのところから運んで点を取ることができたのでよかったです。ですが、結果的には負けてしまったので、もっとチャンスを作り、全ての質を高めていかなければいけないと思いました。
また、守備の部分でも課題があったので、日本に持ち帰って、それらをもっとできるようにしたいです。
酒井美祐
この4泊5日のホームステイを通して、ホストファミリーの人は英語を話すことができない自分達に優しく、一つひとつアメリカの食べ物について教えてくださったり、わからないことがあれば丁寧に教えてくださいました。分からないこともたくさんありましたが、嫌な顔をせずいろいろ教えてくださったので、自分たちもしゃべりやすかったし、分からないことがあったら英語で聞くことができるようになりました。
短い時間でしたが、ホストファミリーとたくさんの思い出を作ることができ、とても成長することができた時間でした。日本に帰国しても、たくさんのコミュニケーションをとったり、また海外に行く機会があれば、今回のこの経験を生かしていきたいです。
西脇莉音奈
今日がホームステイが最終日でした、4泊5日という短い時間でしたが、ホストファミリーの方々には感謝の気持ちでいっぱいです。初めは緊張していて上手く話せなかったけど、私たちがわかるように話してくれたり、何気ない話をして笑ったりする中で、日に日に緊張もなくなっていきました。アメリカではピザを食べてみたいと言うと、次の日にピザ屋に連れて行ってくれたり、家でステーキなどたくさんのおいしいものを作ってくれて、中には初めて食べるものもあり、ご飯の時間もとても楽しかったです。
朝からの送りや、夜遅い日も解散の場所まで迎えにきてくれたりもしました。忙しい中、たくさんのことをしてくださり、感謝しています。英語で話すのは難しかったけど、たくさんのコミュニケーションが取れたのでよかったです。ホストファミリーのおかげでとても楽しい5日間になりました。
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