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9期生USA CAMP(その4)〜JFAアカデミー堺ダイアリー〜

2023年02月27日

9期生USA CAMP(その4)〜JFAアカデミー堺ダイアリー〜

遠征の折り返し地点4日目です。

午前中はLivermoreという街にあるアウトレットでショッピング。日本にある大型アウトレットとそれほど変わらないお店が並びますが、洋服などは日本のテイストとは異なるデザインものが多くあったり、日本では買うことが出来ないブランドなどもあって眺めているだけでも十分に楽しめました。以前来た時よりも敷地が拡大され、お店や飲食店の数が増えていました。選手たちは約3時間、じっくりと買い物をしていました。ここではお土産よりも自分の欲しいものを買っている選手の方が多かったようです。ランチもアウトレット内のフードコートで済ませ、試合会場へ向かいました。

今日の相手は毎回対戦するPDPという北カリフォルニアの選抜チーム。昨日対戦したBAY AREA SURFの選手も何人かがPDPにも所属しています。PDPとは3年ぶりの対戦となりました。後から聞いた話では、3年前の対戦ではアカデミー堺が勝利していたのでPDPのコーチ陣にとっては今回の対戦は絶対に負けられない戦いと捉えていたそうです。なんと事前に合宿をして通常よりも多くの選手の中からこの試合のために選手を選んできていたそうです。そんなことは知りませんでしたが、こちらとしてもPDP戦は自分達の力を試す絶好の機会。しかも9期生にとっては3年間の集大成として大きな意味を持っていました。

試合前のミーティング。いつになく真剣にコーチの話を聞いています。

キックオフは日没間近の18時。日が落ちて、さらに冷え込んできました。

 

試合はとてもインテンシティの高い好ゲームとなりました。昨日のBAY AREA SURF以上にスピードやパワーに優れ、選抜チームだけあってテクニックにも優れたPDPに対し、粘り強く組織的に守備をしてボールを奪い攻撃に繋げようとしますが、テクニックの部分でのミスもあって、中々良い攻撃の形を作ることが出来ませんでした。通常のピッチよりも芝が短くスリッピーでしたが、それ以上にアカデミー堺の選手にとって難しかったのは、ピッチのサイズがいつもの試合よりも広かったことです。ピッチサイズが縦も横も4〜5mほど長く、もともとスピードやキックの飛距離にアドバンテージがあるPDPの方が有利なコンディションだったと言えます。その広いピッチでこれまで一番と言って良いくらいの攻防を繰り広げ、足を止めることなく走り続けました。1本目は0−0で終了。

FWの上田が怪我で離脱を余儀なくされたため、2本目の20分からは越智を投入。2本目も互いに譲らず、球際でも激しい奪い合いがありました。しかし18分に失点をし、その後にDFの鳥山が負傷してプレーを続けられなくなったので3本目は相手のPDPから1名選手を借りて試合を続けました。

3本目は23分に失点し、トータル0−2で試合は終わりました。終始拮抗した試合でしたが得点を奪うことができず、まさに惜敗でした。試合後にこれほど疲れ切った様子は今まで見たことがないくらいでした。最後まで諦めず走りきり、90分間ハードワーク出来たことは大きな収穫です。しかしシュートに持っていく気持ちの強さやプレーをやり切る力に差があったことは認めなくてはなりません。

試合後には両チームの健闘を讃えあい一緒に記念撮影。

 

さらにこの後は、PDPに招待され、近くのレストランで食事会をしてもらいました。PDPの選手もスタッフも皆とてもオープンマインドで楽しい時間を過ごしました。チキンを中心に美味しい料理が並んでいます。

あっという間に仲良し!

楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。アカデミー堺は明日も試合です。しかも明日の試合会場はサクラメント。出発の時間も早く片道3時間の移動です。今日の疲労をどこまで回復できるかが鍵となりそうです。ホストファミリーがレストランまで迎えにきてくれて選手たちはそれぞれの家へ帰ってきました。しっかりと睡眠をとって疲労回復に努めてください。

 

鳥山あゆ美

今日は昨日に続き試合がありました。北カリフォルニア選抜という素晴らしい相手と試合ができることをとても楽しみにしていました。昨日の試合で課題として残ったスライドのスピードとオーバーラップのタイミングを試合に挑みました。1本目ではオーバーラップのタイミングをうまく掴み走り出すことが出来ました。そして昨日より体格やスピードが勝る相手に対して体を入れてボールを奪うことが出来ました。しかし、守備のポジショニングが悪く、DFラインが崩れてしまうことがあったので、これから修正していきます。2本目ではパスミスが続きゴールへの後押しができませんでした。明日までにコンディションを整えて試合で貢献できるように最後までみんなと頑張りたいです。スライドのスピードをもっと上げて集中力を高めていきます。ラスト1試合は勝ってみんな笑顔で終わりたいです。

 

沢田寧音

今日の相手は昨日以上に体格に優れ、スピードが速く簡単にプレーさせてくれませんでした。体をあてていても一瞬でも距離を取ると前を向かれて突破されてしまう時がありました。自分の得意なドリブルをしようとするけど相手の足が伸びてきてボールを取られてしまい、なかなか思うようなプレーすることが出来ませんでした。しかし、何回かはドリブルで相手を抜いてチャンスを作ることが出来ました。今日の試合を経てどんなに強い相手でも弱気にならず自分のやりたいプレーにチャレンジすることの大切さを改めて感じました。慣れない環境での連戦であり、みんな疲れが溜まった状態でしたが、最後まで走り切ることが出来たと思います。明日が最後の試合なので、コンディションを戻しチャレンジの回数を多くして全力で取り組みたいです。

 

諸田心優

私は試合後の食事会をとても楽しみにしていました。英語が話せないことで不安いっぱいでしたが、対戦相手のPDPのみんなが一緒に座ろうと誘ってくれたおかげで楽しく食事会を行うことが出来ました。隣に座ってくれたシアナがプレゼントをくれたり、写真を撮ったり話しかけてくれたりしました。とても優しく接してくれました。皆がとてもフレンドリーでご飯も美味しく食べることが出来ました。明日の試合後にも食事会があるのでみんなで楽しみたいです。試合は明日が最後なので挑戦することを忘れずに頑張ります。

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