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ナショナルトレセンU‐14前期 開催報告vol.1

2016年05月27日

ナショナルトレセンU‐14前期 開催報告vol.1

ナショナルトレセンU-14が5月26日(木)から29日(日)にかけて、全国各地で同時に開催しました。

各地域より選抜された総勢217名の選手が参加し、ナショナルトレセンコーチと各地域のトレセンスタッフの指導のもと活動を開始しました。

今回は、中日本より初日のレポートをご案内します。

事前のガイダンスでは、映像を交えながらトレセンの目的や将来の活躍のためにこの年代でこそ獲得できること、やるべきことを参加者全員が共有しました。

ピッチでのトレーニングでは、動きながらプレーするをテーマに、様々なグリッド・条件下かつプレーの質にこだわりメニューを消化していきました。

各地域より初対面の選手が集うということで、集合時は緊張の面持ちでしたが、トレーニングを通じて徐々に馴染んでいく姿が印象的でした。

中日本では、2日間のトレーニングの集大成として、最終日となる5月29日(日)にジュビロ磐田とのトレーニングマッチを控えています。

東日本(北海道・東北・関東)
会場:時之栖スポーツセンター(裾野グラウンド)

中日本(北信越・東海・関西)
会場:ヤマハリゾートつま恋(第一多目的広場)

西日本(中国・四国・九州)
会場:コカ・コーラウエストスポーツパーク

コーチコメント

池内豊 ユースサブダイレクター(JFAナショナルトレセンコーチ)
2016ナショナルトレセンU-13・14が前期5月26日から全国3ヶ所で一斉に開催されます。前期をブロック開催、後期は地域対抗戦でのナショナルトレセン開始から早いもので4年目を迎えました。今年度、前期は昨年まで4ブロック(東・中・西日本・関東)で開催していたものを3ブロック(東・中・西日本)開催に戻すかたちになりました。違う地域の選手との交流でさらにレベルアップを図る狙いがあります。

内容に関しては、昨年度同様に「ボールを奪いに行く」「ゴールを目指す」「ゴールを守る」「ボールを簡単に失わない」といったサッカーの本質を追求した中で、この年代までにサッカーの基本の徹底と質の追求をしていきます。期間中のトレーニング・ゲームではゴール前の攻防もフィニッシュの精度を高めることにも多く働き掛けていき、常に視野を広げ、選択肢を多く持つこと。守備では、個人でも組織でも意図的にボールを奪うことやゴールを守ることにも働き掛けていきます。そのためには、攻撃と守備のバランスを考えながら常にポジションをとり続けることも大切にします。

我々は、この期間中だけの活動で成果が出るとは考えていません。選手が日常でどれだけ意識を持って変えていけるかにかかっています。指導者の役割も大きく影響します。このトレセンを経験した選手の中から世界へ羽ばたいていける選手が出てくることを楽しみにしています。

選手コメント

清水和馬 選手(静岡学園中学校サッカー部/中日本U-13)
このナショナルトレセン中日本トレセンに選ばれた時、4月に参加させてもらったエリートプログラムで学んだことを活かして頑張ろうと思いました。エリートプログラムでは、動きながらボールをコントロールすること、ハードワークすること、生活面では食事を沢山摂ること、早く寝ることです。初日のトレーニングでは動きながらボールをコントロールすることが良くできました。しかし、ハードワークという部分はまだまだ足りないなと思いました。それは多分、日頃トレーニングしている自チームより、ナショナルトレセンのプレッシャーの方が格段に早く、そのスピードに慣れていなかったからだと思います。これからは限界まで走り、ナショナルトレセンでも通用するような体力をつけていきたいと思いました。

明日からのトレーニングでは、ハードワークすることを意識し、パスなどいくつかの選択肢を持った中で、積極的にゴールを狙いたいと思います。この合宿でも、エリートプログラム同様、良い経験を持ち帰り、今後の成長につなげられたらなと思います。

大橋滉太 選手(セレッソ大阪西U-15/中日本U-14)
この中日本ナショナルトレセンに選ばれて、これまで培ってきたものを試せる良い機会だという思いがありました。5月に参加したエリートプログラムのオランダ遠征では、海外の選手の早く激しいプレッシャーを経験して、それくらいプレスをかけないとボールは奪えないと気付かされました。ナショナルトレセンでは、レベルの高い選手が多いので、それを試すよい機会だと思っています。プレスをかけることで、自由にプレーさせないことを意識してあと3日間、トレーニングに励みたいと思います。

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