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ナショナルトレセン女子U-14 東日本/西日本で、JFA指導者研修会を開催
2017年12月25日
12月16日(土)、17日(日)の2日間、ナショナルトレセン女子U-14東日本(鹿島ハイツスポーツプラザ)と西日本(J-GREEN堺)にて、JFA指導者研修会を開催しました。この指導者研修会は、ナショナルトレセン女子U-14の期間中に毎年開催されているもので、この期間中のトレーニングメニューの実技講習や講義を通じて、トレセン制度の趣旨を広く伝え、指導者のレベルアップを図ることを目的としたものです。
各日、午前中はナショナルトレセン女子U-14のトレーニングの視察と講義①、午後は実技と講義②を行いました。
講義は、1日はAFC U-16女子選手権2017のJFAテクニカルスタディグループ(以下TSG)およびAFC U-19女子選手権2017のTSGから国際大会の報告、もう1日は全日本女子ユース(U-15)サッカー選手権大会・全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会のTSGによる国内大会の報告と、育成年代の全体像がトピックスとなりました。
タイトなスケジュールの中で、受講者たちはそれぞれ有意義な時間を過ごしました。
指導者コメント
山路嘉人 ナショナルトレセンコーチ(東北チーフ/東日本)
今年度は指導実践を行わず、1日コース(講義×2・実技・見学)を2日間開催しました。昨年度から1日コース型に変更しましたが、両日参加の受講者も複数おり、女子サッカーへの関心度の高さを感じる事ができました。また、女子チームの指導に携わる指導者のみならず、他のカテゴリーで指導している方々からもご参加いただきました。1日で講義が2コマ、実技、トレーニング見学と非常にタイトなスケジュールでしたが、受講者の皆さまの積極的な取り組み、また選手役として女子中学生チームのサポートもあり、非常に充実した研修会となりました。受講者の皆さまからは、「指導実践が無かったが、実技を通じてトレーニングコンセプトの共有ができた」、「各大会のTSGから発信される世界の女子サッカーのトレンドを把握できた事は有益なものだった」という感想をいただきました。また、「研修会で得た情報を、自チームのトレーニングにフィードバックすると共に、各地域の女子サッカーの普及・育成の発展に繋げていきたい」との感想から、非常に有意義な研修会になったと実感しております。
嶋田正照 ナショナルトレセンコーチ(九州チーフ/西日本)
東日本で開催のリフレッシュ研修会同様に、1日コース(講義×2・実技・見学)を2日間開催しました。昨年度から1日コース型に変更しましたが、今年度は2日間で8人の方に参加いただきました。例年は実技型と指導実践型で実施してきましたが、より多くの方々に女子サッカーの情報発信をしたいと考え、実技型2日間で実施しました。残念ながら予想を下回る参加者数ではありましたが、参加者からは講師とのコミュニケーションが取れ、非常に充実したとの声が多く聞かれました。女子チームに携わる指導者とそうでない指導者が混在しましたが、互いに情報の共有ができ、有意義な講習会になったと感じます。講習会の柱は、AFC U-19/U-16女子選手権と全日本女子ユース(U-15)・全国高等学校総合大会サッカー競技(女子)のテクニカルスタディグループの報告で、アジアの中での日本のレベルや日本女子サッカーの現在地を知ることができ、日本の育成年代の課題が明確になりました。「世界のなでしこ」を目指して、今後の日本女子サッカーの目指す方向が共有できる充実した講習会であったと感じています。
受講者コメント
関戸良則 さん(東京都/東日本 1日目)
トレーニングメニューがシンプルながらも奥深く、サッカーの本質がつまっているように感じました。講義や実技講習も大変分かりやすく、オープンマインドな姿勢でありがたかったです。守備においては、とにかく積極的にボールを奪いに行く点を強調していたことが印象的でした。今回は貴重な研修の場を与えて下さり、ありがとうございました。
若林健二 さん(埼玉県/東日本 2日目)
スタッフの皆様の細かい準備のおかげで気持ちよく受講することができました。講義、実技共に講師の方がポイントを分かりやすく伝えてくださったので、自分の指導や、指導しているチームと重ねながら研修会に参加できました。また、トレーニング見学では、コーチの皆さんの情熱や選手を育てる責任感が伝わり、見ているだけでとても参考になりました。
中西朋子 さん(和歌山県/西日本 1日目)
選手たちのトレーニングを見学してイメージしたものを実際に自分が体験してみることで、選手の立場からも指導者の立場からもブラッシュアップできたように思います。実技でもポイントを絞って整理してくださり、大変分かりやすかったです。講義の際も一方的でなく常に対話している雰囲気がありました。以前は自分の指導力の向上という点でトレセンに関わっていましたが、今は目の前の和歌山の選手たちを何とかしたいという思いが強くあります。今回の研修で学んだこと、また、他の受講者の方々と共有できたことを、現場で活かしていきたいです。
青木大輔 さん(兵庫県/西日本 2日目)
サッカーの進化、求められる要素に男女差はないということがよく理解できました。また、日常で関わりの少ないカテゴリーを見ることで、視野を広げることができました。講師の方も質問しやすく接しやすかったです。
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