ニュース
JFAナショナルトレセン女子U-14 東日本/西日本で4日間のキャンプ終了
2019年12月17日
JFAナショナルトレセン女子U-14は、活動3日目となる12月15日(日)も午前と午後、2回のトレーニングを行いました。前日に引き続き、指導者研修会の参加者が視察するなか、西日本では午前は「攻撃」、午後は「ゴール前の攻防」、GKは午前が「ブレイクアウェイ」、午後は「クロス」をテーマとしてトレーニングを行いました。
活動最終日となった16日(月)は、グループ対抗でのゲームを行いました。この3日間、ともにトレーニングに取り組んできた各グループは、日を追うごとにゲーム中の声も大きくなり、今回のナショナルトレセンの積み重ねをプレーで発揮していました。5回のトレーニングや栄養指導をはじめ、様々なレクチャー、グループ毎や地域別のミーティングなど、4日間実施してきたオン・ザ・ピッチ、オフ・ザ・ピッチの様々な活動を通じて、積み上げてきたものをゲームで発揮していました。選手たちは解散時は名残惜しい様子でしたが、互いの成長と活躍、再びピッチで会うことを約束して帰路につきました。
今回は12月14日(土)、15日(日)に指導者リフレッシュ研修会も開催され、多くの指導者が参加しました。ナショナルトレセン女子U-14の指導をピッチのすぐ近くで見学し、講義では今年行われた「AFC U-16女子選手権タイ2019」や「FIFA女子ワールドカップフランス 2019」のテクニカルスタディ―グループ(TSG)の報告を行いました。
コーチ・選手コメント
佐野佑樹 コーチ
JFAナショナルトレセン女子U-14の活動、全日程を終了することができました。「ゴールを奪う」「ボールを奪う(個のテクニック)」「ゴールへ向かう組み立て」「ボールを奪う(連携連動)」「ゴール前の攻防~クロスの対応~」の5テーマでトレーニングを実施しました。最初に「ゴールを奪う」のテーマでサッカーの本質を追求し、攻守においてゴールを意識したトレーニングとなりました。最終日のゲームは、4日間の積み上げだけでなく、「逞しさ」や「タフさ」もピッチ上で表現してくれました。
レクチャーでは、U-16日本女子代表の狩野倫久監督、U-19日本女子代表の宮本ともみコーチに各AFC大会の様子や報告を中心に話をしてもらい、選手たちは多くの刺激を受けました。同時に開催された指導者講習会では、トレーニング見学、レクチャー、実技を行い、女子の国内大会、世界大会のTSG報告や育成年代の全体像、示唆を共有できたと思います。地域スタッフの方々には、前日のシミュレーションから参加していただき、多くの皆様に支えられて今回のトレセン活動が無事に開催できましたことをこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
西原 紗矢 選手(アンジュビオレBINGO/広島県)
2日目の守備のトレーニングでは、ステップやキャッチングなどの基礎をしましたが、まだまだできていない部分があり、しっかり完璧にしたいと思いました。午後の攻撃のトレーニングでは、パスの精度が悪い場面があったので、今後改善していきたいです。3日目は、午後にクロス対応の練習をしました。私はGKなので、クロスが出るときのタイミングや構えのタイミングなどが難しかったですが、一生懸命トライすることができました。
藤本美希 選手(太陽スポーツクラブU-15/鹿児島県)
ナショナルトレセン女子U-14のトレーニングのなかで多くのことを学びました。初日は違う地域の選手とコミュニケーションを取ることが難しかったですが、自分から積極的に話しかけることでグループの仲を深めることができました。日頃は感じることのできないプレースタイルの選手が多くて自分の課題が見つかりました。守備のトレーニングでは、スピードの速い選手に対して正面に立てていなくて、シュートを簡単に打たせてしまいました。3日目には、守備で連携しながらボールを奪うときにプレスのスピードが弱く、逆サイドに展開されてしまいました。その反面、攻撃でシュートの意識を高く持ち、ラストパスに気持ちを込めて得点につなげるなど自分が通用するプレーもわかりました。自分のチームに戻ってからもこの経験を活かしてさらに成長して、来年も参加したいです。
中谷莉奈 選手(セレッソ大阪堺アカデミー/大阪府)
相手の間合い、止めるタイミング、チームで連動して奪うこと、体を張ってゴールを守ることなどを教わりました。特にファーストディフェンスに行ったときの球際、体を張ってゴールを守ることが自分にはまだまだ足りていないと感じました。世界で戦うためにはもっと強くいかなければいけないと思いました。また2日目の午後のトレーニングでは、ビルドアップのときに味方のオンで大きくアクションすること、ボールを保持している時でも常にゴールを意識することが大切だとわかりました。
3日目の午後のトレーニングではクロスの攻防をしました。攻撃は点を決めること、守備は粘り強くゴールを守ることをしないと点は決められないし、失点もしてしまうことを改めて学びました。全体を通して、周りと比べて自分にはまだまだ欠けていることが多くて、ここで負けていたら上にはいけないなと感じることができました。だからこそ誰よりも練習して、最終の目標である「なでしこジャパン」を目指してもっとやらなればいけないと思いました。
指導者研修会参加者コメント
田口敬汰 さん
トレセンから代表活動への繋がりなど、女子活動の全貌が把握できたので良かったです。また、実際に各種国際大会のTSG映像を見て、特に女子ワールドカップにおける世界各国の驚異的な進歩を感じました。2日間参加しましたが、県トレセンのスタッフと共有し、選手により良いものを提供できるようにしていきます。
関連ニュース
最新ニュース
- JFA 2024/11/21 【不服申立委員会】 2024年11月21日付 公表
- JFA 2024/11/21 【裁定委員会】 2024年11月21日付 公表
- 選手育成 2024/11/21 バイエルン・ミュンヘンへ短期留学 JFAとアディダスによる育成年代の選手を対象としたプロジェクト「育成年代応援プロジェクト JFA アディダス DREAM ROAD」~2024年度 第三弾が始動~
- 大会・試合 2024/11/21 決勝(11/23)チケット当日券の販売について 天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会 大会アンバサダー三笘 薫 選手・CFCと協働 子どもたち30名ご招待
- 選手育成 2024/11/21 2024年JFA・Fリーグ特別指定選手に3選手を認定