8日の夜は、グループワークの発表をしました。内容は、①韓国の食文化 ②韓国の観光・お土産 ③2002日韓ワールドカップ ④韓国の言葉・あいさつ ⑤韓国と日本の違い ⑥トレーニング地の木浦について の6つについて、各グループ2~4人で模造紙にまとめた内容を張り出し、みんなの前に出て説明しました。コーチからは、発表するときの注意やそれぞれの工夫、良かった点、そして調べてきたこと、発表を聞いて分かったことを積極的にこの活動に生かそうという話がありました。

9日の午前は韓国チームとの合同トレーニング（交流プログラム）、午後は木浦市内観光でした。合同トレーニングの前には、韓国語でのはい／いいえ、数の数え方を確認、ひらがなをハングルで書く勉強をして、自分で書いたハングルの名札を準備してピッチに出ました。
韓国のコーチングスタッフが用意してくれたプログラムは2つ、韓国と日本の選手がペアになってテクニックが必要な課題を1つずつクリアしていくゲームと、両国から3人ずつの6人グループのミニゲームのトーナメント戦でした。最初のゲームには田中智子選手のペアが優勝し、選手全員のサインが入ったボールを賞品としてもらいました。トーナメント戦の決勝は他の選手たちが見ている前で、斎藤理子・上田佳奈・三谷和華奈選手のグループと及川莉子・菊池まりあ・北村美羽選手のグループが対戦、及川莉子・菊池まりあ・北村美羽選手のグループが圧勝で優勝となりました。景品でもらった150個のキャンディーは優勝者から全員にプレゼントされました。
午後は木浦市内の博物館とショッピングへ。いっしょにゲームをした6人組で行動、バスの中から午前中の盛り上がりそのままににぎやかに過ごし、あっと言う間の3時間でした。
明日は木浦での活動の最終日。仲良くなった韓国の選手たちとの交流試合第2戦を行います。

コメント

新井美夕 選手（福島県：JFAアカデミー福島）
今日の午前は韓国の選手たちといっしょに合同トレーニングをしました。最初にウォーミングアップとして、韓国の選手とペアになり、バー当てやリフティングなどを協力しあってクリアしていくゲームをしました。
コミュニケーションを取るのが難しくてジェスチャーや英語で話したり、韓国語を教えてもらったり、自分たちにできることでコミュニケーションを取りました。
最後にはトーナメント戦でお菓子をかけて6対6のゲームをしました。私たちのチームは1回戦で負けてしまったけど、コミュニケーションを取って楽しくゲームが出来たので良かったです。

猿澤桃佳 選手（香川県：MOMOKO F.C）
午前に行った韓国との交流トレーニングについて思ったことが2つあります。
1つ目は言葉が通じなくてもジェスチャーで本当に伝えたいことは伝わるということです。英語が使えればもっとたくさんのことが伝わると感じました。英語の勉強をもっと頑張ろうと思います。
2つ目は喜んだり悲しんだりするところはいっしょだということです。1つ目にしたミッションクリアのトレーニングでもミニゲームでも、みんな本気で喜んでいたり悲しんでいたりしたので、国が違っても感情はいっしょなんだと改めて感じました。

森重亜衣子 選手（広島県：青崎サッカークラブ Hanako Clover’s）
今日の午後は韓国の選手たちと木浦を観光しました。木浦自然史博物館や国立海洋文化財研究所では、動物の歴史や難破船について学びました。韓国語の説明なので、英語の単語を並べたり、ジェスチャーを使って内容を理解しました。
韓国の選手たちはとてもフレンドリーですぐに仲良くなり名前も覚えてもらいました。特に大変だったのが、お土産を買う店を探す時でした。「韓国のり」をジェスチャーでも伝えられなくて困りましたが、韓国の本で何とか助かりました。
明日のゲームでは、韓国の選手は試合相手になってしまいますが、全力で戦って絶対勝ちたいです。

伊藤七海 選手（千葉県：ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-13）
今日は合同練習の後、皆で木浦観光に行きました。初めはなかなか話すことが出来なかったのですが、時間が経つうちに言葉が通じなくても英語やジェスチャーでコミュニケーションが取れるようになりました。韓国の選手たちは英語がうまくてびっくりしました。私たちももっと勉強していろいろな人とコミュニケーションが取れるようにがんばりたいです。
明日の試合では韓国の選手たちが相手になってしまいますが、フェアプレーで必ず勝ちたいです。

スケジュール