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JFAエリートプログラム女子U-14、韓国に無失点での2連勝
2015年10月14日
JFAエリートプログラム 女子U-14 トレーニングキャンプ ~JOC日韓競技力向上スポーツ交流事業~
2015年10月13日(火)キックオフ 15:45 試合時間 70分(35分ハーフ)
J-GREEN堺 S5ピッチ
U-14日本女子選抜 2-0(前半2-0、後半0-0)U-14韓国女子代表
得点
14分 三谷和華奈(U-14日本女子選抜)
28分 門脇真依(U-14日本女子選抜)
スターティングメンバー
GK:三宅紗優
DF:三谷和華奈、月東優季乃、芳本小夏、富岡千宙
MF:門脇真依、田中智子、増永朱里、今藏綾乃
FW:上田佳奈、沖野るせり
交代
HT 増永朱里 → 石田千尋
HT 今藏綾乃 → 北村美羽
HT 門脇真依 → 渡邊凛
HT 三宅紗優 → 谷口夕姫
50分 上田佳奈 → 原田采世
50分 沖野るせり → 及川莉子
55分 芳本小夏 → 寺田妃花
55分 三谷和華奈 → 井野梨音
55分 田中智子 → 宮田あすか
マッチレポート
このエリートプログラムの活動も残すところあと2日となりました。この日の午前中はクロスボールにこだわったゴール前でのトレーニングを重点的に行いました。特に、サイドからのクロスボールに対するゴール前への入り方を抽出したトレーニングをして、午後の試合に対するイメージをお互いで共有します。
そして午後は韓国との第2戦。強い風が吹くピッチでしたが、日本は風上をとって3日前の第1戦よりは落ち着いたスタートを切ります。時々不用意なパスをカットされ、危険な場面もあるものの、序盤からボールを回します。優勢に試合をすすめる日本は14分、右サイドバックの三谷和華奈選手(日テレ・メニーナ)が相手陣内中盤で相手のボールをカットし、スピードに乗った思い切りのいいドリブルで一気に相手を中央から抜き去り、ペナルティエリア内からGKの頭上を抜く技ありシュートで先制します。さらにその14分後、相手陣内中盤で相手のクリアを拾った沖野るせり選手(クラブフィールズ・リンダ)がドリブルを仕掛けて相手を引き寄せ、スペースができた左サイドに走りこんできた門脇真依選手(JFAアカデミー福島)にパス。これを門脇選手がゴールエリア付近まで運んで落ち着いて右足シュートを突き刺し、日本が2-0とリードして折り返します。
日本は、GKを含む4選手を入れ替えた後半にも多くのゴールチャンスが生まれたものの決めることができず、追加点を奪うことはできませんでしたが、2試合を無失点で連勝しました。
日韓交流の最後の夕食は両チーム揃ってのバーベキューでした。1つのテーブルに両チームの選手が座り、一緒に食事をして楽しいひと時を過ごし、次のステージでの再会を誓いました。
このエリートプログラムは、翌14日に最終日を迎え、6日間の活動を終えます。
監督・選手コメント
加藤賢二 監督
最後の試合という意識からか、試合前のウォーミングアップからやや緊張していたように感じましたが、試合が始まってみると1試合目以上にいい入り方ができたと思います。それでも決定機を作る前にDFがロングボールの処理を誤ったところからGKと相手FWが1対1になる危ない場面を迎えましたが、ここは相手のミスに救われました。このピンチから集中力を取り戻し、以降は終始主導権を握り、組織的な守備から何度も攻撃を仕掛けました。前半の2点ともに流れの中から相手の守備を崩してのゴールで、トレーニングの成果をゲームの中でしっかりと発揮することができました。1試合目の課題であったファーストコントロールの質と奪ってからの攻撃の質は改善されたとは言えないまでも多くの選手が意識していたことを感じ取ることもできました。しかし、何度も作った決定機をしっかりとゴールに繋げることと球際の強さはこれからも求めていかなければならない課題として残りました。
及川莉子 選手(FCみやぎ)
今日は韓国との2戦目がありました。私は途中から出場しましたが、改めて体格の差を感じました。ドリブルをするときやこまかいトラップもプレッシャーの速さや身体の強さなどで自分の思うようにプレーできませんでした。また、トップとして出場しながらなかなか前線でボールを収められなかったことが反省です。今回のキャンプを通して一番感じたことは、普段の練習でできていたことができないということです。自分のチームや地域では普通にできていたことや得意だと思っていたことでさえあまりできませんでした。今後は普段の練習から海外のレベルや体格の差を考え、高い意識を持ちたいです。また、体のケアも自分で判断できるようにしたいです。ナショナルトレセンやU-15のトレーニングキャンプまでに今回できなかったことを少しでもできるように練習します。
富岡千宙 選手(JFAアカデミー福島)
今回のエリートでは、韓国と2試合しました。2試合ともファーストタッチとパスの質、切り替えを素早くすることをチーム全体で意識しました。1試合目では、これらのことがうまくいかず、危ない場面がいくつかありましたが、2試合目では自分たちのほうがボールを持つ時間が長く、たくさん良いパスがつながっていたと思います。しかしまだ改善するところがたくさんあると思うので、自チームに帰ってからも意識していきたいです。個人としては、守備の場面で速い相手にも粘り強くついていくことができましたが、ボールを奪った後にすぐとられたり、ヘディングでうまく跳ね返せなかったりしたことが多くあったので、これからはそれらを特に意識して練習していきたいと思います。この最後のエリートプログラムで自分の課題がたくさん見つかったので、来年のトレーニングキャンプまでに改善し、新たに成長した姿をアピールできるように努力していきたいです。
門脇真依 選手(JFAアカデミー福島)
私はこのエリートプログラムのキャンプを通じ、韓国との試合が一番心に残っています。第1戦は相手がどんなプレーをするのかなど全くわからなかったので、もたもたしていると体格の良い韓国選手に当たり負けしてしまいました。第2戦は周りをよく見て判断を早くすることを意識しました。しかし、まだ周りが見えなかったりして簡単にボールを失うことがありましたので、これらを今後の課題にして改善できるようにしていきたいです。オフの面では韓国の選手たちとたくさん交流できて、楽しく過ごせました。オンの面ではチームでコミュニケーションを取り、韓国に勝利することができたのは良かったですが、自分自身のプレーはあまりうまくいかなくてまだまだプレーを磨いていく必要があると感じました。
スケジュール
10月9日(金) | PM | トレーニング、コミュニケーションスキル |
---|---|---|
10月10日(土) | AM 3-0 |
トレーニング ゲーム vs U-14韓国女子代表 |
10月11日(日) | AM/PM | トレーニング |
10月12日(月) | AM/PM | トレーニング |
10月13日(火) | AM 2-0 |
トレーニング ゲーム vs U-14韓国女子代表 |
10月14日(水) | AM | トレーニング |
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