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JFAアカデミー福島女子 ドイツへ短期留学

2016年03月23日

JFAアカデミー福島女子 ドイツへ短期留学

JFAアカデミー福島女子が、3月3日(木)から16日(水)の2週間、ドイツへ短期留学しました。

この短期留学の目的は大きく分けて2つあり、①女子サッカーのトップレベルであるドイツで実際にプレーをし、将来のビジョンを明確化させること②海外で生活する事も視野に入れ、プログラムで取り入れている英会話を使いながらサッカーと生活を両立させることです。

留学したのは6期生(高2)と7期生(高1)の11名で、数名ずつフランクフルトとエッセン、ケルンに分かれて活動し、それぞれのチームでブンデスリーガ1部に所属するトップの選手との練習に参加。同年代だけでなくトップの選手と一緒に練習をし、「世界基準」を肌で感じる機会となりました。

選手コメント

髙橋楓姫 選手(6期生)
今回、女子のブンデスリーガ1部で安藤梢選手が所属しているエッセンに練習参加させてもらい、初日は同年代のU-17のチームとトレーニングをし、後の4日間はトップチームでプレーをしました。トップチームでのトレーニングでは、アジリティやウエイト、練習試合などを経験することができました。トレーニングでは、必ずパス&コントロールをしました。今の日本は、パスのポゼッションサッカーだと思いますが、ドイツなど日本人よりスピード、フィジカルのある相手がポゼッションも取り入れたら怖いと感じました。しかし、日本人の俊敏性や丁寧なパス、コントロールは強みと感じました。

今回プレーして、海外の選手はサポートが遅いということもあり、海外でプレーするには、個人で打開する力も必要だと感じることができました。これから、世界と戦うためにテクニック、フィジカルの両方を鍛えていきたいと思います。今回私たちがこのような貴重な経験が出来たのは多くの方々のおかげだと心から感謝しています。

茨木美都葉 選手(6期生)
今回の留学では、女子のFCケルンU-17とトップチームの練習に5日間参加ささていただき、多くのことを学び感じることができました。 世界で戦うために1番大切だと思ったことはもっと強い体を作らなければいけないということです。日本人より身長が高く当たりが強いため、ウエイトやアジリティトレーニングの意識をもっと高めていかなければならないと思いました。今回ドイツ遠征に携わって下さった皆さんに感謝し、今後の日本サッカーに還元できるように日々頑張っていきたいと思います。

千葉菜々美 選手(7期生)
私は個人留学の期間に、フランクフルトに行きました。フランクフルトでは1.FFCフランクフルトというチームのU-17、U-19、トップの3つのカテゴリーの練習に参加させてもらいました。U-17の練習では基礎的な練習や狭いコートでのポゼッションを行いました。ドイツの選手は同じ年代の選手でも私と比べて体が大きいのにテクニックがあります。ゲームではゴールから少し距離が離れていてもドイツの選手は積極的にシュートを打っていました。これは私たちのチームに足りないことだと感じています。攻撃は点を取ることが目的なので、少し距離があっても積極的にゴールを狙うことが大切だと思いました。

U-19の練習はU-17よりもボールポゼッションの練習が多かったです。コートが狭いので相手のプレッシャーが早くなるため、ボールが来る前の準備が重要でした。また、コーチは選手に考えを聞くことが多くありました。それに対して選手たちは具体的な考えをしっかりとコーチに伝えていました。私は考えを伝えるのが得意ではないので常に自分の考えをはっきりさせながら練習をしたいと思います。

トップの練習ではコーチや選手が積極的に英語で話しかけてくれたので、たくさんの選手とコミュニケーションをとることができました。トップの選手は大人ということもあって、とても技術があってスピードもありました。海外の大人相手にどれだけ自分のプレーができるのかを知るいい機会になりました。世界の選手と闘っていくにはまだまだ技術が必要だと感じています。個々の能力を高めないとチーム戦術は意味のないものになってしまうので、代表選手を目指す上でまずは自分の技術を磨いていきたいと思います。

JFAアカデミー福島は、スポーツ振興くじ助成金を受けて実施しています。

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