ニュース
女子GKキャンプ、3日間の活動を終える
2016年08月27日
女子GKキャンプは2日目、3日目ともに晴天に恵まれました。
キャンプ2日目の25日は午前、午後とトレーニングを実施。午後のトレーニングでは、なでしこジャパンの山根恵里奈選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)が訪れ、自身がスーパー少女プロジェクト(女子GKキャンプの前身)に参加した中学生時代の話を交えながら、選手たちへ激励の言葉をかけました。また、夜のミーティングでは、リオオリンピック 女子サッカー決勝の映像を見ながら、それぞれの視点で試合の分析を行い、グループごとに分析結果の発表を行いました。
最終日となった26日は、朝から気温が高い中、選手たちはこのキャンプ最後のトレーニングを元気に取り組みました。集まった21名での時間を名残惜しみながらも、それぞれの活躍と、また再会できることを誓い合い、それぞれの帰路につきました。
GKコーチコメント
轟奈都子 ナショナルトレセンコーチ/セレッソ大阪
今回の女子GKキャンプの最初のミーティングでオン・ザ・ピッチ、オフ・ザ・ピッチの両面で「自ら考え積極的にトライすること」と「質を高めること」に取り組んでいこうと確認し、活動をスタートしました。選手たちはこのキャンプでのさまざまなプログラムに積極的に取り組み、自ら考えてトライする姿が数多く見られ、3日間の中でも選手たちの変化や成長を感じることができました。また、初日の夕食前には事前に調査していただいていた栄養調査のフィードバックと栄養についてのレクチャーを株式会社明治の栄養士の方より行っていただき、栄養の重要性や選手たち自身の現状を知ることができました。
そして、2日目午後のトレーニング前にはなでしこジャパンの山根選手がグラウンドに来て選手たちを激励し、その後のトレーニング中には山根選手自らトレーニングしている選手やスタッフの水の補給などをしてくれて、選手たちにとってはとても大きな刺激になったのではないかと思います。選手たちには、このキャンプで学んだことや感じたこと、気づいたことを今後の成長につなげていけるように、日々高い意識と強い意志を持って取り組み続けてもらいたいと願っています。今回のキャンプにご協力いただいた関係者の皆さまに感謝申し上げます。
宇津江智保 桐生第一高等学校
数年前に参加させていただいた時よりも、選手たちのプレーの質、取り組む姿勢、知識や考え方など、ピッチ内外ともにレベルアップしていると感じました。また、世界レベルで戦っていくことの意識が、より根付いてきたことも感じました。上のカテゴリーの世界での活躍が、下の年代の選手たちにより良い影響を与えていることを実感しています。3日間で様々なことを学び、また、横のつながりを深め、充実した表情でキャンプを終えた選手たちが、今後互いに良い刺激を与え合い、切磋琢磨して、更に成長をしていってくれることを期待しています。今回学ばせていただいたことを地域や県に持ち帰り、女子GKの普及・育成・強化に繋げられるよう、精一杯指導をしていきたいと思います。
選手コメント
小笠原梨紗 選手(日テレ・メニーナ・セリアス)
最終日のトレーニングはクロスでした。クロスでは、高い位置でボールを取ることができました。しかし、ボールの落下地点に早く入りすぎてボールに対してパワーを持っていくことができませんでした。今日見つけた課題をこれからの自チームでのトレーニングで改善していきたいと思います。今回のキャンプでは、自分の長所である、大きい声でのコーチングや常に準備することなどをしっかり出すことができました。また、スタッフの方々や他の選手からたくさんのことを吸収することができました。この経験を活かし、あらゆる面で成長していきたいです。
大場朱羽 選手(JFAアカデミー福島)
私はこのキャンプを通して学んだことが2つあります。1つ目は、基礎の大切さを改めて感じました。どのプレーも基礎が中心になっていて、1本のパスでチャンスになったり、ピンチになったりします。なので、毎日の練習から意識を変えていきたいです。2つ目は、オフの場面での過ごし方についてです。練習だけでなく、食事や睡眠もサッカー選手にとって大切になってきます。良いコンディションを保つにはバランスの取れた食事と8時間以上の睡眠が必要となることを、初日の栄養レクチャーで学びました。これからは、このキャンプで学んだことを活かし、オンもオフも今よりレベルアップしていきたいです。
小野未織 選手(名古屋フットボールクラブ)
私のこのキャンプでの目標は、どんどんチャレンジをすることでした。1日目、最初のトレーニングで行ったフィジカル測定では、左で投げたり蹴ったりすることが苦手だと改めて感じました。夜は栄養士の方から栄養のバランスについて教えてもらいました。そこでは、食事のバランスの大切さを知りました。2日目午前のトレーニングでは、1回、2回とミスをしてしまい、焦って自分のプレーができなく、とても悔しい想いをしました。しかし午後のトレーニングでは、気持ちを取り直してプレーをすることができ、しっかり自分のプレーをし、目標であるチャレンジすることもできました。3日目は、けがでトレーニングは参加できませんでしたが、仲間のサポートをしたり、見て勉強をしたりしました。この3日間でチャレンジをたくさんし、注意されたことを次に活かすことができました。またこのGKキャンプに選ばれた時は、今回チャレンジしたことをマスターしてプレーをしたいです。
スケジュール
8月24日(水) | PM | トレーニング |
---|---|---|
8月25日(木) | AM/PM | トレーニング |
8月26日(金) | AM | トレーニング |
※スケジュールは、チームのコンディション等により急きょ変更する場合があります。
最新ニュース
- 選手育成 2024/11/21 バイエルン・ミュンヘンへ短期留学 JFAとアディダスによる育成年代の選手を対象としたプロジェクト「育成年代応援プロジェクト JFA アディダス DREAM ROAD」~2024年度 第三弾が始動~
- 大会・試合 2024/11/21 決勝(11/23)チケット当日券の販売について 天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会 大会アンバサダー三笘 薫 選手・CFCと協働 子どもたち30名ご招待
- 選手育成 2024/11/21 2024年JFA・Fリーグ特別指定選手に3選手を認定
- 指導者 2024/11/21 2025年度 JFA 女性指導者Bライセンススキルアップ研修会 開催要項~2025年度Aジェネラルライセンス受講に向けた準備コース~
- 日本代表 2024/11/21 2025 SheBelieves Cupに参加が決定 なでしこジャパン(日本女子代表)