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U-15日本女子選抜、キャンプ3日目を終える
2016年10月04日
10月1日(土)にスタートしたU-15 日本女子選抜の活動も3日(月)に3日目を迎えました。
本格的なトレーニングがスタートした2日目。3つのグループに分かれ、「守備」、「ポゼッション」をテーマに午前、午後と2回のトレーニングを行ったほか、夜にはなでしこジャパンの高倉麻子監督からレクチャーを受けました。自身が指揮を執ったU-17日本女子代表が前回のFIFA U-17女子ワールドカップコスタリカで優勝を果たした話を交えながら、これから世界の舞台を目指す選手たちにとって何が大切かを伝えました。
続く3日目も午前・午後の2回のトレーニングを行いました。天気が崩れ、途中雨足が強まる場面もありましたが、「ゴール前の攻防」、「クロスからの攻防」をテーマに選手たちは全力のプレーをピッチで見せました。また、夜に行ったミーティングでは、大部由美コーチから「なでしこジャパンを目指すことはどういうことか」のレクチャーがあり、この先の目標に向けて、今どう行動するかを改めて考える時間となりました。
4日(火)の最終日は、このキャンプの集大成となるゲームを行います。
コーチ・選手コメント
利光ちはる コーチ(ナショナルトレセンコーチ/カティオーラフットボールクラブ)
「いつでも100%で取り組もう」という目標のもと、日常ではないハイプレッシャー、判断力とそのスピード、そして疲労との闘いの中で2日間4回のトレーニングを終えました。選手はボールを奪うことの大切さ、攻守においてボール状況でのポジショニングとテクニックの質の重要性を獲得できていたと思います。私自身はコーチングにおいて、積み上げの重要性と提示するタイミングとその量を再確認できました。今後は、高倉監督からの「うまくなるのは自分」というメッセージを胸に、この非日常を日常に変えるために、「努力を積み上げて」いければと思います。
新田萌夏 選手(ヴィスポさやま)
2日目、私はふたつの目標を立てて練習に取り組みました。それは、最後まで諦めないことと、自分の力を出し切ることです。ですが、納得いくプレーがあまりできませんでした。ボールを受けてからパスまでの判断が遅く、相手に取られてしまうことがたくさんあったので、改善していきたいです。守備は攻撃をするための大切な役割なので、最後まで諦めないで粘り強く相手にプレッシャーをかけ続けることが大事だと改めてわかりました。また、みんなのプレーを見ながら、自分には何が足りなくて何が必要なのかを考えて取り組んでいきたいです。残りのトレーニングを大切に、ひとつひとつのプレーを精一杯全力でやり切ろうと思います。
原田えな 選手(日テレ・メニーナ)
2日目の練習では、守備を中心に行いました。私は普段、FWやサイドハーフをやるので、あまり守備が得意ではありません。けれど、午前の練習を通して、守備に行く時のポイントをいくつか教わり、何度か相手からボールを奪うことができました。午後の練習では、ポゼッション形式で練習をし、午前の練習の守備のポイントなどを意識して行いました。ただ、切り替えのところがまだ足りていないので、今後も切り替えのところも意識して取り組んでいきたいです。そして、夜には、なでしこジャパンとU-20日本女子代表の高倉監督がレクチャーをしてくださり、とても良い経験になりました。この経験をこの時だけで終わらせず、これからの日々の生活やサッカーで活かしていきたいです。
大澤春花 選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-15)
2日目の午前は「守備」をテーマにトレーニングしました。1対1でやった相手との距離感を意識し、相手がボールを離れたところに体を入れてマイボールにするということは人数が増えた中でも、カバーの位置などを細かく修正しながら取り組めました。午後は「ポゼッション」をテーマにトレーニングしました。相手をよく見て、オフの関わりを増やし、優先順位を意識しながら取り組むことができました。3日目は「ゴール前の攻防」をテーマにトレーニングしました。2日目にやったことを復習しながら、攻守において相手よりも先にボールを触ること、コミュニケーションを取り合い、自分のマークに責任を持つことを意識して取り組むことができました。
スケジュール
10月1日(土) | PM | トレーニング、レクチャー、ミーティング |
---|---|---|
10月2日(日) | AM PM |
トレーニング トレーニング、レクチャー、ミーティング |
10月3日(月) | AM PM |
トレーニング トレーニング、レクチャー |
10月4日(火) | AM | トレーニング |
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。